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2017年07月13日
 凸版印刷(東京都千代田区、金子眞吾社長)ときんざい(東京都新宿区、加藤一浩社長)は、金融系知識の完全習得を目指すデジタル教材「CoreLearn」(コア・ラーン)を共同開発。金融機関向けに、2017年10月より本格的な提供を開始する。  同サービスは、受講者一人ひとりの理解度に合わせた出題と、最適なタイミングでの反復学習により、知識の完全定着を目指すデジタル教材。具体的には、独自のアルゴリズムにより受講者の解答を分析し、誤答パターンの違いから次の問題を個別に出題する。また、最適なタイミングで復習問題を出題し、知識の定着を確実にする。さらに、きんざいが提供するテキストに準拠した高い品質の問題を実装することで、受講者に金融系知識の本質的な理解を促す。  同教材の開発において、凸版印刷は小学生向け学習応援システム「やるKey」で開発したレコメンドエンジンおよびアプリケーションをカスタマイズして提供、きんざいは教材コンテンツを提供する。今後は、両社で同サービスを拡販し、金融系知識を必要とする銀行などの企業の人材育成を支援する。   近年、金融業界では教え手の数が足りないことや、金融系知識の理解のバラツキが課題となっている。一方、従来の研修やe-ラーニングは、受講者一人ひとりの理解度まで細かく考慮する出題システムではなかったため、知識の完全定着が困難であるという現状があった。  この課題に対し、凸版印刷がこれまで培ってきた学習応援システムのノウハウと、きんざいによる質の高い教材制作のノウハウを融合。業務に必要な知識の完全習得を目指すデジタル教材を共同で開発した。 ■ 「CoreLearn」の特長 ・きんざいが監修する高い品質の教材を活用 高品質な問題の収録はもちろん、体系的理解が必要な科目では、より深く本質的な理解を促す。 ・誤答の分析による一人ひとりの理解度を加味した出題 独自のアルゴリズムにより解答を分析することで、誤答の原因を特定し、その理解を促すために様々な角度から問題が出題され、より細やかな解説も収録されている。 ・最適な学習間隔で知識の完全定着を実現 忘却曲線に基づいた最適なタイミングで復習問題を出題。知識の完全定着を図る。 ・学習状況を可視化 受講者の学習状況をデータとして正確に把握することで、より効果的な個別フォローを可能にする。また、受講者自身も自分の学習履歴や進度の可視化することにより効率的に学習を進められる。 ■ 対応教科 財務、法務、外為、税務 ※外為、税務は10月以降順次リリース予定  凸版印刷は今後、同サービスの拡販を進めるとともに、教材ラインアップの拡充を図り、2018年度に約3億円の売上を目指す。 ≫ニュース全文を読む

2017年07月11日
リンテック(東京都板橋区、西尾弘之社長)は、シンプルで実用性の高い装置設計を採用したラベリングマシンを新たに開発。当社ラベリングマシン「L-VIS(エルビス)」ブランドの新機種「L-VIS SL(エスエル)」として、7月10日から受注を開始した。貼付方式が異なる2シリーズ(計6機種)をラインアップし、幅広い業界に向けて提案していく。 ローラープレス方式に対応した 「L-VIS SL 5110」 リンテックは、プリンタ搭載型なども含め、ラベルを効率良く自動貼付するラベリングマシン各機種を「L-VIS」ブランドで展開しており、食品や通販・物流、医薬品などの幅広い業界で豊富な採用実績がある。このたび、よりシンプルで実用性の高い装置設計を採用した新機種を開発。「L-VIS SL」として、7月10日から受注を開始した。 新たにラインアップするのは、箱形や円柱形の天面・側面への貼付に適したローラープレス方式の「5000シリーズ」と、傷つきやすい被着体や凹凸面などへの、より精度の高い貼付に対応するエアシリンダー方式の「9000シリーズ」。用途や被着体の形状、ラベルサイズなどに合わせて最適な貼付方式と機種を選択できる。 今回、同社ではお客の多様なニーズに応える各機種を幅広くラインアップ。