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2016年10月04日
大日本印刷(DNP、北島義俊社長)は、お菓子や食品などのパッケージに、写真やイラスト等をその場で印刷できるシステム「DNPパッケージプリント・オンデマンド (手置き型)Prio-self(プリオセルフ)」に、生活者がスマートフォンから写真データを送信できるアプリを開発した。同アプリはiOSとAndroid搭載端末に対応し、ダウンロードは無料。 DNPは、同アプリ対応のPrio-selfを10月4日(火)~7日(金)に東京ビッグサイトで開催される「TOKYO PACK2016(2016東京国際包装展)」の同社ブースに出展する。 【Prio-selfについて】 •Prio-selfは、生活者が購入した菓子や食品、日用品などの商品を自分で装置にセットして、自ら操作しながらオリジナルパッケージを作成するシステム。パッケージの印刷は、1個あたり約20秒と短時間で仕上がる。 •生活者は、写真やイラスト、メッセージなどでパッケージを自分好みにデザインし、その場で印刷することができる。写真はPrio-selfで撮影できるほか、生活者がスマートフォンやデジタルカメラ等で撮影し、SDカードに記録したものも使用できる。今回開発したアプリにより、スマートフォンからPrio-selfに写真データを直接送信できるようになった。 •操作案内の文字や音声を日本語・英語・韓国語・中国語(繁体・簡体)などの最大5言語に対応することが可能で、訪日外国人も簡単に利用できる。 【新開発のアプリについて】 スマートフォン用のアプリを使って写真データをPrio-selfに送信した後、Prio-selfのタッチパネル式の操作画面で背景テンプレートを選択し、手書きメッセージや日付等を入力することで、自分好みにデザインしたオリジナルパッケージを作成することができる。アプリは、日本語・英語の2言語に対応している。 【価格(税抜き)】 Prio-self本体 450万円/台 本体のレンタル 1週間の場合は17万円~/台 ※スマートフォンアプリ利用費を含む。 DNPは、菓子・食品・日用品などのメーカーや、観光地、アミューズメント施設などに本システムを提供し、関連製品を含めて2018年度で10億円の売上を目指す。 ≫ニュース全文を読む

2016年10月04日
 凸版印刷(東京都千代田区、金子眞吾社長)は、透明バリアフィルム「GL BARRIER(ジーエルバリア)」で、従来のレトルト食品向けバリアフィルムに耐ピンホール性を付与した新製品「強靭化GL FILM(GL-AR-MG)」を開発。レトルト食品向けのバリア包材として2016年冬にサンプル出荷、2017年3月より販売を開始する。  同製品は、レトルト食品向けバリアフィルムとして展開する「GL FILM(ジーエルフィルム)」の酸素バリア性・水蒸気バリア性などのバリア性能はそのままに、基材のPETフィルムを改良し、ナイロンフィルムの性能に近づけた独自の強靭フィルム。従来のレトルト食品向け包材は耐熱樹脂層、バリア層、補強樹脂層、ヒートシール層による4層構成が一般的だったが、本製品の開発により、最小2層構成のレトルト包材を実現。従来のレトルト包材と比較して包材製造までのCO2排出量を約25%削減できる。  なお同製品は、2016年10月4日(火)から7日(金)まで開催される「2016東京国際包装展」(会場:東京ビッグサイト)のトッパンブースで紹介する ■ 同製品の特長 ・突刺強度の向上により層構成を削減 レトルト対応GL FILMの基材を改良しナイロンフィルムの性能に近づけることにより、突刺強度を約40%向上。従来必要とされていた補強樹脂層が不要となり、層構成の削減を実現した。 ・CO2排出量を約25%削減 GL FILMの突刺強度を向上させ、最小2層構成のレトルト包材を実現。これにより包材製造までのCO2排出量を約25%削減(*)した。  (* 4層構成品と比較した場合)  凸版印刷は本製品の開発を進め、レトルト食品業界に向けて拡販、本製品を用いたパッケージ全体で2018年度に約5億円の売上を目指す。 ≫ニュース全文を読む

