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2018年10月26日
凸版印刷(東京都千代田区、金子眞吾社長)は、国内で初めて、カードの基材となるプラスチックをカラー化することで、カード側面までカラフルな高意匠クレジットカード「カラーコアカード」を開発した。2018年11月より本格的な提供を開始する。  同製品は、基材となるプラスチックを直接着色することで、側面も含め一体感のあるカラー化を実現するクレジットカード。カードの表面と側面で一体感をもたせた表現ができ、デザインの可能性が広がる。また、同製品は販売開始に先立ち、ヤフー株式会社の子会社であるワイジェイカード株式会社が発行する「Yahoo! JAPANカード」で採用、2018年11月より提供が開始される予定。  なお同製品は、2018年10月25日(木)から26日(金)まで開催中の「FIT2018 金融国際情報技術展」(会場:東京国際フォーラム)の凸版印刷ブース(小間番号:EB08)にて展示している。 「カラーコアカード」のサンプル カード側面に着色があり 財布に入れた際にも目立つデザインを実現 ©Toppan Printing Co., Ltd.  昨今、電子決済など多様な決済方法が拡がりをみせるなか、クレジットカードの利用者獲得競争が激化し、カード発行企業にとっては、利用者からメインカードとして選ばれるための魅力あるカードづくりが求められている。電子マネー機能の搭載、ポイント還元や優遇サービスなどの特典の付与など、他社との差別化を行う動きが加速する一方、カード素材や券面デザインの違いによる差別化が一般的となり、より高いデザイン性へのニーズが増加している。  このニーズに応えるため、凸版印刷はカラフルな基材を用いることでカード側面までカラー化。一般的な白い基材のカードと一目で区別でき、高いデザイン性を可能にするクレジットカード「カラーコアカード」を開発した。 ■ 同製品の特長 ・多様なカラーバリエーション 基本カラーとして赤、青、ピンク、緑、金、銀の6色をラインアップ。さらにブランドカラーなど要望に応じた指定色への対応も可能。 ・高いデザイン性 カード表面や裏面、側面を同じ色で統一することで一体感のある高いデザイン性を実現できる。 ・クレジットカード向け仕様に準拠 磁気カードおよび接触型ICカード(※キャッシュカードは除く)に対応し、JIS規格に準拠。従来のクレジットカードと同様、券面を印刷した後工程でのエンボスや箔押しなどの加工も可能。 ■ 価格 従来の白いプラスチック基材のカードと比較して、約1割増しになる。 (※ 10万枚発注の場合。価格は仕様や数量により異なる。) ■ 今後の目標  凸版印刷は同製品を金融・流通・エンターテインメント業界といった幅広い業界へ拡販、2019年度に関連受注を含め約3億円の売上を目指す。 さらに今後は、キャッシュカードなど他用途向けの開発を進めるとともに、凸版印刷の持つオリジナルのカード加工技術を組み合わせ、さまざまなデザイン性の高いカードの提案を行っていく。 ≫ニュース全文を読む

2018年10月25日
大日本印刷(DNP、北島義斉社長)は、スマートフォンなどのチャットやテレビ電話の機能を使って、オンラインによる診療や特定保健指導を支援するアプリケーション(アプリ)「DNP遠隔診療支援サービス ホスピタルリンク」を開発した。 近年、生活習慣病に起因する医療費の増加、社員の心身の不調による欠勤や長期休暇などが大きな社会課題となっている。国の制度である健康診断が浸透している一方、生活習慣病やメタボリックシンドロームへの対策である特定保健指導の実施率は低く、さらなる改善が求められている。平成30年度の厚生労働省の制度改定によって保険者のインセンティブ強化が図られ、今後は多くの企業や健康保険組合で、特定保健指導の実施率の公表を意識して、取り組みが強化される見込み。 こうした課題に対してDNPは今回、企業や健康保険組合向けに健康維持・疾病予防・重症化予防をサポートする健康支援アプリ「ホスピタルリンク」を開発しました。