中でも最大220mmの広幅仕様のラベルに対応した機種は、ドラム缶などの大きな被着体への貼付にも最適。幅が広いラベルもスムーズに繰り出せる駆動式リワインダーや、サーマルプリンタなど、各種オプションの搭載も容易で、用途や使用環境に合わせてカスタマイズが可能。 最大貼付能力が250枚/分と、スピーディーなラベルの貼付を実現。タッチパネルを搭載し、操作性にも配慮している。同社はこれからも粘着素材の分野におけるリーディングカンパニーとして、ラベル素材とラベリングマシンのトータル提案に注力していく。 特徴は次のとおり。 •シンプルで実用性の高い装置設計を採用したラベリングマシン。箱形や円柱形の天面・側面への貼付に適したローラープレス方式の「5000シリーズ」と、傷つきやすい被着体や凹凸面などへの、より精度の高い貼付に対応するエアシリンダー方式の「9000シリーズ」(計6機種)をラインアップしている。 •最大220mmの広幅仕様のラベルに対応した機種は、ドラム缶などの大きな被着体への貼付にも最適。幅が広いラベルもスムーズに繰り出せる駆動式リワインダーや、サーマルプリンタなど、各種オプションの搭載も容易で、用途や使用環境に合わせてカスタマイズが可能。さらに、最大貼付能力が250枚/分と、スピーディーなラベルの貼付を実現している。 ≫ニュース全文を読む

2017年07月10日
 凸版印刷(東京都千代田区、金子眞吾社長)とデンソーウェーブ(愛知県知多郡、中川弘靖社長)は、Appleの「iPad」を活用し、ICタグ薬包を一括読み取りで管理でき、Appleが提供するオープンソースプログラム「CareKit」を用いて「服薬アラート」や「残薬量」などをiPad上に表示できる専用の通信機能付き薬箱を共同で開発した。また、同製品を活用した服薬管理の有効性を検証する実証実験を2017年6月27日(火)から7月4日(火)まで実施した結果、高い「飲み忘れ」防止効果や「残薬の見える化」による薬剤管理の精度向上効果が確認され、その有効性が実証された。なお、iPadとCareKitを組み合わせた服薬管理システムは、日本国内で初めての実装となる。  今回開発した通信機能付き薬箱は、患者と処方薬とを個別に紐づけたICタグ薬包を自動で読み込むことで服薬状況を管理できる、家庭や療養・介護施設向けでの活用が期待される製品。服薬履歴や残薬量をクラウドで管理することにより、患者と医療従事者双方の負荷軽減ならびに遠隔地からの見守りサービスとしての有効性が期待できる。  なお同製品において、凸版印刷はICタグ薬包と通信機能付き薬箱の開発を、デンソーウェーブは通信機能付き薬箱に組み込む、複数のICタグを一括読み取りできる920MHz帯RFID読み取り技術を提供した。  なお同実証実験の詳細は、2017年7月12日(水)から14日(金)まで開催される「国際モダンホスピタルショウ2017」(会場:東京ビッグサイト)のトッパンブースで紹介する。  超高齢社会が加速する現在、誤った薬の飲み合わせによる健康被害や、薬の過剰処方による医療保険財政の圧迫が社会問題化しつつある。また同時に、核家族化の進行による一人暮らしの高齢者数の増加などから、遠隔地に住む家族の見守りサービスへの需要も高まっている。  これらの社会課題に対し、凸版印刷とデンソーウェーブはAppleのiPadを活用し、ICタグ薬包とiPadを用いた通信機能付き薬箱を開発。実証実験によりIoTによる服薬管理の効果検証を行った。 ■ 実証実験の概要と結果詳細 名称: ICタグ薬包を活用したIoT服薬管理システム実証実験 期間: 2017年6月27日(火)~7月4日(火) 場所: 薬剤師を含む全国の一般生活者モニター8名 目的: ・ICタグ薬包による服薬履歴の取得や、従来の服薬行動に対する優位性の確認 ・大量のICタグ薬包を複数同時に読み込む920MHz帯RFID読み取り技術の検証 詳細: ・被験者宅にICタグ薬包と通信機能付き薬箱を設置 ・通信機能付き薬箱が箱内に収められたICタグ薬包を常時読み取り、CareKitを用いてその内容や数量をクラウドに送信 ・設定時刻になると服薬時刻を知らせるアラートが接続したiPadから発信 ・クラウド上の服薬状況(箱から取り出された履歴)や残薬量などのデータは医師を含む第三者がモニタリング ・iPad画面上に反映される、取得された過去の服薬履歴の閲覧 結果: ・同実証期間中の全体の服薬率は95%、うちアラート音や画面表示によって「飲み 忘れ」を防止した回数が全体の21% ・家庭の残薬量、過去の服薬履歴の把握を実現 ・遠隔地の家族等、第三者による「見守り」による安心感を提供 ・かかりつけ薬剤師の在宅訪問薬剤管理に対する負荷軽減といった有効性を確認 ≫ニュース全文を読む