2016年10月04日
凸版印刷(東京都千代田区、金子眞吾社長)は、発泡材を使用した緩衝機能付きフィルム「グッドクッションフィルム」を開発。緩衝機能付き封筒が自動で製造できる包装機と合わせ、CD/DVDや書籍、サプリメントなどを取り扱う通販業界のメール便封筒向けに2016年10月上旬より販売を開始する。なお、自動包装で封筒などに加工できる緩衝機能付きフィルムは、同製品が業界初となる。  「グッドクッションフィルム」は、メール便などの封筒を自動包装機で製造できる、発泡材を使用した緩衝機能付きフィルム。梱包作成封筒に手作業で封入・封かんしていた従来方式と比較して生産性を約3倍に向上できる。  同製品を用いた緩衝機能付き封筒は、従来のクラフト封筒と気泡緩衝材が一体化した緩衝機能付き封筒と比較し、厚みが約半分となる薄肉化を実現。封筒の厚みで送料が決まるメール便において、従来と同じ送料でより多くの商品の発送が可能になる。また、フィルム表面には内容物が透けない特殊インキを使用した印刷や美粧印刷により、機能性とデザイン性を両立しました。さらに、従来品と同等の耐衝撃性を保ちながら、フィルムである特性を活かし、従来品より5倍以上の耐水性を実現した。  同時発売する包装機は、ロール状の「グッドクッションフィルム」から、製袋、内容物の封入、封かん、宛名ラベルの貼付までが一貫対応可能なコンパクト設計のため、省スペースが実現でき、既存の梱包現場への導入も容易。  なお同製品は、2016年10月4日(火)から7日(金)まで開催される「2016東京国際包装展」(会場:東京ビッグサイト)のトッパンブースで紹介する。 ■ 「グッドクッションフィルム」とそれを用いた製品の特長 ・自動包装で作業効率を約3倍向上 既製品の封筒に内容物を手詰めし、封かんする従来の方法と比較し、作業効率が約3倍向上した。 ・薄肉化により輸送コストを削減 従来製品と比較して約半分となる薄肉化を実現しながら、輸送での衝撃に耐え得る強度を持つフィルム素材を独自開発。同じ配送料でより多くの商品の発送が可能になる。 ・印刷技術により機能性とデザイン性を両立 内容物が透けない特殊インキを使用した印刷とブランド訴求に効果的な美粧印刷で機能性とデザイン性を両立した。 ・独自開発の包装機 ロール状のフィルムからの三方製袋、商品封入(*)、封かん、宛名ラベルの貼付までが1ラインで可能。製袋時、シール部をトリミングカットすることにより封筒サイズを最小にし、端面もきれいに仕上がる。またコンパクト設計のため既存設備への導入が容易。    * 内容物の封入のみ作業員による人手で行う。 ≫ニュース全文を読む

2016年10月03日
リンテック(東京都板橋区、西尾弘之社長)は、高い撥水性に加えて、新たに99%以上の不透明度を実現したホワイトクラフト紙を開発。「撥水ラップ99」として10月3日から販売を開始する。内容物が透けにくく、重要な情報を保護できるため各種封筒に最適。従来、情報漏えい対策として必要だった封筒中面への印刷が不要になり、作業工程を短縮する。 リンテックが2015年11月に発売した「撥水ラップ」は、水が浸透しにくいため、雨にぬれたり水をこぼしてしまったりしやすい場所でも使用可能なホワイトクラフト紙で、各種封筒を中心に包装紙やランチョンマットなど幅広い用途で展開している。 今回発売する「撥水ラップ99」は、「撥水ラップ」と同様の高い撥水性*1に加え、個人情報保護に対するニーズの高まりを受け、99%以上の不透明度*2を実現しました。