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2021年03月08日
 株式会社リコー(山下 良則社長)は、新事業創出に向けたプログラム「TRIBUS 2020」において、同社の社内チームが、現実空間に全方位映像を映し出すことのできる投影装置を開発した。これは、装置の真下から上に向けて光を投射し、独自開発の特殊な回転スクリーンに当たった光の残像で立体化させた映像(以下、立体映像)を表示させるもの。現在実用化に向けて開発を進めており、現時点では、人の頭のサイズ(直径200mm 高さ250mm)で立体映像のカラー動画表示を実現している。これまでは、特殊な眼鏡や、専用のヘッドセットを通して立体映像を見るものが大半だったが、今回の装置では、全方位から裸眼で立体映像を見ることが可能になる。  同投影技術による立体映像の認知度拡大と市場性の検証をするため、まずはデジタルサイネージ用途で、2021年3 月から「WARPE」 (ワープイー)ブランドとして、ビジネスパートナーを募り、市場探索を開始する。 装置イメージ図 投影イメージ  コロナ禍でEC 化が急速に進み、小売店やショールーム、展示会などのリアルな場所では、集客力向上のための新たな価値の創出が課題となっている。このような状況を受け、リアルの場所は、物を展示・販売するだけの場から、デジタルと融合した“体験を提供する場”への急速な変化が求められている。リコーが今回開発した装置は、世界的に急増している仮想空間の三次元デジタルコンテンツを、現実の世界に同化するかのように立体投影し、顧客とコミュニケーションをすることで、新たな体験価値を提供し、ワクワクできる場所へと進化させることに寄与する。  同投影装置は、装置の真下から上に向けて光を投射し、独自開発の特殊な回転スクリーンに当たった光の残像で立体映像を表示させる体積走査型の投影装置。これにより、全方位から立体映像を見ることが可能。開発に当たっては、三次元酔いを起こさずに、現実空間に実在するような完全立体表示を実現することにこだわった。映像は現時点で約3.7 億ボクセル(三次元像を構成する画素の数)のカラー動画立体表示を実現している。(参考:フルハイビジョンの平面映像では二次元像を構成する画素の数は約207 万画素)  今後、2021 年度中に試作機による実証実験や試験的な稼働を始め、2022 年度中の実用化を目指す。さらに将来的には、働く場における立体映像によるリモート会議や立体構造物のシミュレーションやモデリング支援、教育分野における立体構造把握支援、エンターテインメント、家庭用バーチャルアシスタントなど、幅広い用途で、デジタルコンテンツを使ったコミュニケーションの高度化に貢献していく。  なお、同システムで投影した映像や、公開イベントは、以下サイトにおいて順次知らせる。 WARPE ブランドサイト:https://warpe.ricoh Facebook サイト:https://www.facebook.com/WARPE.JP/ ■関連リンク 社内起業家とスタートアップを支援する事業共創プログラム「TRIBUS 2020」のウェブサイト http://accelerator.ricoh/ ≫ニュース全文を読む

2021年02月24日
 凸版印刷株式会社(東京都千代田区、麿 秀晴社長)は、「価値あるパッケージ」で、よりよい社会と心豊かで快適な生活に貢献する「TOPPAN S-VALUE™ Packaging」を掲げ、「ちきゅう」に価値ある「サステナブル バリュー パッケージ™」を提供している。  このたび凸版印刷は、「サステナブル バリュー パッケージ™」が提供するラインアップの一つとして、プラスチック射出成形において、超臨界流体(*)の活用と当社独自の成形技術を組み合わせることにより、成形するプラスチックの厚みを従来よりも約30%薄くすることが可能な「超薄肉射出成形容器」を開発した。2020年2月24日より食品メーカーやトイレタリーメーカーに向けたサンプル提供を開始する。  同技術は、溶融樹脂に超臨界流体を溶解させることで、プラスチック樹脂を射出成形金型の隅々まで効率よく行き渡らせる技術。これまで射出成形において成形が難しかった0.35mm厚までの成形が可能となるため、大幅にプラスチック使用量を削減することが可能となった。また、流動性が向上することで、成形自体が困難だった生分解性樹脂やバイオマスポリエチレンなどの環境対応樹脂にも対応可能。  本製品は2021年2月24日(水)から26日(金)に開催される「TOKYO PACK 2021-東京国際包装展-」(会場:東京ビッグサイト)の凸版印刷ブース(南1ホール・小間番号S1-12)に展示する。 * 超臨界流体について 物質の温度と圧力が臨界点を超えた時の状態で、気体と液体の両方の性質を持っている。 「超薄肉射出成形容器」のサンプル © Toppan Printing Co., Ltd. ■ 開発の背景  SDGs(持続可能な開発目標)など、世界規模で環境配慮や省資源化推進の機運が高まり、また世界的な課題となっている「廃棄プラスチックによる海洋汚染問題」を受け、環境負荷を低減するパッケージに注目が集まっている。  射出成形容器のプラスチック樹脂の使用量削減は、成形の際に最低限の厚みが必要であることや、量産性と耐久性、コストを含め大きな課題があった。また、一般的に薄肉が必要とされる容器にはシート成形技術が有利とされていたが、こちらも射出成形品ほど自由な設計ができないという課題があった。  このたび凸版印刷は、超臨界流体を用いた射出成形技術を開発し、従来の射出成形の厚みの限界を超えて、シート成形品に近い厚みで成形することが可能となり、形状や設計の自由度も確保しつつ、薄肉、軽量化を実現した。 ■ 「超薄肉射出成形容器」の特長 ・プラスチック使用量30%削減  超臨界流体の活用と当社独自の成形技術を組み合わせることにより、通常の射出成形品の厚み(0.5mm)を約30%薄くすることが可能な成形技術を確立し、0.35mmまでの薄肉化を可能とした。薄肉化により、プラスチック使用量を約30%まで削減することが可能。 ・強度を保ったままの薄肉化を実現  新たな成形技術の確立により、従来の強度を保ったまま、シート成形の厚みに近い肉厚設定が可能になった。設計の自由度も確保しているため、丸型、角型など、用途に合わせてさまざまな形状に対応可能。 ・環境対応樹脂の活用が可能  金型内部において、射出された樹脂の流動性が向上するため、従来流動性が悪く成形が困難だった生分解性樹脂やバイオマスポリエチレンなどの環境対応樹脂でも射出成形が可能。 ・CO2排出量を削減 成形に使用する樹脂量が減るため、樹脂の製造時に発生するCO2排出量を削減。今回試作したマーガリン容器の場合には、製造時のCO2排出量が約20%削減された。 従来の射出成型技術のサンプル 「超薄肉射出成形容器」のサンプル ■ 今後の目標  凸版印刷は、同技術を食品メーカーやトイレタリーメーカーなどに拡販し、2025年度までに関連事業を含めて約10億円の売上を目指す。  また今後、「価値あるパッケージ」で、よりよい社会と心豊かで快適な生活に貢献する「TOPPAN S-VALUE™ Packaging」を掲げ、お客の事業成長と持続可能な社会の実現に貢献する。 ≫ニュース全文を読む

2021年02月19日
  凸版印刷株式会社(東京都千代田区、麿 秀晴社長)は、「価値あるパッケージ」で、よりよい社会と心豊かで快適な生活に貢献する「TOPPAN S-VALUE™ Packaging」を掲げ、「ちきゅう」に価値ある「サステナブル バリュー パッケージ™」を提供している。  このたび、「サステナブル バリュー パッケージ™」のラインアップの1つとして、油性バイオマスインキと水性パックニスの組み合わせで製造方法を確立した環境対応オフセット印刷「エコラスター™」を開発した。主に紙器印刷で使用されているUV印刷と同等のリードタイムで製造することができ、従来の油性印刷と比べ、生産性が大幅に向上する。原材料には植物由来のバイオマスインキ(メタリックインキ除く)を使用しているため、バイオマスマークと植物油インキマークの付与が可能。また、今回の印刷技術は、UVランプを未使用で、植物由来のバイオマスインキを使用しているため、一般のUVオフセット印刷と比較して、インキの原料由来と印刷工程を合わせてCO2排出量を約34%削減する。  なお、本製品は2021年2月24日(水)から26日(金)に開催される「TOKYO PACK 2021-東京国際包装展-」(会場:東京ビッグサイト)の凸版印刷ブース(南1ホール・小間番号S1-12)に展示する。 環境対応オフセット印刷「エコラスター™」のイメージ © Toppan Printing Co., Ltd. ■ 開発の背景  油性インキは色域が広く色再現性に優れていることは広く知られているが、これまでの油性印刷では、製造リードタイムが長く生産性が落ちるという課題があり、一般のオフセット印刷時は、製造リードタイムを大幅に短縮できる速乾性の高いUV印刷が主流となっていた。  今回凸版印刷は、これらの課題を解決すべく、新たに採用した材料と製造方法により、油性バイオマスインキと水性パックニスを組み合わせた環境対応オフセット印刷「エコラスター™」を開発した。