2017年06月26日
 凸版印刷(東京都千代田区、金子眞吾社長)は、マイクロ単位(マイクロ:100万分の1)の微細印刷技術と高精度な位置決め技術の融合によって、4色カラーインキを用いた新しいカラー表現印刷技術を確立した。 同技術を使うことで、偽造防止や真贋判定などのセキュリティ印刷や、導電性材料と絶縁性材料の組み合わせによる微細配線回路を活用したセンサー、ウエアラブル端末など幅広い展開の可能性がある。  微細印刷技術は導電性材料を用いて配線パターンを形成するなどプリンテッドエレクトロニクス(※1)分野で主に使われている。現在では、線幅70μmの配線パターンが既に実用化されており、さらに微細な30μmを形成する技術も実用化に近づきつつある。これまで凸版印刷ではプリンテッドエレクトロニクス分野で培った微細印刷技術により、導電性材料である銀インキを使用し線幅10μmの細線を600mm×600mmの大きさに形成する印刷技術を確立してきた。さらに、印刷物の線幅や間隔を任意に制御することで、単色での階調表現にも成功している。  このたび、凸版印刷は微細印刷技術を絶縁材料である4色のカラーインキへの展開と、インキ組成の最適化で線幅10μm、間隙10μmを形成する技術を確立した。そして、その技術を応用し各色の線幅や間隙を自由に変え、さらに高精度に配置する技術により新しいカラー表現を行うことにも成功しました。同技術を用いることで導電性インキに続きカラーインキにおいても直線・曲線・マイクロ文字・マイクロ記号やマークなどのパターン形成やカラーでの階調表現も可能となった。 ■ 開発の背景  凸版印刷では、プリンテッドエレクトロニクス分野で培った微細印刷技術を深耕している。導電性材料を用いた微細印刷技術の実用化を進める一方、その技術を絶縁材料であるカラーインキにも広げグラビアオフセット印刷により、線幅、間隙ともに10μmの印刷が可能となり、高精度に配置することで新しいカラー表現の印刷技術を確立した。 このようにインキの対応幅を広げ微細印刷技術を駆使することで偽造防止やブランドプロテクションなどのセキュリティ分野や、絶縁材料と導電性材料の組み合わせなどによる微細配線回路やセンサー、ウエアラブル端末などのプリンテッドエレクトロニクス分野など幅広い展開を視野に入れている。 ■ 微細印刷による新しいカラー表現技術の特長 ・4色のカラーインキを使い線幅と間隙を10μmで印刷  シアン、マゼンタ、イエロー、ブラックの4色の線幅と間隙を10μmで印刷、直線・曲線・マイクロ文字・マイクロ記号やマークなどのパターンを形成することができる。これらの組み合わせにより偽造防止やブランドプロテクションなどのセキュリティ製品への用途展開が可能となる。 ・網点印刷方式ではない新しい細線印刷技術による色表現  4色(シアン、マゼンタ、イエロー、ブラック)の線幅と間隙を任意に制御し高精度に配置することで、より高精細な階調表現印刷が可能。同技術の特徴は色を重ねて印刷するのではなく、色を規則正しく並べて印刷する技術であることから色本来が持つ彩度をそのまま保つことができる。  また、通常見る範囲ではごく普通の画像として写るが、拡大すると細線が規則正しく並べられた集合体である特殊な印刷技術であることから、この方式そのものが偽造されにくくセキュリティ性を有した印刷物となる。さらにその中にマークなどを埋め込むことも可能。 ・導電性材料との混在印刷  これまでプリンテッドエレクトロニクス分野で培ってきた導電性材料と新しい色表現を用いたカラー印刷を融合することで、意匠性を持たせたエレクトロニクス商材など新たな視点での展開ができる。  