内容物が透けにくく、重要な情報を保護できるため各種封筒に最適。 今まで、封筒に撥水性と不透明性を付与するには、撥水紙に地紋などを印刷して封筒内部を見えにくくする必要があった。「撥水ラップ99」は現在好評を得ている、99%以上の不透明度を実現した当社カラークラフト紙「ハーフトーンカラー99」の製造技術を応用して機能性を付与しているため、封筒中面への印刷が不要で、作業工程の短縮にも貢献する。 「撥水ラップ」と同様、一般の撥水紙では難しいとされるオフセット印刷やレーザープリンタでの出力にも対応。鉛筆や油性ボールペンなどでの筆記適性も有している。 *1 JAPAN TAPPI 紙パルプ試験方法 No.68に準拠。撥水度R8(最高値:R10)を実現しています。数値は実測値であり、保証値ではない。水に長時間接したり、大量の水に触れたりしている場合は、撥水性能を発揮しない可能性がある。 *2 JIS P 8149に準拠。数値は実測値であり、保証値ではない。 特徴は次のとおり。 •高い撥水性と99%以上の不透明度を同時に実現したホワイトクラフト紙です。内容物が透けにくく、重要な情報を保護できるため各種封筒に最適。 •情報漏えい対策として必要だった封筒中面への印刷が不要で、作業工程の短縮に貢献する。 •一般の撥水紙では難しいとされるオフセット印刷やレーザープリンタでの出力にも対応。鉛筆や油性ボールペンなどでの筆記適性も有している。 •高い撥水性を付与しながらも、封筒メーカーが製造ラインで一般的に使用するのりで製袋可能。 ※1 水に長時間接したり、大量の水に触れたりしている場合は、撥水性能を発揮しない可能性がある。 ※2 水性ボールペンや万年筆などを使用すると筆記線が薄くなる可能性がある。 ≫ニュース全文を読む

2016年10月03日
凸版印刷(東京都千代田区、金子眞吾社長)は、新素材「セルロースナノファイバー(以下、CNF)」をコーティングした紙器の開発を推進している。 今回、CNFを用いた紙器の第一弾として、酸素バリア性を持つ食品向け紙カップを開発。2017年3月よりサンプル出荷を開始する。 なおCNFを活用したバリア紙カップは同製品が日本初となる。 CNFは、紙の原料となる木の繊維を1ミクロンの数百分の一以下であるナノオーダーにまで微細化したバイオマス素材。「軽くて強い」、「熱変形が小さい」などの特長があり、自動車、家電、塗料や繊維などさまざまな分野で新素材として期待されている。 凸版印刷は今回、CNFの持つ酸素バリア性に着目。紙基材にCNFをコーティングすることでバリア層を形成し、食品の酸化劣化を防ぐ環境配慮型の新製品を開発した。 また、同製品は匂いに対するバリア性を併せ持つ為、保香性や保存時の移り香防止にも効果がある。 なお同製品は、2016年10月4日(火)から7日(金)まで開催される「2016東京国際包装展」(会場:東京ビッグサイト)のトッパンブースで紹介する。 環境問題への関心が高まっている現在、企業活動においても持続可能な社会の実現に向けてさまざまな取り組みが進められ、パッケージについても環境を配慮した製品の提供が求められている。 その中で、木の繊維を原料とするCNFのパッケージへの応用は、従来品と比べ、石化由来材料の使用量削減を実現するものとして期待されている。 凸版印刷では2007年よりCNFに関する研究開発を行っており、その一環として、CNFの酸素バリア性を活用した紙器を開発している。今回、凸版印刷が長年培ってきたバリア技術とカップ成型技術を融合することにより、バイオマス素材でありながら、従来同等の酸素バリア性を持つ食品向け紙カップの開発に成功した。 ■ 同製品の特長 ・CNFを活用した日本初の紙カップ 注目をあつめる新素材CNFを日本で初めて紙カップに活用した。 ・酸素バリア性を実現 紙カップの内側に形成されたCNF層により酸素バリア性を保有。バイオマス素材で、石化由来材料をバリア層に使用した従来品と同等の酸素バリア性を実現。 ・匂いバリア機能も発現 CNFには香りや匂いに対するバリア機能も発現。CNFバリア紙カップの内容物へ外部の香りや匂いが移ることがなく、移り香防止にも効果がある。 ・石化由来材料の使用量を40%以上削減 CNFで酸素バリア機能を発現するため、従来使用していたプラスチックフィルムが不要になり、石化由来材料の使用量を40%以上削減できた。 ■ 価格 従来の石化由来材料をバリア層に使用したバリア紙カップとほぼ同等の価格を実現した。 凸版印刷は今後、本製品をカップ麺や菓子、アイスクリーム・乳製品など、食品向けに拡販。CNFを用いた紙器全体で2020年度に約10億円の売上を目指す。また、凸版印刷は今後もCNFを用いた新しい紙器の開発を推進していく。 ≫ニュース全文を読む

2016年10月03日
 凸版印刷(東京都千代田区、金子眞吾社長)は、液体用複合容器「バッグ・イン・ボックス(以下BIB)」充填機をリニューアルし、2016年10月初旬から販売を開始する。  BIBとはプラスチックフィルム内袋と外装段ボールからなる液体用複合容器で、清涼飲料や酒類、食用油、調味料などの食品や、液体洗剤や水性塗料など、主に業務用として使用されている。段ボール梱包による輸送適性や、使用後にはフィルムと段ボールを分別して廃棄できることから、環境保全の面でもその評価が高まっている。  凸版印刷は1974年からBIB事業をスタートし、凸版印刷独自のBIB容器「TL-PAK(ティーエル・パック)」と充填システムをトータルで提供。BIBの販売量で国内トップシェアを誇っている。  今回、従来提供してきた連続式給袋充填機の構造を大幅リニューアル。従来はU字型で開口部のあった口栓(スパウト)固定部を全周固定することにより、キャップ打栓時のスパウトの傾きの防止、打栓時の安定性、確実性を向上した。また、充填容量に応じて高さが変更可能な昇降式充填テーブルを実装したことにより、小容量製品の充填でも袋内の残存エアを低減した。  なお同製品は、2016年10月4日(火)から7日(金)まで開催される「2016東京国際包装展」(会場:東京ビッグサイト)のトッパンブースで紹介する。 ■ 同充填機の特長 ・スパウト全周固定により、キャップ打栓を安定化 従来のU字型から全周固定に改良したことにより、硬いキャップや高温充填時にも安定した打栓が可能になった。 ・昇降テーブルを搭載し、残存エア量を低減 従来固定式だった充填時のテーブルを昇降式に改良、充填量が少ない商品でも残存エア量の低減を実現した。またこれにより、充填後の液ダレや液ハネも改善した。 ・ミシン目カットを安定 充填した商品のフィルムカット時、傾斜ローラーでの自重搬送によるカットから水平搬送によるカットに改良、ミシン目カット性を向上した。 ・高速充填が可能 従来機同様、10袋/分の高速充填が可能。 ・無菌充填にも対応 従来機同様、無菌充填への対応も可能。 ■ 価格 従来の全自動充填機と同等の価格を実現した。  凸版印刷では、清涼飲料・酒類や食品、トイレタリー、工業製品などで大容量商品を扱う企業に向け同製品を拡販。2017年度までに同製品とその関連受注を含め約15億円の売上を目指す。 ≫ニュース全文を読む

2016年09月30日