当アプリは、利用者が複数のアプリを組み合わせて使用することなく、健康者には継続したヘルスデータ管理を、要治療者にはオンライン診療を一つのアプリで機能を切り替えて使い分けることができる便利なアプリ。企業や健康保険組合は健康診断を起点にしてこのアプリを配布することで、疾病予防や重症化予防に役立てることができる。 「ホスピタルリンク」はすでに、健康診断事業者大手の一般財団法人日本予防医学協会(本部:東京 代表理事:神代雅晴氏)が実施する企業や健康保険組合の特定保健指導で採用されている。 【「DNP遠隔診療支援サービス ホスピタルリンク」について】 •自分自身によるチェックや指導による疾病の早期発見に加え、治療中の患者に対する医師のオンラインサポートなどが可能です。スマートフォン等のチャットやテレビ電話の機能などICT(Information and Communication Technology:情報通信技術)を用いた新しい保健指導を提供する。 •利用者は、自分のスマートフォンやタブレット端末に「ホスピタルリンク」のアプリをダウンロードすることで、いつでもどこでも利用できる。 •定期的に体重と血圧を「ホスピタルリンク」に入力することで、利用者の日常の健康管理を行う。 •利用者はスマートフォンなどで通知を受けることによって、いつでもどこでも管理栄養士や医師とコミュニケーションすることができる。 •管理栄養士がチャットによって、利用者一人ひとりに合わせた生活指導サービスを行う。また、「ホスピタルリンク」で利用者が予約を行い、医師がテレビ電話によって利用者の顔を見ながら特定保健指導を行う。 •企業が保有する社員情報をアプリに登録しておくことで、利用者は初期登録を簡略化できる。また、チャットメッセージの一斉配信機能など、管理栄養士の業務負荷の軽減にも配慮している。 •クレジットカード決済機能を搭載しており、オプション検査などで利用者に費用が発生する場合などに対応できる。 •同アプリは、顧客企業などの膨大な重要情報を安全・安心(セキュア)に取り扱ってきたDNPの情報セキュリティの技術・ノウハウに基づいて設計されている。 【価格】 価格は、対象者数や期間など提供するサービス形態で変動するので、個別に見積りする。 【今後の展開】 DNPは「ホスピタルリンク」のサービスを企業や健康保険組合に向けて提供し、2020年度に年間15億円の売上を目指す。 なお、本年10月30日(火)にマイドームおおさか(大阪府大阪市)と11月20日(火)にプリズムホール(東京都文京区)で開催される「データヘルス・予防サービス見本市2018」のDNPと日本予防医学協会との共同出展ブースにて「ホスピタルリンク」を紹介する。 ≫ニュース全文を読む

2018年10月17日
 凸版印刷(東京都千代田区、金子眞吾社長)は、VRを活用したロボットの遠隔操作用途に向け、ライトフィールド技術を用いた新しいヘッドマウントディスプレイモジュール「TransRay™(トランスレイ)」と、3Dセンサーで撮影された3次元シーンをライトフィールド情報へ、リアルタイムに変換する描画エンジンを開発した。協業先や研究パートナーの探索のため、研究開発向けモジュールと描画エンジンの提供を2019年3月より開始する予定。  「TransRay」は、ヘッドマウントディスプレイ特有の酔いや疲労の軽減効果が期待され、長時間使用が想定される工場や医療現場での活用の可能性を広げる。さらに、「TransRay」の効果検証として、大阪大学大学院医学部 感覚機能形成学教室 不二門尚教授との共同研究において医学的な効果が証明された。  なお、「TransRay」を活用したロボット遠隔操作のデモ、およびモックアップの展示を2018年10月17日(水)から21日(日)に開催される国際的なロボットの競技会と展示会「World Robot Summit 2018」(会場:東京ビッグサイト)の凸版印刷ブース(東6 ホール E-06)で実施する。 「TransRay」のモックアップ(左)、利用イメージ(右) © Toppan Printing Co., Ltd. ■ 開発の背景  近年、VR やMR(Mixed Reality、複合現実)といった、仮想空間を扱う技術を活用したゲームやアトラクションなどが普及し、ヘッドマウントディスプレイも盛んに使用されている。