なお、同技術を用いたカラー表現印刷技術は特許出願中。 ■ 今後の目標  凸版印刷は、導電性材料、絶縁材料ともに微細印刷技術の研究開発を進めていく。新しい色表現技術を用いた描画印刷や、偽造防止、真贋判定などのセキュリティ分 野や、導電性材料や絶縁材料を使った高精度・高精細な印刷が求められるエレクトロニクス分野などに向け、多彩な機能を持つ複合製品に幅広く展開していく。 ※1 プリンテッドエレクトロニクス 印刷技術を利用して電子回路などのエレクトロニクス製品を生産すること。印刷技術の特性を生かして、基板として様々な素材を利用できること。これまでの生産方式よりも簡便なプロセスでの生産が可能となることから、次世代の技術として期待されている。 ≫ニュース全文を読む

2017年06月26日
 共同印刷(東京都文京区、藤森康彰社長)は、このたび、内容物を長期にわたり乾燥状態で保存できるとともに、ポケット成形性を高めた「モイストキャッチアルミPTP※シート」を開発した。6 月28 日から30 日まで東京ビッグサイトで開催される「第30 回 インターフェックス ジャパン- 医薬品・化粧品・洗剤 研究開発・製造技術国際展 -」に初出品する。 ※PTP:Press Through Package。押し出して取り出す包装形態で、内容物を一つずつアルミなどの金属シートやプラスチックで個包装するパッケージのこと。  アルミラミネートフィルムを用いたアルミPTP 包装は、水や光に弱い医薬品などの包装材料として海外では主流となっている。日本においても、大手や外資系の製薬メーカーを中心に、近年採用が増えている。  同社は、湿気・アウトガス吸収フィルム「モイストキャッチ」をはじめとする機能性フィルムや各種形態に合わせたパッケージを医薬品や電子部品などの業界へ展開してきた。このたび、その実績を生かし、より高い吸湿能力を必要とする商品向けに、「モイストキャッチアルミPTPシート」を開発した。  開発品は、汎用的なスペックのモイストキャッチをアルミPTP シートに加工した場合と比べ約3 倍の吸湿能力を確保した。また、ポケットの成形性も1.4 倍に向上し、より大きな内容物に対応できるようになった。さらに、側面からの吸湿を抑制し、ポケット内部の吸湿能力低下を防ぐ独自の層構成により、PTP シートに求められる安定した保存性も向上している。  6 月28 日から東京ビッグサイトで開催される「第30 回 インターフェックス ジャパン」へ初出品する(東5 ホール E29-47)。  モイストキャッチアルミPTPシート 【モイストキャッチアルミPTP シートの主な特長】 ①高い吸湿能力 汎用的なスペックのモイストキャッチを用いたアルミPTP シートと比較し、約3 倍の飽和吸湿量を実現 ②ポケット成形性が向上 深絞り成形性を向上させ、ポケット径φ13 mm で深さ5 mm を実現。大きな内容物にも使用可能 ③安定した保存性 端面からの吸湿は、40℃75%RH 環境下30 日で0.6 mm、180 日で2 mm。一般的なアルミPTP シート(端面からポケットまでが5~7 ㎜)に対し十分な能力を維持 ≫ニュース全文を読む

2017年06月23日
 凸版印刷(東京都千代田区、金子眞吾社長)は、画面上に本棚のように陳列されたデジタルコンテンツを、スワイプする直感的な操作でスマートフォン端末などにダウンロードし、持ち帰ることができるタッチパネル式のテーブル型デジタルサイネージ「カタログ TakeOut(テイクアウト)」を開発した。観光施設や商業施設、流通・小売・金融・不動産業界などに向けて、2017年6月下旬から販売を開始する。  同製品は、テーブル型デジタルサイネージの所定の場所にスマートフォンを置き、画面上に本棚のように陳列された電子書籍や電子パンフレットなどのデジタルコンテンツを、本棚から本を取り出すように手軽にダウンロードできるデジタルサイネージ。気になるパンフレットやカタログをスワイプする直感的な操作で簡単にダウンロードできるため、誰でも手軽にデジタルコンテンツを持ち帰ることができます。観光地でのパンフレット配布や、店頭でのカタログ配布などに最適。  