この技術により、UV印刷と同等のリードタイムで製造することができ、生産性が大幅に向上する。 ■ 環境対応オフセット印刷「エコラスター™」の特長 ・CO2排出量削減と植物由来の素材使用による環境負荷低減  UVランプを使用せずに印刷するため、一般のUVオフセット印刷と比較してインキの原料由来と印刷工程でのCO2排出量を約34%削減することが可能。また、メタリックインキ以外は油性バイオマスインキを使用しているため、バイオマスマークと植物油インキマークが付与できる。 ・生産効率を大幅に向上  油性バイオマスインキと水性パックニスの組み合わせにより、油性印刷の課題であった製造リードタイムを大幅に削減し、生産効率向上を実現する。 ・UV枚葉印刷並みの再現性と物性  色域が広く、色再現性に優れた油性インキを使用している。また、UV硬化型材料を使用せずに、UV印刷時と同等のグロス感を実現でき、インキ表面の滑り性と耐摩擦性も有する。 ■ 今後の目標  凸版印刷はパッケージ製品の高機能化を推進し、食品や日用品などのパッケージ市場に、「環境対応オフセット印刷」を拡販。2022年度に関連受注も含め約100億円の売上を目指す。凸版印刷は、「価値あるパッケージ」で、よりよい社会と心豊かで快適な生活に貢献する。 ≫ニュース全文を読む

2021年02月19日
 凸版印刷株式会社(東京都千代田区、麿 秀晴社長)は、「価値あるパッケージ」で、よりよい社会と心豊かで快適な生活に貢献する「TOPPAN S-VALUE™ Packaging」を掲げ、「ひと」に価値ある「スマートライフ バリュー パッケージ™」を提供している。  このたび、「スマートライフ バリュー パッケージ™」のラインアップの1つとして、抗ウイルス・抗菌効果を持つパッケージ「ウイルスイーパー™」 フィルムタイプを開発しました。スタンディングパウチやピロー包装などの軟包装パッケージの表面に付着したウイルスの数を、著しく減少させることが可能。  「ウイルスイーパー™」 フィルムタイプは、凸版印刷が独自に開発した印刷・塗工技術を活用し、ISO21702に定められた試験方法に準拠したウイルスを減少する性能を実現、抗ウイルス加工に関するSIAA(抗菌製品技術協議会)認証を取得した。2021年3月よりサンプル出荷を開始する。  また、2020年10月に開発した抗ウイルス・抗菌加工の「ウイルスイーパー™」 カートンタイプもSIAA認証を同時に取得し、フィルムタイプとともに抗ウイルス・抗菌効果を持つパッケージブランド「ウイルスイーパー™」シリーズとして販売を開始する。  なお、本製品は2021年2月24日(水)から26日(金)に開催される「TOKYO PACK 2021-東京国際包装展-」(会場:東京ビッグサイト)の凸版印刷ブース(南1ホール・小間番号S1-12)に展示する。 (左)「ウイルスイーパー™」フィルムタイプ、(右)「ウイルスイーパー™」カートンタイプのイメージ © Toppan Printing Co., Ltd. 「ウイルスイーパー™」フィルムタイプのSIAA認証マーク ■ 開発の背景  新型コロナウイルスの感染拡大により消費者の安全意識が向上しているなか、非接触環境や抗ウイルス仕様の製品を求める声が多くなっている。  凸版印刷は、消費者に安全で安心な商品を提供するため、独自の印刷・塗工のノウハウを組み合わせ、抗ウイルス効果を持たせる加工技術を開発し、建装材用化粧シートに採用しました。この技術をパッケージに応用し、2020年10月に、表面に付着したウイルスが減少する性能を有する紙製パッケージを国内で初めて開発。そのカートンタイプに続き、今回フィルムタイプにも抗ウイルス・抗菌両方の性能を付与する技術を確立し、「ウイルスイーパー™」シリーズとして、ラインアップを拡充した。 ■ 同製品の特長 ・抗ウイルス・抗菌性能を有した安全なパッケージ  SIAA(抗菌製品技術協議会)が定めた抗ウイルス・抗菌性能を有することで、特定のウイルスや菌の増殖を抑え、著しく減少させることが可能。 ・従来のパッケージと同等の耐傷性  通常工程で抗ウイルス効果を付与できるので、製造工程を変更することなく加工を施すことができる。凸版印刷の印刷・塗工技術を活用し、従来のパッケージと同等の耐傷性を有したまま、抗ウイルス・抗菌性を付与することを実現した。 ■ SIAA認証について  SIAA(抗菌製品技術協議会)は、適正で安心できる抗菌・防カビ加工製品の普及を目的として、抗菌剤・防カビ剤および抗菌・防カビ加工製品のメーカーや抗菌試験機関によって結成された団体。SIAAは、ガイドラインに基づいて品質管理された製品に対してSIAA認証を与え、マーク表示を認めている。 ■ 今後の目標  凸版印刷はパッケージ製品の高機能化を推進し、食品や日用品などのパッケージ市場に、抗ウイルス性能を有する紙製パッケージを拡販。2022年度に関連受注も含め約100億円の売上を目指す。 また今後、抗ウイルスや抗菌の性能を、さまざまな製品に付与した商品開発を行い、高まりを見せる抗ウイルスニーズに対応する。 ≫ニュース全文を読む