VR 関連のヘッドセットの出荷台数は、2020 年に3500万台、2022年には7000万台近くになると見込まれている。  さらに「インダストリー4.0」が提唱され、製造分野での生産性や安全性の向上が求められるなか、ロボットや建機などを遠隔操作するニーズも高まっている。仮想空間と現実空間を相互にリンクさせるサイバーフィジカルシステムとして、ヘッドマウントディスプレイの産業用途への応用が期待されている。  しかしながら、従来のヘッドマウントディスプレイは、VR映像を視聴した際に、特有の酔いや疲労を引き起こし、長時間の利用ができないという問題点が指摘されている。  人間が立体を視認する際は、両眼視差による奥行き知覚と単眼のピント調節による奥行き知覚の両方を統合して認識しています。従来のヘッドマウントディスプレイでは、両眼視差による奥行き知覚のみ対応し、ピント調整による奥行き知覚には対応できていないことから、両方の視覚特性の間で差異が発生し、これが酔いや疲労の大きな要因の一つになっている。(図1) (図1):従来のヘッドマウントディスプレイの場合 © Toppan Printing Co., Ltd.  今回、凸版印刷は単眼のピント調節による奥行き知覚にも対応したヘッドマウントディスプレイモジュールを開発することで、この問題の解決に道を拓いた。ライトフィールド技術を活用し、画像表示装置と画像処理を組み合わせ、ピント調節の情報を伝達できる特殊なディスプレイを実現。対象空間の光線情報をリアルタイムに表示することでピント調節による奥行き知覚に対応できるようにした。これにより、自然な見え方に近くなり、酔いや疲労の軽減に期待ができる。(図2) (図2):今回開発された「TransRay」の場合 © Toppan Printing Co., Ltd.  さらに大阪大学大学院医学部 感覚機能形成学教室 不二門 尚教授と凸版印刷の共同研究によって、「TransRay」を使用した場合、従来のヘッドマウントディスプレイでは反応しなかったピントの調節機能が両眼視差と連動して反応し、さらに単眼においてもピントの調節反応が出るということが医学的に証明された。 ■ 今後の目標  凸版印刷は、ロボットや建機メーカーをはじめとした連携先を募り協業を図りながら「TransRay」の研究開発を進めます。各種センサーとの連動やセンサーからの情報の可視化、AIとの連携など、より効率的なロボット遠隔操作の実現に向けた開発を行い、2020年度の実用化を目指す。 ≫ニュース全文を読む

2018年10月03日
大日本印刷(DNP)とNTTコミュニケーションズ(NTT Com)は、店頭でお客が発言した内容や行動、属性に合わせて、AIが商品を勧めたり、質問に対して回答したりできる次世代SP(セールスプロモーション)ツール(SPツール)を開発した。両社は新たな顧客体験の提供に向けて、実店舗導入のための実証実験を2019年3月までに行う。 1.概要 SPツールは実店舗の売場でお客の属性や行動、発言に合わせて、店員に代わってAIが自動で商品を勧める接客ツール。DNPが長年にわたり流通・小売業の販促支援で培ってきた売場の演出ノウハウと来店者の動きを捉えるセンシング技術に、NTT Comの対話型自然言語解析AIエンジン「Communication Engine “COTOHA® Virtual Assistant” 」(以下 COTOHA VA)※を組み合わせたソリューション。 2.特長 一人ひとりのお客さまに応じた会話や対応で、あたかも本当の店員から接客を受けているかのような自然な応対を実現する。 (1) お客のアクションに反応し、自然な会話での接客がスタート お客が商品台上の商品を手にとると、センサーが反応して商品台が光り、テキストや音声での「会話」が始まる。 (2) 一人ひとりに合った接客がデジタルで可能 センシングカメラでお客の属性を認識すると同時に、会話の内容やお客の行動に応じて、AIを使って一人ひとりの嗜好に合った商品紹介や質問への回答などの接客をデジタルで行う。 (3) 会話に合わせて「店員」の口が動く!