同製品は、第一弾として、西日本シティ銀行(福岡市博多区、谷川浩道頭取)で採用。「シアトルズベストコーヒー&サブウェイ」が併設された「NCBアルファ六本松出張所(愛称:『ワンクカフェ』)」で、テーブル型サイネージ上でカタログを見ながら資金運用などの相談ができるほか、気になったカタログをその場で手軽にダウンロードして持ち帰ることもできる新しいデジタルサイネージとして好評を博している。  近年、大型商業施設などの店舗において、商品と消費者を結びつける手法として、店頭でのデジタルサイネージの活用が増加しています。なかでも、情報配信用途としての活用が進んでいるが、閲覧した情報を持ち帰ることができず、その場での簡単な操作で、デジタルコンテンツとして持ち帰る方法が求められていた。  凸版印刷は従来、プロモーション企画からデジタルサイネージの設計・開発、サイネージ向けのコンテンツ制作や配信・運用、効果測定までをワンストップで提供。デジタルサイネージを活用した、さまざまな消費者とのコミュニケーションの手法を提供している。  このたび、画面上に本棚のように陳列されたデジタルコンテンツを、スワイプする直感的な操作でスマートフォン端末などにダウンロードできるタッチパネル式のテーブル型デジタルサイネージ「カタログ TakeOut」を開発。観光地でのパンフレットや店頭でのカタログなどを、デジタルコンテンツとして配布することで手軽に持ち帰ることが可能となった。 ■ 同製品の特長 ・画面をスワイプする直感的な操作でデジタルコンテンツをダウンロード テーブル型デジタルサイネージの所定の場所にスマートフォンを置き、画面上に本棚のように陳列され電子書籍や電子パンフレットなどのデジタルコンテンツを、本棚から本を取り出すように手軽にダウンロードできる。 ・持ち運びが便利 デジタルコンテンツで持ち運びが便利なため、観光地でのパンフレット配布や、店頭でのカタログ配布などに最適。 ・インタフェースのカスタマイズが可能 企業のブランドカラーやロゴに合わせたインタフェースのカスタマイズが可能。 ■ 価格 32インチディスプレイの場合: 300万円~ ※カスタマイズ費用、コンテンツ制作費、運搬費、設置作業費などは別途相談となる。 ■ 今後の目標  凸版印刷は、観光施設や商業施設、流通・小売・金融・不動産業界などに向けて本製品を拡販、2017年度に関連受注を含め約1億円の売上を目指す。 ≫ニュース全文を読む

2017年06月07日
大日本印刷(DNP、北島義俊社長)は、ICカード技術を応用した情報セキュリティ機能とIoT(Internet of Things)の利便性をともに高めるオフィス機器を開発する。IoT環境にセキュリティ機能を付与するDNPのサービス『IoSTTM(Internet of Secure Things)プラットフォーム』をオフィス機器に組み込むことで、インターネットにつながるオフィス機器をサイバー攻撃などから守る機能を高める。第一弾として、セキュリティゲートなどを提供するクマヒラと協業を開始する。 労働人口減少などの社会的課題への対策として、総務省が推進するテレワークのような時間や場所に捕らわれない効率的な働き方が求められている。そうした中、モノがインターネットに接続するIoTの活用例のひとつとして、複数企業が共用するサテライトオフィスや在宅勤務などのオープンなネットワーク環境から、企業の情報システムにアクセスしたいというニーズがある。その際、データの盗聴・窃取・改ざん、機器へのサイバー攻撃などの脅威が増大しているなかで、サテライトオフィスなどにおいてデータや機器を保護する情報セキュリティ対策が強く求められている。 DNPは1980年代からICカードのソフトウエア開発と製造・発行、ソリューション提供などを行っており、国内のICカード市場で高いシェアを獲得している。こうしたICカードの強みに加え、2008年より提供しているECサイト決済時の本人認証サービスのノウハウなどを活かし、『IoSTプラットフォーム』を提供している。今回、オフィス機器メーカーと協業し、IoTにおける情報セキュリティ機能と利便性をともに高めるオフィス機器を開発します。