2021年02月18日
 共同印刷株式会社(東京都文京区、藤森康彰社長)は、内容物の残存量にかかわらず自立でき、ボトル容器との比較で石油由来樹脂の使用量を重量比で最大75%削減(下表参照)した「ボトル代替フィルム包材」を開発した。2 月24日から東京ビッグサイトで開催される「TOKYO PACK 2021-2021 東京国際包装展-」へ参考出品する。  プラスチック包装材は、製品の安全性や品質維持に貢献し、私たちの健康と豊かな生活を支えている。一方で、ワンウェイプラスチックである包装材の過剰な使用は、地球環境保全の観点から抑制していく必要がある。 このたび、軟包装やチューブなど各種プラスチック包装材の供給者として脱プラスチック課題へ真摯に取り組み、持続可能な社会の構築に貢献するため、「ボトル代替フィルム包材」を開発した。ボトル容器との比較でプラスチック使用量を削減し、さらに使用プラスチックの一部を持続可能資源に置き替えることで、石油由来樹脂の使用量を重量比で最大75%削減した。  ボトル代替フィルム包材には、熱を加えると柔らかくなり、冷えると硬くなる特長がある。そのため、ホット充填※の場合は、充填工程における効率的な保形が可能。薄肉だが剛性がある包材で内容物が減っても倒れず、ボトルの代替用包材に適している。また、用途に合わせて各種形状に加工でき、食品・非食品を問わず幅広い業界で使える。なお、原反はロール形状で納品するため、容器形状時との比較で、輸送・保管時の包装資材削減に加え輸送効率面におけるCO2 の削減効果も見込める。  今後も同社は、環境対応パッケージの開発に取り組み、製品ライフサイクルを通じたサーキュラー・エコノミー(循環型経済)の実現をめざしていく。なお、同品は、2 月24 日から26 日まで東京ビッグサイトで開催される「TOKYO PACK2021 -2021 東京国際包装展-Tokyo International Packaging Exhibition 2021」へ参考出品する(同社ブース:W1‐05[西1 ホール])。 ※ホット充填: 高温の内容物を容器に充填・密封し、冷却する充填方式 ≫ニュース全文を読む

2021年02月17日
凸版印刷株式会社(東京都千代田区、麿 秀晴社長)は、「価値あるパッケージ」で、よりよい社会と心豊かで快適な生活に貢献する「TOPPAN S-VALUE™ Packaging」を掲げ、「ひと」に価値ある「スマートライフ バリュー パッケージ™」を提供している。  このたび、「スマートライフ バリュー パッケージTM」で提供するラインアップの1つとして、電子レンジ用発熱シート「サセプター®」の加熱効果をアップした新グレード「カリっとサセプター™」を開発した。電子レンジ調理商品を取り扱う食品業界や流通業界などに向け、2021年2月から販売を開始している。  「サセプター®」は、アルミニウムの薄膜をPETフィルムに蒸着し、薄紙と貼り合わせた発熱シートです。電子レンジで使用するとマイクロ波を吸収し、誘導加熱の原理によって表面を約200℃で加熱することができる。火を使用せずに、短時間で食材に熱を通し、こんがりとした焼き色をつけられることが特長。  今回開発した「カリっとサセプター™」はベースとなる紙に厚紙を使用することにより、最高到達温度が従来の「サセプター®」よりも約20℃高めることができるため、電子レンジ加熱の効果を向上することが可能。従来の薄紙仕様サセプターと比較して、より「カリっと」したクリスピー感を味わえ、加熱調理する食品のおいしさを際立たせる。 同製品は、2021年2月24日(水)~26日(金)まで開催される「2021東京国際包装展」(会場:東京ビッグサイト)のトッパンブースにて展示する。 「カリっとサセプター™」のイメージ ■ 開発の背景 新型コロナウイルス感染拡大の影響により外出の機会が減り、家で過ごす時間が増えるなど、人々の生活スタイルは大きく変化している。「巣ごもり消費」という新しいトレンドが生まれるなか、電子レンジで調理ができる商品のニーズが高まっている。凸版印刷は1980年代より電子レンジ用発熱シート「サセプター®」の販売を開始し、食品メーカーに採用されている。近年、電子レンジで調理する商品の種類が増えことで、より高い加熱効果を求められるようになった。