商品台が光る! 会話の内容はチャット形式でディスプレーに表示されるだけでなく、印刷された「バーチャル店員」の口が動いて音声が流れる。また、会話に合わせてお勧め商品の台部分が光るなど、高いアイキャッチ効果で店舗のプロモーションや販売促進に貢献する。 AIで接客できる次世代SPツール 3.今後の展開 DNPとNTT Comは今後、実店舗にSPツールを提供し、お客への販売促進効果などの効果検証を2019年3月までに実施する。また、SPツールを通じて利用者が得られる顧客体験をより良いものに改善していくとともに、企業のマーケティングや販売支援に活用していく。 4.出展情報 2018年10月4日、5日に開催する「NTT Communications Forum 2018」にて、SPツールのデモを出展予定。実際にAIが香水販売の接客を行う様子を体感できる。 会期:2018年10月4日(木) 9:30~18:00(9:00受付開始) 2018年10月5日(金) 9:30~18:00(9:00受付開始)    (3日(水) 17:00よりメディアプレビューを行う) 会場:ザ・プリンス パークタワー東京 URL:https://www.ntt.com/business/go-event.html ≫ニュース全文を読む

2018年10月02日
凸版印刷(東京都千代田区、金子眞吾社長)は、世界トップシェアの透明蒸着バリアフィルムブランドの「GL BARRIER」を展開している。  このたび「GL BARRIER」シリーズの1つである「GL FILM」において、優れた酸素バリア性と水蒸気バリア性を持つと同時に高湿度下でもバリア性能を保持できるOPP(二軸延伸ポリプロピレン)フィルム「GL-LP(ジーエルエルピー)」を日本で初めて開発した。国内外の菓子・食品メーカーに向け、2018年12月より販売を開始し、2020年に関連受注を含め約20億円の売上を目指す。  「GL-LP」は、従来は実現できなかった、水蒸気バリア性を持ちながらも温度や湿度の影響をほとんど受けない性質を持つOOP基材のバリアフィルム。また、高湿度下においても高い酸素バリア性を有している。 なお同製品は、2018年10月2日(火)から5日(金)まで開催される「TOKYO PACK 2018 - 2018東京国際包装展 -」(会場:東京ビッグサイト)の凸版印刷ブース(東2ホール・小間番号2-42)にて展示する。 GL-LP © Toppan Printing Co., Ltd. ■ 開発の背景  フードロス問題や生活者の「食の安全」意識の高まりを受け、おもに菓子・食品分野で使用されているOPPを基材とした軽包装フィルム市場は堅調な伸びを見せており、その市場規模は2017年現在で約250億円(当社調べ)と推計されている。また近年、欧州を中心に社会課題となっている廃棄プラスチック問題を受け、環境負荷を低減するパッケージにも注目が集まっている。  しかしながら、現状のOPP基材のバリアフィルムは、温度や湿度の影響を受けてバリア性能が低下するという課題があり、1年を通じて安定したバリア性能を発揮し内容物の鮮度を保持できるバリアフィルムが求められていた。  凸版印刷はこれらの課題に対応するため、約30年にわたり透明蒸着バリアフィルムの世界トップメーカーとして培ってきた蒸着技術とコーティング技術を応用し、温度や湿度によるバリア性能の低下を抑えた軽包装向けバリアフィルムの開発に日本で初めて成功した。 ■ 「GL-LP」の特長 ・優れた酸素バリア性と水蒸気バリア性 従来のOPP基材のバリアフィルムでは、温度や湿度の影響を受けてバリア性能が低下してしまうという課題があった。GL-LPでは、水蒸気バリア性と温湿度依存性を向上させると同時に、高湿度下においても従来のOPP基材のバリアフィルムと比較して高い酸素バリア性を実現しました。これにより、内容物の鮮度を保持しやすくなり、フードロス削減にも寄与する。 ・高い視認性・商品訴求力 透明なフィルムを使用しているため、視認性が高く、商品訴求力の向上が可能。 ・パッケージのリサイクル推進「モノマテリアル化」にも対応 菓子などの軽包装には、内容物との接触層にCPP(無延伸ポリプロピレン)フィルムを用いることが多くある。OPP基材を使用した本製品と組み合わせることで、パッケージのリサイクルを推進する取り組みの一つである、リサイクルに適した単一素材で構成する「モノマテリアル化」への対応が可能となり、環境負荷低減に貢献する。 ■ 今後の目標  凸版印刷は本製品を菓子・食品メーカーに向けて拡販していく。 ≫ニュース全文を読む