第一弾として、オープンな環境でも安全・安心に利用できるセキュリティゲートの開発に向けて、クマヒラと協業を開始する。 【協業により開発するオフィス機器】 ○サテライトオフィス向け各種機器 DNPのIoSTプラットフォームの活用によって、複数の企業が共用するサテライトオフィスに設置するパソコンや複合機、入退室システム、監視カメラなどが、インターネットを経由して安全に企業のサーバーに接続できるようにする。これにより、勤怠管理などが適切に行えるようになる。DNPは、社員証ICカードとそれに関連する本人認証システムも提供しており、これらを今回開発する機器と組み合わせることで、人とモノの両方のセキュリティ性の向上につなげていく。 ○可搬式セキュリティゲート クマヒラは、運搬可能な「可搬式セキュリティゲート」の提供を検討している。従来の専用回線を使用する据え置き式のセキュリティゲートに対して、可搬式セキュリティゲートはモバイル回線や無線LANなどのオープンなネットワーク環境での利用が想定されるため、今回、セキュアICチップを組み込むことでセキュリティ機能の向上を目指す。サテライトオフィスのほか、短期間に実施されるイベントやコンサート会場などでも利用可能で、省人化にも貢献する。 【DNPのIoSTプラットフォームについて】 サービス紹介ページ http://www.dnp.co.jp/works/iost/ ICカードに搭載されるICチップは、演算機能と暗号機能を有し、ICカードとそれを読み取る端末が相互認証するための暗号文の作成と照合によって、それぞれの正当性を確認し合うことができる。 DNPのIoSTプラットフォームは、このセキュアICチップをIoT機器へ組み込むことで、機器とサービスの間の相互認証および通信データの暗号化、機器が取得・生成するデータの正当性の確認などを行う。同時に機器が取得・生成するデータや、機器に搭載されているソフトウエアの盗聴・窃取・改ざんを防止する。 【今後の取組み】 今回、IoSTプラットフォームを活用して開発する機器・サービスは、2017年度末から提供する予定。また、オフィス機器メーカーと連携して、機器認証用の暗号鍵・デジタル証明書の管理のほか、リモートでの機器の保守サービスなども提供する。DNPは、オフィス機器や社会インフラシステムなどの機器ベンダーと連携して、IoSTプラットフォームの事業を推進し、2018年までに約10万台の機器に対する導入を目指す。 なお、2017年6月7日(水)~9日(金)に幕張メッセで開催される展示会「Interop Tokyo 2017」のDNPブース(ブース番号: 6H15)で、クマヒラの協力のもと、同取組みを紹介する。 ※ DNP Featuresでも、IoSTプラットフォームを紹介している。 ≫ニュース全文を読む

2017年06月06日
凸版印刷(東京都千代田区、金子眞吾社長)は、カプセル化したナノ材料を用いることで、世界最高水準の表面性能を実現する 「Smart NANO(スマートナノ)」技術を建装材に展開している。  このたび凸版印刷オリジナルブランドの内装用床材「101 REPREA(レプリア)」シリーズに「Smart NANO」技術を搭載した新製品「101 REPREA Smart NANO」を開発した。傷や汚れが付きにくい高性能の内装用床材として、主にマンション向けに、2017年6月中旬から販売を開始する。  「Smart NANO」とは、東京理科大学 阿部正彦教授を中心とするベンチャー企業、アクテイブ(長濱正光社長)と共同で開発した、化粧シートを高性能化する技術。阿部教授の研究グループが開発した、超臨界CO2の特性を利用した新技術「超臨界逆相蒸発法」によりナノカプセルを生成し、これを各種の機能性添加剤として用いることで、硬さや傷・汚れの防止など、世界最高水準の表面性能を発揮する。  今回、トップクラスの強靭性を誇る内装用床材「101 REPREA」シリーズに、この「Smart NANO」技術を搭載。更に性能が向上し、一般的な木質フローリングと比較して約2倍の耐傷性、高い耐汚染性を実現した。  