凸版印刷(東京都千代田区、金子眞吾社長)は、グラビア印刷で薄紙に素材の持つ質感や触感を表現する「エンボスルックG2薄紙タイプ」と、立体感を表現する「エンボスルック3D薄紙タイプ」の2製品を開発。酒類・飲料ボトル向けラベルなど、薄紙印刷用途として、2016年10月初旬から販売を開始する。 同製品は凸版印刷が長年培った製版技術と印刷技術をベースに凹凸で高級感を表現する。「エンボスルックG2薄紙タイプ」では、厚盛り透明ニスを用いたグラビア印刷により、ざらざら感やしわしわ感などの素材の持つ質感や触感の表現を可能にした。実物を高精細な画像としてスキャニングする技術と組み合わせることで、木目などのリアルな質感再現も可能。「エンボスルック3D薄紙タイプ」は、グラビア印刷により、微細なドット柄の上に透明ニスを印刷することで、凸状のマイクロレンズを規則的に形成し、奥行きのある立体感を表現できる。 なお同製品は、2016年10月4日(火)から7日(金)まで開催される「2016東京国際包装展」(会場:東京ビッグサイト)のトッパンブースで紹介する。 生活者の属性や嗜好が多様化するなか、企業は顧客満足度向上のため、顧客一人ひとりのニーズに合わせた製品・サービスを提供していくことが必要となっている。パッケージにおいても、生活者の購買意欲を高めるため、店頭でのアイキャッチ性はもちろん、個々のニーズに合った高級感や特別感のあるデザインでの差別化が求められている。 凸版印刷ではこれまで、パッケージにアイキャッチ性や高級感を付与するために、紙カートン表面にエンボス加工や金銀の箔押し加工、パール印刷などの加工を行い、菓子・食品業界や化粧品業界へ紙カートンのパッケージを提供してきた。 今回、グラビア印刷で形成する凹凸で質感や立体感を表現する技術を確立し、酒類・飲料ボトルのラベルなど、薄紙印刷用途への展開を実現した。 ■「エンボスルックG2薄紙タイプ」の特長 ・質感や触感を演出 厚盛り透明ニスを用いたグラビア印刷により、ざらざら感やしわしわ感などの素材の持つ質感や触感を表現できる。 ・素材の質感をリアル再現 実物を高精細にスキャニングする技術と組み合わせることで、木目などのリアルな質感を再現できる。 ■「エンボスルック3D薄紙タイプ」の特長 ・奥行きのある立体感を表現 グラビア印刷により、微細なドット柄の上に透明ニスを印刷することで、凸状のマイクロレンズを規則形成し、今までにない奥行きある立体感を表現できる。 ・視覚効果を演出 レンズシートなどの貼り合わせ加工をする必要がなく、グラビア印刷のみで、視覚効果を実現した。 凸版印刷は今後、同製品を酒類・飲料ボトルのラベル向けなど、食品・飲料、トイレタリーや医療医薬向け薄紙印刷用途として国内外に拡販を行い、「エンボスルックG2薄紙タイプ」と「エンボスルック®3D薄紙タイプ」で、2017年度に約5億円の売上を目指す。 ≫ニュース全文を読む

2016年09月29日
大日本印刷(DNP)は、再生可能原料を使用した“認証ナイロンフィルム包装材”を開発した。今回、ナイロン樹脂の製造をBASF(本社:ドイツ)が、ナイロンフィルムの製造を興人フィルム&ケミカルズ(KJFC)が、ナイロンフィルムを使用した包装材の製造をDNPが担当し、また、サプライチェーン全体の製造プロセスを第三者認証機関が監査認証している。同ナイロン樹脂を用いた材料で、サプライチェーン全体で認証手法と製造体制を構築する。 DNPは、環境負荷が低く持続可能性に配慮した多様な包装材の開発に注力している。2010年に植物由来原料を一部に使用した「バイオマテック PE(ポリエチレン)フィルム」を、2012年に「バイオマテック PET(ポリエチレンテレフタレート)フィルム」を世界に先駆けて開発した。その後、酸素と水蒸気のバリア性を高めた透明な蒸着フィルム「バイオマテック IB-PETフィルム」、バリア性と遮光性に優れたアルミ蒸着フィルム「バイオマテック VM-PET」、L-LDPE(直鎖状低密度ポリエチレン)フィルムを製品化するなど、「DNP植物由来包材バイオマテック」のシリーズを拡充している。これらの製品は、石油の代わりに、サトウキビから砂糖を精製した後の廃糖蜜やとうもろこしなどの植物由来の原料を一部に使用することで、石油の使用量を削減している。