この課題に対し、「サセプター®」表面の最高到達温度を高めた「カリっとサセプター™」を開発した。 ■ 「カリっとサセプター™」の特長 ・電子レンジ加熱効果アップで時短調理を実現 クリスピー感、焼き目付けなどが今までの薄紙仕様の「サセプター®」と比較してさらに向上。加熱調理した食品のおいしさが際立ちます。また、発熱シートを厚紙に貼り合わせた積層構成の工夫により、最高到達温度が薄紙よりも20℃程度高くなるため、調理時間が短縮できる。 ・自由な形状設計が可能 板紙全面にサセプターフィルムを直接貼っているため、形状・形態を使用する商品に応じて自由に設計することが可能。さまざまな形の商品に使用できる。 ■ 今後の展開 凸版印刷は、「カリっとサセプター™」を電子レンジ調理する商品を取り扱う加工食品・冷凍食品業界や、流通、電子レンジ調理器具メーカーを中心に拡販し、2022年に5億円の売上を目指す。 ≫ニュース全文を読む

2021年02月16日
 共同印刷株式会社(東京都文京区、藤森康彰社長)は、スクイーズしやすい外殻と、内容物の減り具合に応じて収縮する内袋を備えた二重構造のボトルを開発した。2 月24 日から東京ビッグサイトで開催される「TOKYOPACK 2021-2021 東京国際包装展-」へ参考出品する。  同社は、2019 年に共同クレハブローボトル株式会社(茨城県小美玉市、土屋博明社長)を設立し、中容量・大容量のブローボトルを製造している。このたび、ラインアップ拡充の一環として鮮度保持効果の高い二重構造ボトルを開発した。 同品は独自の多層樹脂構成(特許出願済)により、容器の形状を保持しつつスクイーズしやすい外殻と、内容物の減少に伴って収縮する内袋を有する二重構造のボトル。逆止弁機能を持つキャップとの組み合わせで、内容物の吐出時に生じる容器内への空気の逆流を抑えた。これにより内容物が外気に触れず、酸化や乾燥による劣化を防いで鮮度保持効果を発揮するだけなく、ボトルを傾けた際の意図せぬ吐出を抑止する。 また、内容物は内袋の収縮によって常に吐出口付近に充填された状態となるため、一回スクイーズするだけで簡単に適量を吐出でき、使用感の向上が見込める。なお、外殻には剛性があるため、内容物が減っても自立するなど、従来のボトルと同様の取り扱いが可能。  今後、同社は、この二重構造ボトルを、多様な業界へ展開すべく取り組み、生活・産業資材系事業のさらなる発展に努める。 なお、同品は、2 月24 日から26 日まで東京ビッグサイトで開催される「TOKYO PACK 2021 -2021 東京国際包装展- Tokyo International Packaging Exhibition 2021」へ参考出品する(当社ブース:W1‐05 [西1 ホール])。 使用イメージ 内容物減少に伴い内袋が収縮する様子 ≫ニュース全文を読む

2021年02月16日
 凸版印刷株式会社(東京都千代田区、麿 秀晴社長)は、高精度のくずし字AI-OCRを搭載し、古文書・古典籍をオンライン上で簡単に解読できるシステム「ふみのはゼミ」を開発した。 授業やイベントでの活用を想定したグループワーク支援機能により、歴史的資料のデジタルアーカイブ化を推進するとともに、コロナ禍における学習・研究の拡大に貢献する。 「ふみのはゼミ」を活用した共同解読作業のイメージ  同サービスは、凸版印刷が2015年から研究・実証試験を行ってきたくずし字OCRをさらに発展させ、凸版印刷総合研究所が開発したAI-OCRの導入による文字認識精度の向上および、グループワーク支援機能や、解読効率を向上させるためのさまざまなノウハウが結集したシステム。パソコンやタブレットなどのブラウザ上で動作し、複数人での同時解読作業が可能になる。  AI-OCR導入により、90%以上の高い精度で文字認識が可能となり、2019年度には大学共同利用機関法人人間文化研究機構 国文学研究資料館(東京都立川市 ロバート キャンベル館長、以下 国文学研究資料館)との実証試験を実施。また、慶應義塾大学と実験授業を行い、システムの改良に努めてきました。2020年度には、慶應義塾大学をはじめとする4大学にて、オンライン授業内での演習用システムとしての活用を試験的に開始。教育機関や研究機関などでの利用を想定した機能のさらなる充実化を進めている。 ■ 開発の背景  江戸時代以前に使用されていた「くずし字」は現代人には難読となってしまい、当時の記録・文献を解読する際の大きな障壁になっている。また、近年、大規模災害による資料アーカイブ手法の見直しや、資料の経年劣化や専門家の減少による文化継承の危機的状況などから、歴史的資料をデジタルデータとして保存することが求められている。  