近年、生活者のライフスタイルが多様化したことにより、建装材は意匠性の高さが求められるのみにとどまらず、傷や汚れに強く、長期間快適に使い続けられるといった機能性への要求が高まっている。  凸版印刷はこれまでに、意匠性や機能性、環境適性に優れた建装材の開発・製造を展開しており、国内外の住宅や商業施設の内外装として幅広い分野で採用されている。  このたび、内装用床材「101 REPREA」シリーズに世界最高水準の表面性能を実現する「Smart NANO」技術を搭載し、内装用床材の新製品「101 REPREA Smart NANO」を開発した。 ■ 同製品の特長 ・優れた表面強度や耐傷性、耐汚染性を実現 「Smart NANO」技術を用いることで、硬さや傷・汚れの防止など、表面性能が飛躍的に向上。一般的な木質フローリングと比較して約2倍の耐傷性、高い耐汚染性を実現した。 ・最新の流行を取り入れた新柄10点を採用 独自のリサーチによる最先端のトレンドを取込んだ色・柄を採用している。 ■ 価格 従来の「101 REPREA」シリーズ製品と同程度の価格を実現した。 ■ 今後の目標  凸版印刷は今後、さらに「Smart NANO」技術の開発をすすめ、CO2削減や不燃性、耐候性など、多彩な機能を持つ製品に幅広く応用。住宅やホテル、店舗、公共施設などの内装、また外装・エクステリアなど幅広い用途に展開し、「Smart NANO」シリーズ全体で、2020年度に関連受注も含め約500億円の売上を目指す。  ≫ニュース全文を読む

2017年06月02日
大日本印刷(DNP,北島義俊社長)は、能楽の公益社団法人宝生会(東京都文京区、錦織淳会長)と共同で、AR(Augmented Reality:拡張現実)による能楽鑑賞ガイダンスシステムの実用化に向けた実験を、2017年7月29日(土)に行われる宝生流能楽公演「体感する能『黒塚』」をはじめ、3公演にて実施する。 同システムは、メガネのように着けて、実際に見ている光景に情報を重ねて表示するウェアラブルデバイス「スマートグラス」を活用している。 鑑賞を防げずに内容が理解できるスマートグラス への解説表示イメージ。 能楽などの日本の古典芸能では、国内の若年層や体験型の観光を望む訪日観光客などを主なターゲットとして、新たなファンの獲得に取組んでいる。しかし古典芸能は、現代の言葉と異なる言い回しが多く、初めて鑑賞する人や言語・生活習慣が異なる訪日観光客にとっては、台詞の意味や物語の内容を理解することが困難だった。 DNPは、視覚コミュニケーション情報設計の技術・ノウハウとスマートグラスを活用し、舞台から目を離さずに内容が理解できるARによる鑑賞ガイダンスシステムを開発した。2016年7月に行った実証実験*の利用者アンケートでは、回答者の97%が「舞台の内容が理解しやすくなった」と回答した。そこで今回新たに、ソニーセミコンダクタソリューションズとエヴィクサーの協力を得て、実用化に向けてシステムを改良し、実証実験を実施することとした。 【実証実験における「AR能楽鑑賞システム」の概要と特徴】 鑑賞者は、解説コンテンツのデータを収録した情報端末とスマートグラスをセットで使用します。今回、実用化に向けて、以下の3点を改良した。 1. 全座席で安定した運用を実現 演目の進行に合わせて、最適な解説コンテンツをスマートグラスに表示する。表示するタイミングを指示する情報は、音響透かし技術を活用した、人の耳で聞き取れない非可聴音信号として会場の既設スピーカーから配信する。そのため、Wi-Fiなどの通信環境を新たに設置する必要がなく、全ての座席で安定した運用ができる。 2. 日本語・英語切り替えが可能な多言語対応 情報端末の貸出時に使用言語を選択することで、スマートグラスに表示する言語を切り替えることができる。 3. 容易なコンテンツ制作機能によって、公演関係者などによる解説画面の制作が可能に スマートグラスに表示する解説画面を簡単に編集・制作できる機能を備えた。コンテンツ制作に関する特別な知識や技能を持たない方でも、コンテンツの編集・制作・更新が可能。 