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2018年06月25日
 共同印刷(東京都文京区、藤森康彰社長)は、香りや薬効を逃がさない機能性材料「ノンキャッチ」を用いたチャックテープを、ハイパック(東京都港区、山口哲彦社長)と共同開発した。同品を使用し、従来は困難だった“袋の内面すべてに非吸着性を持たせること”を実現した「ノンキャッチ チャック袋」を、6 月27 日から東京ビッグサイトで開催される「第31 回 インターフェックス ジャパン」へ初展示し、販売を開始する。  ノンキャッチは、内容物の非吸着性・保香性・ガスバリア性などの機能性とヒートシール性とを併せ持つ高機能フィルム。非吸着性樹脂のEVOH※1と、ヒートシール性を持つポリオレフィン樹脂とをポリマーアロイ化※2 することで2011 年に製品化に成功、2017 年に販売を開始した。  このたび販売を開始した「ノンキャッチ チャック袋」は、ノンキャッチの販促過程で寄せられたお客の要望に応えて開発したもの。現在、一般的に流通しているチャック付き包装袋には、主にポリエチレンが用いられている。しかし、ポリエチレンには内容物の香りや薬効成分を吸着する性質があるため、保管中に有効成分が低下することが課題となっていた。そこで、ノンキャッチを使用したチャックテープをハイパックと共同開発し、ノンキャッチと複合させることで、全内面に非吸着性を持ち内容物の香りや薬効成分の低下を抑制できる包装袋・「ノンキャッチ チャック袋」を実現した。  同社は、同品を医薬品や食品、化粧品業界などへ拡販すると共に、ノンキャッチを含めた高機能フィルムのラインアップ拡充と販売拡大に引き続き注力し、生活・産業資材系事業の発展に努める。  なお、同品は、6 月27 日から29 日まで東京ビッグサイトで開催される「第31 回 インターフェックス ジャパン-医薬品、化粧品、洗剤 研究・製造技術展-」へ初展示する。独自技術で開発した高機能フィルムも各種展示する。同社ブース(東6 ホール E24-001)。 ※1 EVOH(ethylene vinylalcohol copolymer):エチレン・ビニルアルコール共重合体樹脂 ※2 ポリマーアロイ化:2 つ、または2 つ以上の樹脂を混ぜて、各樹脂が有する性能よりも高い機能性を持たせること 【ノンキャッチチャック袋の主な特長】 ①容物の香りや薬効成分が包装袋内に吸着しない(非吸着性、保香性) ②チャックによる再封性能により、非吸着性、保香性を保持 ≫ニュース全文を読む

2018年06月20日
 トッパン・フォームズ(以下トッパンフォームズ)は、帳票改訂対応の効率化やデータの一元管理により、事務負荷軽減とコスト削減に貢献するクラウドサービス「DocValue Contents/ドックバリュー コンテンツ」を開発した。ベータ版の提供を本日6 月20 日、正式版の提供を7 月24 日(予定)より開始する。  「DocValue Contents」では、帳票データや画像などのコンテンツをクラウド上で一元管理することができる。また全文検索による該当文言のピックゕップや差分表示による変更箇所の確認、ワークフローによる承認過程の見える化により、帳票改訂作業を大幅に効率化する。  法改正や改元、消費税率の変更などの社会的要因や企業の規約変更などによって、帳票の改訂は頻繁に行われており、管理・改訂の負荷やコストは企業の大きな負担となっている。また帳票の管理・改訂は、社内の複数部門や制作会社など、多数の関係者によって行われるため、帳票データの管理や使用するコンテンツの共有などに課題を抱えている。  トッパンフォームズは、それらの課題を解決するため「保管・検索・共有」機能をパッケージ化したクラウドサービス「DocValue Contents」の提供により、お客さまの帳票改訂業務の効率化に貢献する。 DocValue Contents 利用イメージ 【特長】 1. 登録データの一元管理により、版管理やデータの共有を簡便に 2. テキストや属性情報から改訂箇所の一括検索が可能 3. イメージや文言の変更箇所を明確に差分表示することで、校正精度が向上 4. プロジェクト機能の利用で進捗管理と情報共有が容易に 5. ワークフローで審査状況の見える化を実現 【今後の展開】  トッパンフォームズは、「DocValue Contents」を、多数の帳票を取り扱い、法改正や規約変更などに対応するため、帳票を改訂する機会の多い金融機関や官公庁・自治体を中心に拡販する。  販売価格は初期費用400 万円(税抜・オプション費用別)、月額費用30 万円(税抜)、利用可能ストレージは1TB 。2020 年度までに100 ライセンスの販売、10 億円の売上を目指す。  トッパンフォームズは、今後も導入・利用しやすい汎用的なパッケージサービスのラインゕップをデジタルソリューションを中心に順次拡大し、お客さまの業務効率化やコスト削減への一層の貢献に努めていく。 ≫ニュース全文を読む