これらのニーズを解決する新たな手法として、凸版印刷は2015年より国文学研究資料館との共同研究により、くずし字OCR技術の開発・実証を重ねてきた。  今回開発した、くずし字解読支援システム「ふみのはゼミ」は、くずし字で書かれた歴史的資料が容易に読める環境を実現。また、オンライン上でのグループワークを可能にしたことで、コロナ禍における学習・研究等にも活用できる。 ■ くずし字解読支援システム「ふみのはゼミ」の特長 ・グループワーク用の支援ツール機能搭載  参加者が編集している箇所をリアルタイムで表示し、編集結果を即時反映する画面共有機能や、参加者同士で自由に交流できるチャット機能のほかに、解読した文字や単語に対して質問やコメントをつけることが可能。講師への質問や、参加者同士の交流をスムーズに行うことができ、授業や各種イベント・ワークショップなどの活性化を促進する。また、授業やイベントでの利用を想定した、開始・終了の制御、採点機能なども搭載している。 他の参加者が編集している箇所をリアルタイムで表示 (『伊勢物語』 印刷博物館所蔵) ・最新のくずし字AI-OCRを搭載  解読済みの古文書・古典籍から字形を採集し、くずし字の形をAIに学習させることにより、AI-OCRを生成した。「ふみのはゼミ」の画面上で、解読したい範囲を指定するだけで、AIが学習した大量の画像から、文字の区切り位置も含めて解読する。 くずし字AI-OCR導入のイメージ ・目視と自動処理の併用による精度向上  目視による解読と、AI-OCRによる文字認識の協調作業により、高い精度での解読を実現します。初心者から上級者まで練度に応じた方法で使用できる。  また、目視による入力・校正の結果をAI-OCRへ再学習させることで、AI-OCRの精度は向上していく。 目視と自動処理のダブルチェックイメージ ・オンライン辞書・事典サイト「ジャパンナレッジLib」と連携  「ジャパンナレッジLib」が提供するオンライン辞書・辞典の検索APIと連携し、「ふみのはゼミ」からジャパンナレッジの辞書を検索することが可能。文字を読むだけではなく、用例や背景を調べることにより、内容の理解を促進する。また、調べた用語を画面内にメモとして記録するクリップ機能を搭載している。 「ジャパンナレッジLib」公式ホームページ https://japanknowledge.com/library/  ※ジャパンナレッジ連携サービスの利用には別途「ジャパンナレッジLib」の契約が必要。 「ジャパンナレッジLib」連携機能の検索結果イメージ ・既存のコンテンツとシステムの有効活用  所蔵資料の画像をもとに、独自の学習コンテンツの作成が可能です。また、既存の地域資料を利用したワークショップや翻刻会等の開催が容易になり、貴重史料の保全・解読活動を活性化する。  「ふみのはゼミ」はIIIF形式に対応しているため、IIIF形式で公開されている資料は、簡単な操作で解読を開始できる。 ■ 「くずし字OCR」技術について  OCR(Optical Character Recognition)とは光学文字認識のことで、文書画像に含まれる文字を読み取り、テキストデータに変換するソフトウェアの総称。凸版印刷では2013年からさまざまな文献に対して、高い精度のテキストデータを提供する「高精度全文テキスト化サービス」を展開している。このサービスで確立したテキストデータ化技術のシステム基盤を応用し、くずし字OCRの研究・開発を進めてきた。  2015年にリリースした解読したテキストと原本画像を同時に表示できる「ふみのはビューア」は、早稲田大学演劇博物館をはじめ、多くの機関に導入されている。 ■ 価格 【授業でのご利用】 10万円~/半期(教育機関に限定し、週1回のご利用を想定) 【ワークショップ・イベント等でのご利用】 20万円~/1回 【翻刻会等でのご利用】 7万円~/月額  ※ご利用されるデータ容量や人数・利用形態によって価格は上下する。詳細は「ふみのは」の公式ホームページをご覧ください。  ※お客が所蔵する資料から「ふみのはゼミ」で使用するデータを当社で作成する場合には、別途料金がかかる。  ※講師やイベントスタッフの派遣、オペレーショントレーニング、機材貸与、イベントの企画等、には別途料金がかかる。  ※料金は税別。 ■ 今後の展開  同サービスは教育機関、博物館・資料館、地方自治体などへ向け販売を開始し、2021年9月までに一般利用に向けての開発を進めるとともに、2023年までに関連事業を含め、約10億円の売上を目指す。  また、凸版印刷は同サービスをはじめ、全国各地に眠る貴重な歴史的資料の研究・活用の支援に取り組んでいく。 ≫ニュース全文を読む