2018年10月02日
凸版印刷(東京都千代田区、金子眞吾社長)は、注ぎ口と充填口を分離させ、持ちやすさと注ぎやすさを実現した手のひら(PALM)に収まるサイズの詰め替え用スタンディングパウチ「PALM POUCH(パームパウチ)」を開発した。主に化粧品業界やトイレタリー業界に向け、2018年11月からサンプル出荷を開始、2019年3月より販売を開始する。「PALM POUCH」を含めた詰め替え用スタンディングパウチで関連受注を含め2020年度に約10億円の売上を目指す。  同製品は、充填口をパウチ上部に、注ぎ口をパウチ裏面の中央部に配置した新しい形状のスタンディングパウチ。従来の詰め替え用スタンディングパウチは、注ぎ口と充填口がパウチ上部に並列しているものが一般的で、詰め替え時の安定を図るために注ぎ口に口栓などのプラスチックパーツを付けるなどの工夫が必要とされていた。今回開発した同製品では、注ぎ口をパウチ裏面の中央部に配置し充填口と分離させた新しい構造を採用することで、持ちやすさと注ぎやすさが向上した。また、必要資源の削減により環境負荷低減に貢献する。  なお同製品は、2018年10月2日(火)から5日(金)にかけて開催される「2018東京国際包装展」(会場:東京ビッグサイト)の凸版印刷ブース(東2ホール・小間番号2-42)にて展示される。 「PALM POUCH」のイメージ 表面 ■ 開発の背景 環境配慮や省資源の観点から、トイレタリー業界のシャンプーや洗剤などを中心に詰め替え用スタンディングパウチ市場は拡大しており、その市場規模は約250億円(当社調べ)と推計されている。しかし、従来品では「注ぎ口が開きにくい」、「持ちにくさから詰め替え時に液がこぼれてしまう」などの課題が出ていた。 これらの課題を受けて凸版印刷では、従来の詰め替え用スタンディングパウチとは異なる、充填口をパウチ上部に注ぎ口をパウチ裏面の中央部に配置した新形状の製品を開発しました。注ぎ口をパウチの中央に配置することで、詰め替え時に内溶液が流入しやすくなり、注ぎ口が開口しやすくなる。さらに、詰め替える容器への差し込みやすさも向上させた。また、パウチ幅の短縮で持ちやすく詰め替えが容易になり、プラスチックパーツの削減により、省資源化を実現している。 ■ 「PALM POUCH」の特長 ・詰め替え時の持ちやすさが向上 従来の詰め替え用スタンディングパウチは、注ぎ口と充填口を上部に並列して配置するためパウチの幅を広く設計しなければならなかった。同製品は充填口をパウチ上部、注ぎ口を裏面の中央に分離した形状にすることで、パウチ幅を短縮。片手でも持ちやすいサイズを実現した。 ・詰め替え時の安定性が向上 注ぎ口をパウチの中央に配置し、詰め替え時に注ぎ口が開口しやすくなった。また、詰め替えるボトルなどの容器に差し込んだ後のぐらつきを抑えられるため、最後まで安定して詰め替えることができる。 ・石油由来資源の使用量削減で環境負荷を削減 プラスチックパーツ付きスタンディングパウチと比較して石油由来資源の使用量が少なく、環境負荷を低減する。また、再商品化委託料を約5%削減できる。 ■ 価格 従来のプラスチックパーツ付きスタンディングパウチと比較し、約10%の低価格化を実現した。 ■ 今後の目標 凸版印刷は「PALM POUCH」を含めた詰め替え用スタンディングパウチを化粧品業界やトイレタリー業界に向けて拡販する。 ≫ニュース全文を読む

2018年10月02日