2018年06月19日
凸版印刷(東京都千代田区、金子眞吾社長)は、環境発電(エネルギーハーベスティング)技術で駆動する電子ペーパー(以下 同製品)を開発、無線通信規格「EnOcean(エンオーシャン)」に対応した電池レスのIoT機器に「表示」を実現することに成功した。IoT機器メーカーなどとの協業を視野に、2018年9月より同製品のサンプル出荷を開始する。  なお凸版印刷は、2018年6月20日(水)から22日(金)に開催される「第29回 設計・製造ソリューション展」(会場:東京ビッグサイト)の凸版印刷ブースにて、同製品を活用したIoT機器として、電池レススイッチのプロトタイプを展示する。 「第29回 設計・製造ソリューション展」で初公開する電池レススイッチへの展開例   インダストリー4.0やIoTが注目される中、製造・物流業界などにおいて、ICT技術を用いた情報の活用と可視化の重要性が高まっている。  「EnOcean」は、光や温度、振動などの微弱なエネルギーを集めて電気エネルギーに変換する「エネルギーハーベスティング技術」を使用した電池レスの無線通信規格。電源の確保や電池交換といったメンテナンスが不要な特長を活かし、センサーやスイッチなどでの普及が急速に進んでいる。また電子ペーパーは、超低消費電力、紙のような見やすさ、薄型・軽量といった、他のディスプレイにはない特長を持っている。  凸版印刷はこの「EnOcean」と電子ペーパーの特長に着目。約20年間培ってきた電子ペーパーの製造・開発技術により、エネルギーハーベスティング技術を活用して発電した微弱な電力での表示が可能な電子ペーパーの開発に成功した。これまで不可能とされてきた電池レスのIoT機器への常時表示を実現することにより、IoT機器の利便性向上に貢献できる。 ■ 同製品の技術的な特長 ・無線通信規格「EnOcean」に対応 広く普及している無線通信規格「EnOcean」に対応しており、既存のデータ通信インフラを活かしたシステム連携が可能なため、導入負荷を軽減できる。 ・超微弱電力で表示を切り替え 電子ペーパーの特長である超低消費電力を活用し、エネルギーハーベスティング技術によって発電した微弱な電力でも表示の切り替えが可能。 ・セグメント型電子ペーパーを採用 電子ペーパーの中でも超低消費電力で、数字や文字、アイコンなど固定パターンの滑らかな表示が可能なセグメント型電子ペーパーを採用している。 ・電源なしで表示を保持 一度表示された内容は、次に書き換えるまで常時表示が保持される。 ■ 今後の目標  凸版印刷は、同製品の開発ならびに協業先の選定を進め、2019年春に量産を開始する予定。  また凸版印刷は今後も電子ペーパー製品を活用し、IoTによる工程管理や状態管理など各種センサー情報の可視化を想定した製品・サービスの開発を推進。国内市場はもとよりグローバル市場にも事業を展開していく。 ≫ニュース全文を読む

2018年06月14日
大日本印刷(DNP)は、地域の“よりみちスポット”情報を提供する「DNP旅のよりみちアプリ YORIP(ヨリップ)」の利用者が、“まち巡り”企画の主催者等からチャット形式で発信されるメッセージを受信しながら、“まち巡り”を楽しめる新機能を開発した。 この新機能は、銚子電気鉄道株式会社(以下:銚子電鉄)が2018年6月15日に開始するイベント「銚子電鉄えきクエスト」で利用できる。 *「DNP旅のよりみちアプリ YORIP」URL http://www.dnp.co.jp/cio/yorip/ 自治体などが活発に“シティプロモーション”に取り組むなか、地域活性化の担い手である地域の企業や住民・団体が自ら主体者となってイベントやプロモーション等を実施するケースが増えている。DNPは、これらの主体者がYORIPで紹介する観光ルート等のコンテンツの企画・制作支援に加え、今回追加したYORIPの新機能による“珍しいまち巡りコース”や“地域情報”の発信などを支援する。 【新機能の概要と特長】 DNPは、まち歩きを楽しむ旅行者などに、地域の魅力的な“よりみちスポット”情報を提供するYORIPを2015年より提供している。今回追加したYORIPの新機能は、登録された「まち巡りコース」と位置情報を連動させて、その土地にまつわる情報をクイズなどで配信することで、利用者にまち巡りを一つの“物語”として体験してもらい、感動を提供する。 