2021年02月16日
大日本印刷株式会社(DNP,北島義斉社長)は、食品や日用品などの用途に使用できる、単一素材(モノマテリアル)で構成したリサイクルしやすいフィルムパッケージを2018年から開発・提供している。今回DNPは、食品などの内容物充填後にボイル殺菌・レトルト殺菌となどの加熱殺菌処理をしても酸素や水蒸気などに対するバリア性を保持する「DNPモノマテリアル包材 PPボイル・レトルト仕様」を開発した。 ■「DNPモノマテリアル包材 PPボイル・レトルト仕様」の特長 •これまで培ってきたDNP独自のコンバーティング技術*1を活かして、酸素や水蒸気などに対するバリア性を保持し、内容物の長期保存に適したモノマテリアルのパッケージ。 •ポリプロピレン(PP)の単一素材で構成されているため、リサイクル適性が向上し、パッケージの製造、廃棄工程でのCO2排出量や廃棄物量の削減を実現する。 •充填後のボイル殺菌(100℃以内の湯煎)、レトルト殺菌(100℃度を超える加圧加熱殺菌)に対応する。従来のモノマテリアル包材は、加熱殺菌処理後のバリア性に課題があったが、「DNP透明蒸着フィルム IB-FILM」の透明蒸着技術を応用することで、殺菌処理後もバリア性を維持できるパッケージを開発した。 •「袋タイプ」と「プラスチック容器用の蓋タイプ」のラインアップがある。調理済みのスープ、惣菜、味付けライスなどのレトルト食品ペットフード、フルーツやゼリーなどの加熱殺菌処理が必要なプラスチック容器用の蓋など、幅広い用途で利用できる。 •欧州の軟包装業界で循環型経済を推進するコンソーシアム「A Circular Economy For Flexible Packaging (CEFLEX)」のガイドラインに準拠した設計ができる。 •製造は、DNPグループとして品質保証体制を構築しているDNPインドネシアやDNPベトナムでも可能で、グローバルな市場に対応していく。 ■開発の背景と国内外の市場でのニーズについて 海洋プラスチックごみ汚染問題をきっかけのひとつとして、使用後のプラスチックを資源として再利用するリサイクルの取り組みが全世界で加速している。特に、グローバルに活動を展開するコンソーシアムや企業などは、パッケージを一定以上もしくは100%リサイクル可能または再利用可能にするといった環境方針や宣言などを発信している。また、内容物の長期保存や調理時間の短縮などへのニーズも高く、特に水分・油分を多く含む調理済み食品やレトルト食品、ペットフードなどの需要が伸長しています。こうした商品は、充填後の高温加熱殺菌処理が必要であり、従来のモノマテリアルパッケージでは処理後のバリア性や内容物の保存性に課題があった。 この課題に対してDNPは今回、グローバルに事業を展開する企業を中心に環境に配慮したパッケージへのニーズが高まっていることを受けて、国内・海外の市場に向けて「DNPモノマテリアル包材 PPボイル・レトルト仕様」を開発した。 ■DNPの製品・サービス開発の取り組み DNPは、独自の「P&I」(印刷と情報)の強みとパートナーの強みを掛け合わせて、社会課題を解決するとともに、人々の期待に応える新しい価値の創出に取り組んでいる。特に、2020年3月に「DNPグループ環境ビジョン2050」を策定し、新しい価値の創出による「脱炭素社会」「循環型社会」「自然共生社会」の実現を目指している。 人々の暮らしに身近なパッケージ事業については、環境配慮に努め循環型社会を目指す「DNP環境配慮パッケージング GREEN PACKAGING」、使いやすさと自分らしさを叶え生活の質の向上に貢献する「DNP生活向上パッケージング LIFE PACKAGING」、機能や生産技術の工夫により最適なモノづくりを追求する「DNP最適追求パッケージング FINE PACKAGING」のブランドを展開している。 ■今後の展開 今後も高度なコンバーティング技術を活かして、バリア性や耐熱性、耐久性などを高めた製品ラインアップを拡充し、プラスチック使用量やCO2排出量の削減に向けた製品・サービスの開発に努めていく。 なお、2月24日(水)~26日(金)に、東京ビッグサイトで開催される予定の「TOKYO PACK 2021(2021東京国際包装展)」のDNPブースと、同時にDNPのWebサイトにて開設する「TOKYO PACK 2021 DNPオンライン展示会」にて、同製品・サービスを紹介する。 *TOKYO PACK 2021の公式サイトはこちら : https://www.tokyo-pack.jp/ *DNPオンライン展示会はこちら : https://www.dnp.co.jp/biz/eventseminar/event/10159019_1594.html *1 コンバーティング技術 : 材料の形を変えたり、複合したりする材料加工技術。DNPは、製膜、コーティング、ラミネート、蒸着、賦型、転写、切断・研磨、製袋・成型・製本など、紙やフィルムなどの素材の加工技術を磨いてきた。 ≫ニュース全文を読む