 凸版印刷(東京都千代田区、金子眞吾社長)は、水性印刷と無溶剤ラミネーションの技術を組み合わせ、環境負荷を大幅に低減する環境配慮型包材を開発した。レトルト食品向けや高い機能性が求められる医療・医薬品向けに2018年11月からサンプル出荷を実施、2019年2月より本格販売を開始し、2020年度に関連受注を含め約20億円の売上を目指す。  同製品は、水性インキを使用する印刷(以下 水性印刷)と、有機溶剤を使用しないラミネーション(以下 無溶剤ラミネーション)を組み合わせて環境負荷を大幅に低減した包材。凸版印刷が長年培ってきた環境負荷低減を実現するパッケージ製造技術により、従来の油性印刷で有機溶剤を含むドライラミネーション方式の製品と比較してCO2排出量を約20%以上、VOC(揮発性有機化合物)使用量を約80%以上、それぞれ削減した。  なお同製品は、2018年10月2日(火)から5日(金)まで開催される「TOKYO PACK 2018 -2018東京国際包装展 -」(会場:東京ビッグサイト)の凸版印刷ブース(東2ホール・小間番号2-42)にて展示される。 レトルト食品や医療・医薬品にも展開できる ■ 開発の背景  2020年以降の温室効果ガス排出削減などの新たな国際的枠組みであるパリ協定の発効や、SDGs(持続可能な開発目標)への関心が高まり、世界規模での環境配慮や省資源化推進の機運が高まる中、包装材料にもCO2の排出量削減など環境対応の要望が増加している。  水性印刷は環境適性に優れるため、菓子などの軽包装用途として広く採用されている。一方で、耐熱性に課題があり、レトルト対応パウチなどの高温殺菌を行う商品ではこれまで使用されていなかった。  凸版印刷ではこのたび、製造設備と材料の技術開発により水性印刷と無溶剤ラミネーションを組み合わせることで、環境適性に優れると同時に耐熱性・低溶出性と高い耐内容物性を兼ね備えたパウチを実現した。 ■同製品の特長 ・VOC使用量の削減 水性印刷と無溶剤ラミネーションはそれぞれ有機溶剤を使用しないため、油性印刷で有機溶剤を含むラミネーション方式の製品と比べ、VOC使用量が約80%以上削減される。 ・CO2排出量の削減 有機溶剤を使用しないことで溶剤回収の設備が不要となり、CO2排出量が約20%以上削減できる。 ・高い耐内容物性を保持 環境負荷低減包材でありながら、高い耐内容物性を保持。アルコールや香料濃度の高い内容物や、強アルカリ性の内容物も包装が可能。また、高温加熱殺菌時の接着剤由来の溶出物を抑え、香り・風味を損なわない。 ■ 価格 従来の包材と同等の価格を実現した。 ■ 今後の目標 凸版印刷では、水性印刷および無溶剤ラミネーション技術を食品業界にとどまらず、医療・医薬品などの高機能性や環境適性が求められる業界にも展開を進めていく。 ≫ニュース全文を読む

2018年10月01日
 凸版印刷(東京都千代田区、金子眞吾社長)は、バリア紙パック「EP-PAK(イーピーパック)」で、清酒や焼酎などのアルコール飲料に含まれる香気成分の容器への吸着を低減し、風味を常温で長期間保持できる「低吸着EP-PAK(イーピーパック)」を開発した。2018年12月より酒類業界向けに販売を開始し、2020年度に約3億円の売上を目指す。  「EP-PAK」は凸版印刷が開発した口栓付き液体用紙製容器で、内容物の保護性に優れ、常温での長期保存が可能。清酒や焼酎などの飲料はもちろん、業務用ヘアケア剤やカー用品など、幅広い分野での採用実績がある。  今回開発した新製品「低吸着EP-PAK」は、容器と内容物の接触層に凸版印刷の独自技術により開発した低吸着性能により風味を保持できる内装フィルムを使用することで、アルコール飲料に含まれる香気成分の残存率の向上を実現した。これにより、清酒や焼酎などの独特の香りを楽しむ飲料において、その風味をさらに長期間保持することが可能になった。  なお、同製品は、2018年10月2日(火)から5日(金)まで開催される「TOKYO PACK 2018 - 2018東京国際包装展 -」(会場:東京ビッグサイト)の凸版印刷ブース(東2ホール・小間番号2-42)にて展示する。 低吸着EP-PAK(左)と、低吸着EP-PAKの層構成 © Toppan Printing Co., Ltd. ■ 開発の背景  企業の社会的責任における環境配慮への関心は年々高まっており、事業活動における環境負荷の低減は企業が取り組まなければならない最重要課題の一つとして位置づけられている。