また、環境負荷を定量的に評価するLCA(Life Cycle Assessment:ライフサイクルアセスメント)手法により石油由来のプラスチックフィルムと比べて、温室効果ガスを製品のライフサイクル全体で削減できることを明らかにしている。 これまで包装材に使われる再生可能原料を用いたプラスチックとして、PETやPEがあったが、包装材にとって重要なナイロンはなかった。それに対して今回DNPは、再生可能原料を使用した“認証ナイロンフィルム包装材”を開発した。 【“認証ナイロンフィルム包装材”について】 今回開発した“認証ナイロンフィルム包装材”は、世界大手総合化学メーカーのBASFが開発したマスバランス方式を利用している。この手法は、再生可能原料が石油由来原料を代替する効果をナイロン樹脂に配分するものであり、次のような流れで認証を行う。 1.ナイロン樹脂を再生可能原料(バイオナフサやバイオガス)で製造すると仮定し、どの程度の再生可能原料が必要になるかという量を算出する。 2.BASFの工場で製造する製品の原料として投入する石油由来原料の替わりに、1.で算出した必要量の再生可能原料を投入する。 3.2.で製造された再生可能原料による石油代替効果を、再生可能原料を使用して製造した様々な製品からナイロン樹脂に配分(集約)する。 4.このナイロン樹脂を用いてKJFCの工場でナイロンフィルムを製造し、DNPに供給する。DNPの工場では供給されたナイロンフィルムを使用し、“認証ナイロンフィルム包装材”に展開する。 実際にはナイロン樹脂の製造に再生可能原料は含まれていないが、他の製品で使用した再生可能原料を厳密に管理し、第三者認証機関が製造や管理システムの監査を行うことで、ナイロンフィルムに再生可能原料による石油代替効果を付与する。BASF、KJFC、DNPの3社は、各製造工程で第三者認証機関であるTÜV SÜD(テュフズード 本社:ドイツ)の認証取得を進めている*。 * BASFは既に認証を取得済み。KJFCとDNPは現在、認証監査中。 なお、DNPは同包装材を本年10月4日(火)~7日(金)に東京ビッグサイトで開催される「TOKYO PACK2016(2016東京国際包装展)」のDNPブースに出展する。 ≫ニュース全文を読む

2016年09月21日
大日本印刷(DNP)の100%子会社で、電子メディアを利用した各種ソリューションを提供するDNPデジタルコムは、2015年9月に岩手県立大学と共同開発したBLE(Bluetooth Low Energy)ビーコンを利用して屋内での位置を測定するソフトウェアライブラリの機能をバージョンアップし、本年9月末に発売する。 今回のバージョンアップは、クラウドサーバーで測位処理を行うことで、精度の高いリアルタイムの測位を可能にするほか、BLEビーコンからの電波を受信するデバイスの選択肢が広がる。 DNPはIoTを使用した位置管理のニーズに対応するサービスラインアップを拡充しており、同ライブラリは、2016年6月発売の「DNPソーラー電池式Bluetoothビーコン」とも併用可能。 昨年発売したソフトウェアライブラリは、生活者向けのナビゲーションシステムや販促活動を主な対象だったが、屋内の位置情報の測定は工場や倉庫での作業管理などの業務効率化にも有効だ。しかし、工場や倉庫の資材などの位置確認では、台車や物品1点1点に高機能で高価なスマートフォンなどを搭載することは現実的ではない。そこで今回、デバイスに負荷のかかる位置測定処理をクラウド上で行う仕組みを導入し、BLEビーコンの電波を受送信できる程度の簡易なセンサーで位置を測定できるようにした。 【今回のソフトウェアライブラリの新機能について】 1. 測位情報の処理をクラウドサーバーで実施 昨年発売したソフトウェアライブラリは、スマートフォンに組み込んだナビゲーションアプリで、複数のBLEビーコンが発するIDや電波強度の情報を受信し、スマートフォン上で測位処理を行っていた。