2021年02月16日
 凸版印刷株式会社(東京都千代田区、麿 秀晴社長)は「価値あるパッケージ」でよりよい社会と心豊かで快適な生活に貢献する「TOPPAN S-VALUE™ Packaging」を掲げ、「しゃかい」に価値ある「ソーシャル バリュー パッケージ™」を提供している。「ソーシャル バリュー パッケージ™」で提供するラインアップの1つとして、2016年より、軟包装分野で小ロット多品種生産に最適なパッケージを提供する「トッパンFP(Flexible Package)デジタルソリューション」を展開している。  このたび、汎用のラミネーション機械で加工でき、レトルト対応製品に使用可能な、強密着接着剤「TOPMER™(トップマー)」を開発した。これまでのレトルト用途に加え、ボイル殺菌や電子レンジ加熱にも対応できるようになった。デジタル印刷パッケージの活用範囲が広がり、生活者の多様化するニーズに対応した高付加価値商品の提供が可能となる。  なお、同製品は2021年2月24日(水)から26日(金)に開催される「TOKYO PACK 2021-東京国際包装展-」(会場:東京ビッグサイト)の凸版印刷ブース(南1ホール・小間番号S1-12)に出展する。 新開発した強密着接着剤「TOPMER™」によりレトルト・ボイル・電子レンジ対応が可能になった製品サンプル © Toppan Printing Co., Ltd  軟包材を用いた商品パッケージの製造は、コスト面などから専用の機械を用いた大量生産が一般的だ。しかし、近年における生活者のライフスタイルの多様化などにより、商品に対する市場のニーズが多角化しており、店頭で他社の類似商品と差別化するためにも、商品の顔となるパッケージに求められる役割が増加している。これらの課題に対し、凸版印刷は軟包装分野で小ロット・多品種生産に最適なパッケージを提供する「トッパンFPデジタルソリューション」を展開してきた。  特に近年のコロナウイルス感染拡大の影響による消費者意識の変化を背景に、巣籠もり消費により内食・中食市場は堅調に伸長し、「簡便・即食」ニーズはさらに高まっている。  凸版印刷では、汎用のラミネーション機で加工できる強密着接着剤「TOPMER™」を開発。この接着剤の開発によりレトルト用途以外にも従来対応できなかったボイル殺菌や電子レンジ加熱用途にもデジタル印刷の活用を実現した。 ■ 同製品の特長 ・小ロットでレトルト、ボイル、電子レンジパッケージにオリジナル印刷展開が可能 これまで小ロットのため既成の無地袋にラベル貼りで対応していた商品でも、デジタル印刷によって小ロットでオリジナル印刷展開が可能になった。デジタル印刷を使うことでラベル貼りの手間を軽減し、人手不足の課題解決に貢献する。 ・デジタル印刷で長時間レトルト殺菌とボイル殺菌に対応、耐熱性・耐水性が向上 130度×30分のレトルト殺菌に対応。耐熱性・耐水性が向上したことで、レトルト殺菌用途以外にもボイル殺菌や電子レンジ加熱にもデジタル印刷の使用が可能となった。 ・製版不要のため、複数デザインのパッケージ製造が可能 従来の軟包装印刷は製版が必要な大量生産向けの印刷が一般的でしたが、デジタル印刷は製版が不要のため、複数デザインのパッケージを展開できる。 ・情報加工技術を応用し、グラビア印刷と同等の印刷品質を実現 デジタル印刷でありながら、従来培ってきた情報加工技術を応用することで、店頭効果の高い印刷再現を可能にし、グラビア印刷と同等の品質を実現した。 ・小ロット多品種生産により幅広い用途に活用可能 商品の小ロット展開はもちろん、テストマーケティングや数量限定パッケージなど、幅広い用途に活用できる。 ・環境に配慮したパッケージを展開 小ロットから対応が可能なことから、必要なものを必要なときに必要な分だけ生産でき、余分な在庫を作らず、廃棄ロス削減にもつながる環境に配慮したソリューションとして展開が可能。 レトルト対応デジタルプリントの紹介サイト https://www.toppan.co.jp/solution/service/digitalprint/pac/ ■ 今後の展開 同製品は2021年2月24日から食品やトイレタリー、化粧品業界などの国内市場に向け提供を開始し、2022年に約5億円の売上を目指す。 ≫ニュース全文を読む