そのような社会環境の中、製品の一部となるパッケージにも、内容物の鮮度保持や長期保存性などの機能はもちろん、省資源や環境適性などが求められている。  凸版印刷のバリア紙パック「EP-PAK」は、このようなニーズに応えた製品として、常温での長期保存を必要とする製品に幅広く採用されている。  今回、従来の「EP-PAK」の特長はそのままに、内容物の風味をさらに長期間保持できる新製品を開発。プレミアム清酒市場の拡大に貢献する。 ■ 「低吸着EP-PAK」の特長 ・風味を長期間キープ 凸版印刷が独自に開発した低吸着性能により風味を保持できる内装フィルムを使用することで、香気成分の残存率が従来の「EP-PAK」と比較して約20%向上。さらなる風味の長期間保持を実現した。 ・既設の生産ラインに導入が可能 新規での生産設備導入はもちろん、既設の充填成型機の部分改造も可能なため、既存製品からの切り替えも容易。 ■ 今後の目標  凸版印刷は今後、同製品を清酒や焼酎などの酒類業界を中心に拡販していく。 ≫ニュース全文を読む

2018年10月01日
  凸版印刷(東京都千代田区、金子眞吾社長)は2016年より、軟包装分野で小ロット多品種生産に最適なパッケージを提供する「トッパンFPデジタルソリューション」を展開している。  凸版印刷はこのたび、これまでデジタル印刷に対応したパッケージでは実現困難とされていたレトルト殺菌対応のパウチ包材を国内で初めて開発。2018年10月から国内市場に向け提供を開始し、2019年に約3億円の売上を目指す。  同製品はデジタル印刷に対応したパッケージにおいて、凸版印刷がこれまで培ってきた材料技術やコンバーティング技術に、HP Inc.(本社:米国カリフォルニア州パロアルト、以下 HP)のコンバーティング技術である「HP Indigo Pack Ready Coating」を組み合わせることで、レトルト殺菌が可能なパウチ包材の開発に成功した。流通・メーカー企業は、同製品を導入することにより、生活者の多様化するニーズに対応した高付加価値商品の提供が可能になる。  なお同製品は、2018年10月2日(火)から5日(金)まで開催される「TOKYO PACK 2018 - 2018東京国際包装展 -」(会場:東京ビッグサイト)の凸版印刷ブース(東2ホール・小間番号2-42)にて展示する。 「HP Indigo Pack Ready Coating」を用いて生産した製品サンプル © Toppan Printing Co., Ltd ■ 開発の背景  軟包材を用いた商品パッケージの製造は、コスト面などから専用の機械を用いた大量生産が一般的。しかし、近年における生活者のライフスタイルの多様化や訪日外国人旅行者の増加などにより、商品に対する市場のニーズが多角化しており、店頭で他社の類似商品と差別化するためにも、商品の顔となるパッケージに求められる役割が増加している。  これらの課題に対し、凸版印刷は軟包装分野で小ロット・多品種生産に最適なパッケージを提供する「トッパンFPデジタルソリューション」を展開。お菓子などの軽包装やラベルなどで多数の採用実績がある。  このたび、この「トッパンFPデジタルソリューション」に、レトルト殺菌が可能なパウチ包材を追加。デジタル印刷に対応したパッケージのラインアップを拡大した。また、凸版印刷が展開する世界トップシェアの透明蒸着バリアフィルムブランド「GL BARRIER」と組み合わせることで、電子レンジ包材への展開も期待される。 ■ 同製品の特長 ・デジタル印刷で初めてレトルト殺菌に対応、耐熱性・耐水性が向上 130度×30分のレトルト殺菌に対応。耐熱性・耐水性の向上によりレトルト用途以外にも、内容物が液体・ペースト・重量物であるなど、従来対応できていなかった用途にもデジタル印刷の活用を実現した。 ・製版不要のため、複数デザインのパッケージ製造が可能 従来の軟包装印刷は製版が必要な大量生産向けの印刷が一般的だったが、デジタル印刷は製版が不要のため、複数デザインのパッケージを展開できる。 ・情報加工技術を応用し、グラビア印刷と同等の印刷品質を実現 デジタル印刷でありながら、従来培ってきた情報加工技術を応用することで、店頭効果の高い印刷再現を可能にし、グラビア印刷と同等の品質を実現した。 ・さまざまな活用用途 商品の小ロット展開はもちろん、テストマーケティングや数量限定パッケージなど、幅広い用途に活用できる。 ■ 今後の展開  凸版印刷は今後、同サービスを食品やトイレタリー、化粧品業界などに向け拡販していく。 ≫ニュース全文を読む