今回のバージョンアップでは、アプリがビーコンから受信した情報をWi-FiやLTEなどでクラウドサーバーに送信してサーバー側で測位処理を行い、その結果の位置情報をほぼリアルタイムにデバイスに返送することを実現した。                      2. 測位方法の改良による精度の向上 ソフトウェアライブラリでは3つ以上のBLEビーコンの電波強度の違いを利用して位置を測定していますが、従来バージョンでは、測定エリアの境界近くなど検出できるビーコンの数が減ることで測位精度が低下する場合があった。 今回、各ビーコンの担当領域を設定し、測位対象エリアを定めることで、精度の向上を図った。 3. 動線表示やヒートマップを可視化も可能に クラウドでBLEビーコンの利用ログを管理できる機能を追加した。人や物の動きを示す動線表示のほか、集計した数字の多寡などを色を使って可視化する“ヒートマップ”などにより、直感的に生活者や従業員などの行動や物の動きの分析を行えるようにした。売り場などの空間構成を最適化するゾーニングや工場・倉庫等の動線改善などにも活用できる。 【価格】   ※バージョンアップ前の価格と変更はない。 1:アプリストアからアプリを配信する場合のライセンス費 測位ライブラリライセンス費 : iOS・Androidともに1つのナビゲーションアプリにつき年間50万円 2:企業内の業務利用などの場合のライセンス費 条件により、相談に応じる。 ≫ニュース全文を読む

2016年09月16日
 凸版印刷(東京都千代田区、金子眞吾社長)は、透明ハイバリアフィルム「GL FILM」のレトルト対応グレードの基材にメカニカルリサイクルPET(以下 MR-PET)フィルムを用いた新製品「GL-AR-NF(ジーエル・エーアール・エヌエフ)」を開発した。レトルト食品向けの環境配慮型ハイバリア包材として、2016年9月下旬よりサンプル出荷を開始、2017年からの量産を目指す。  MR-PETフィルムは、リサイクル樹脂の使用比率で世界最高レベルとなる80%を実現しており、製造段階までのCO2排出量を削減できる環境に配慮したフィルム。  今回このMR-PETフィルムを、凸版印刷が独自に開発した透明ハイバリアフィルム「GL FILM」のレトルト対応グレードの基材に使用した新製品を開発。凸版印刷が持つ蒸着技術やコーティング技術を応用することにより、再生素材を使用しながら、耐熱性とバリア性において、石油化学製品由来の従来品と同等の性能を保持することに成功した。なお、MR-PETフィルムを用いたレトルト対応の透明ハイバリアフィルムの開発は世界初となる。 凸版印刷は、地球環境保全を経営の重要課題と考え、今後も、環境に配慮した製品の開発・提供を通じて、環境活動を推進していく。  なお同製品は、2016年10月4日(火)から7日(金)まで開催される「2016東京国際包装展」(会場:東京ビッグサイト)のトッパンブースで紹介する。 ■ 同製品の特長 ・再生素材を使用しながら、レトルト対応が可能な透明バリアフィルムを開発 凸版印刷の持つ蒸着技術やコーティング技術により、GL FILMのレトルトグレードと同等の、耐熱性、酸素・水蒸気バリア性を実現した。 ・CO2排出量を約17%削減 MR-PETフィルムを用いることで、従来のGL FILMに比べGL FILM製造段階までのCO2排出量を約17%削減できる。 ・石油由来資源の使用を削減 MR-PETフィルムを用いることで、石油由来資源の使用を削減でき、循環型社会の実現に貢献する。 凸版印刷は同製品を食品業界に向けて拡販、MR-PETフィルムを用いたパッケージ全体で2017年度に約30億円の売上を目指す。 ≫ニュース全文を読む