システム概要図 ※同公演の実験では、ソニー製スマートグラス「SmartEyeglass SED-E1」と、エヴィクサーの音響通信システム「Another Track」を採用している。 【実証実験を行う公演について】 ○第十三回 和の会主催 宝生流能楽公演 「体感する能『黒塚』(くろづか)」 ・日時 : 2017年7月29日(土) 開演16:00(開場 15:00) ・会場 : 宝生能楽堂 東京都文京区本郷1-5-9 ・料金 : S席6,500円/A席6,000円/B席5,500円/C席5,000円/学生券4,000円(全指定席) ○上記のほか、10月14日(土)「五雲会」および11月9日(木)「能楽堂リレー公演」でも実施する。 ※能「黒塚」の「AR能楽鑑賞システム」は各日、先着10~15名様に無料で利用できる。 【今後の展開について】 DNPは、現実のように感じる環境を作り出す仮想現実(VR:Virtual Reality)や、現実の世界に情報を重ねて表示するARを活用し、新たなコミュニケーション体験ができるサービス「DNP VR・AR活用ソリューション」を提供している。今後「AR能楽鑑賞システム」を実用化するとともに、能楽以外の古典芸能や舞台芸能、美術館や博物館などの文化施設、娯楽施設、観光施設などに向けて、スマートグラスとARを組み合わせた鑑賞・ガイダンスシステムのプラットフォーム構築を行っていく。また、インバウンド需要の拡大に合わせた多言語対応や、聴覚障がい者への対応にも取り組んでいく。 ≫ニュース全文を読む

2017年05月31日
大日本印刷(DNP,北島義俊社長)は、冷蔵で長期保存できる調理済み食品(レディミール)を製造する加熱調理殺菌システム「Micvac(ミックバック)」を2012年より販売している。今回このシステム用の容器について、2種類の食品を1パックに収納できる2室タイプの新しい容器を開発した。これにより、以前から要望が高かった「カレー+ご飯」、「おかず+パスタ」などの人気メニューに対応可能となった。DNPは、専用の殺菌包装ラインと包装材を販売する。 単身者や共働き世帯の増加による個食化や調理の短時間化などのライフスタイルの変化にともない、電子レンジで加熱するだけで簡単に食べられるレディミールの需要が拡大している。DNPは、こうしたニーズに最適なパッケージとして加熱調理殺菌システム「Micvac」のライセンス契約をスウェーデンのMicvac社と締結している。「Micvac」は、専用容器に食材を充填し密封後、マイクロ波で加熱し、調理と殺菌を短時間で同時に行うシステム。そのため、ビタミンなどの栄養素を損なわず、野菜のシャキシャキ感など食材の美味しさを保持しながら、冷蔵での長期保存ができる。また、消費期限の延長による食品の廃棄ロスの削減により、国内でも利用が広がってきている。今回新たに、2種類の食品を1パックに収納できる2室タイプ容器を開発したことで、栄養バランスの良い一食完結タイプの食品がより提供しやすくなった。 このタイプは、欧州地域ですでに「カレー+ご飯」などに採用されているが、今回DNPは、持ち手部分を大きく持ちやすくするとともに、落としても割れにくいように形状を工夫し、コンパクトな容量にするなど、日本向けに改良を加えて開発した。 【「Micvac」の概要】 「Micvac」の製造プロセスは次の通り。 ①専用容器に食材と調味用ソースを充填し、蓋材となるフィルムで密封。 ②マイクロ波加熱により食材の調理・殺菌を同時に行う。 ③その後、急速冷却する。 蓋材のフィルムに貼付された、特殊な機能をもったバルブ(ラベル)は、加熱により容器内圧が上昇すると容器内の蒸気を放出し、冷却工程では外気が流入しないよう密封する機能があるため、容器内での加熱調理殺菌を可能にしている。同システムで生産されたレディミールは長期の保存性に優れ、フードロスの削減にも効果的。今回の新容器(2室タイプ)では、中央仕切りのシール部を工夫することで1枚のバルブでも2室を同時に調理・殺菌することができる。 【今後の展開について】 DNPは「Micvac」の製造ラインと包装資材を国内外の食品メーカーに提供し、2020年度に12億円の売上を目指す。 ≫ニュース全文を読む