2018年09月27日
凸版印刷(東京都千代田区、金子眞吾社長)は、パウチ中の内容物の排出性向上による時短調理の実現を目的に、国内初となる内容物を無駄なく取り出せる撥液機能を有した、食品向けレトルトパウチの新製品(以下、同製品)を開発した。2019年1月よりパスタソースやカレーなどのレトルト食品や調味液、食用油を扱う食品メーカー向けにサンプル出荷を開始、2019年春より販売を開始します。また、本製品の技術を食品向けレトルトパウチ以外の各種容器にも展開し、2020年度に関連受注を含め約30億円の売上を目指す。    同製品は、パウチと食品との接触層に使用されるポリプロピレン(PP)樹脂に、凸版印刷独自の樹脂ブレンド技術を活用した加工を施して、撥液機能を付与することにより、内容物の取り出しやすさの向上を実現したレトルトパウチ。これにより、パウチを開封してお皿などに移す際に、パウチの内側に付着して残りがちな食品や調味液などの内容物の量を、従来の食品向けレトルトパウチと比較して約20%低減。また、しぼり出さなくても内容物を素早くきれいに取り出せるため時短調理にもつながり、生活者の利便性の向上に貢献する。  なお同製品は、2018年10月2日(火)から5日(金)まで開催される「TOKYO PACK 2018 - 2018東京国際包装展 -」(会場:東京ビッグサイト)の凸版印刷ブース(東2ホール・小間番号2-42)にて展示する。 撥液機能を付与したことにより、内容物を素早くきれいに取り出せるため時短調理にもつながる© Toppan Printing Co., Ltd. ■ 開発の背景  超高齢社会の進行や女性の社会進出による共働き世帯の増加に伴い、電子レンジで袋のまま温め手軽に調理ができるレトルト食品のニーズが高まっている。  従来のレトルトパウチで食品との接触層に使用されるPP樹脂は、内容物が付着しやすいため最後まで使いきれないほか、取り出す時間がかかるなど、撥液性が課題となっていた。しかし、PP樹脂への撥液性の付与は既存技術では加工が難しく、撥液機能を有したレトルトパウチはこれまで市販化されていなかった。  凸版印刷はこのたび、独自の樹脂ブレンド技術を活用した加工を施すことにより、国内で初めて食品向けレトルトパウチへの撥液性付与に成功。これにより、食品や調味液などの内容物が付着しにくく、素早くきれいに取り出すことができるようになり、食品の無駄を削減し、時短調理を可能にした。 ■ 同製品の特長 ・国内初となる撥液機能を有した食品向けレトルトパウチ パウチと食品との接触層に使用されるPP樹脂に、撥液性を付与するための材料を配合する工程において凸版印刷独自の樹脂ブレンド技術を活用した加工を施すことにより、従来困難であったレトルトパウチへの撥液性の付与を実現した。 ・内容物を素早くきれいに取り出すことで時短調理を実現 しぼり出さなくても内容物が素早くきれいに取り出せるため時短調理にもつながり、生活者の利便性向上に貢献する。 食用油を使用した比較実験では、従来品(左) と比較し、今回開発した撥液機能を有するパウチ(右)は内容物が付着しにくい ・内容物が残らずに無駄なく取り出すことが可能 撥液性の付与により、パウチの内側に付着して残りがちな内容物の量を、従来の食品向けレトルトパウチと比較して約20%低減。食品を無駄なく取り出すことができる。 ■ 参考価格  従来の食品向けレトルトパウチと同程度を目指す。 ■ 今後の目標  凸版印刷は同製品をパスタソースやカレーなどのレトルト食品や調味液、食用油を扱う食品メーカーに向けて拡販する。また、同製品の技術を食品向けレトルトパウチ以外の各種容器にも展開し、2020年度に関連受注を含め約30億円の売上を目指す。 ≫ニュース全文を読む