1.位置情報と連動してチャット形式でメッセージを配信 まち巡りの9つのコースごとに設定したシナリオに沿って、観光地等に来たYORIP利用者のスマートフォンの位置情報に基づき、チャット形式でメッセージを配信する。利用者はアプリに届いた“観光地にまつわるクイズやキーワード”などに回答することで、まち巡りをしながら“その土地にまつわる珍しい情報”をリアルタイムに取得し、その土地の魅力をより深く理解することができる。 2.アプリ利用者に使いやすいユーザーインターフェース 広く普及しているメッセージアプリのチャット形式の画面をユーザーインターフェースに採用した。利用者は、道案内をしてくれる人々やキャラクターとあたかも会話をしているかのように“まち巡り”を体験できる。 3.地域企業、住民・団体の情報発信をサポート DNPは地域の企業・住民・団体が、地域を元気にする主体者として観光ルートやシナリオを作成する際に、YORIPを使った情報発信と地域を回遊させる「まち巡り」の制作支援を行い、地域活性化を応援する。 ■銚子電鉄のイベント「銚子電鉄えきクエスト」の概要 ○参加方法 : YORIPのアプリをダウンロードし、ミッションメニューから「銚子電鉄えきクエスト」のシナリオを取得することで、無料で参加できる。銚子電鉄沿線各駅で販売する1日乗車券「弧廻手形(こまわりてがた)(大人700円・子供350円)」を購入すると、銚子電鉄の各駅が起点となっている各コースのシナリオに沿って、効率的に楽しむことができる。参加にはスマートフォンが必要。 「銚子電鉄えきクエスト」のチラシ 〔コース1〕 日本最大級の河川橋 銚子大橋から眺めよう!(銚子駅発) 〔コース2〕 鉄道の跡をたどろう!(仲ノ町駅発) 〔コース3〕 地理歴史の起点を探ろう!(観音駅発) 〔コース4〕 銚子漁港周辺を巡ろう!(本銚子駅発) 〔コース5〕 アフロで“映え”よう!(笠上黒生駅発) 〔コース6〕 文学詩碑を巡ろう!(海鹿島駅発) 〔コース7〕 犬吠埼灯台を望む海岸線を歩こう!(君ヶ浜駅発) 〔コース8〕 UFOについて調べよう!(犬吠駅発) 〔コース9〕 映画のような写真を撮ろう!(外川駅発) *銚子電気鉄道のイベントウェブサイトURL : http://www.choshi-dentetsu.jp/detail/event/91 【YORIPの新機能の価格(税抜)】 導入支援:50万円~ サービス利用費:5万円~ *利用する企業・団体の規模・想定利用者数、掲載コンテンツの二次利用の許諾など条件により別途見積もりする。 【今後の展開】 DNPは、新機能を搭載したYORIPを地域に根ざした交通や流通関係の企業・出版社、地域活性化を担うNPO、DMOなど、地域の情報発信主体者となる企業・団体へ提供していく。同時にDNPは、YORIPを活用した観光ルートやシナリオの作成などの導入に必要なサービスを提供し、企業や団体が持っている各媒体と連動しながら、YORIPを「まち巡り体感プラットフォーム」として広げていく。 ≫ニュース全文を読む

2018年06月06日
 凸版印刷(東京都千代田区、金子眞吾社長)は、コンクリートの硬化を遅らせる特殊インキを印刷し、意匠性の高い多様なデザインを付与できるコンクリート用加飾工程紙「べトンフィット」を開発した。コンクリート製品の製造工場やゼネコン、デベロッパー向けに、2018年6月5日より本格的な販売を開始する。 同製品は、コンクリート型枠の底に敷き、生コンクリートを流し込んで固めたあと水洗いすることで、特殊インキを使用したデザイン部分はコンクリートの内面が露出して絵柄を発現させるまったく新しい製品。従来の型押しや彫刻、タイル貼りなどによる加飾と異なり、印刷方式のため豊かなデザイン表現が可能で仕上がりをイメージしやすいといった特長があります。また、金型が不要なため工期の短縮につながる。  なお同製品は、2018年6月5日(火)から29日(金)まで凸版印刷が東京、大阪、福岡、愛知の4箇所で順次開催する展示会「フォレストフェア2018」に展示する。 ■ 開発の背景  ホテルやリゾート施設、大型店舗などの新築・改装需要が増加する中、それらの外壁については強度や耐久性などの機能性や作業性に優れるものだけでなく、意匠性の高いものへのニーズも高まっている。 従来のコンクリートへの加飾方法は、型押しや彫刻、タイル貼りなどがあるが、精巧で多様なデザインを再現することは難しく、新たな手法が求められていた。  凸版印刷はこのたび、プレキャストコンクリート製品向けに製造時に型枠に敷くだけで、意匠性が高く多様なデザインを施すことができる加飾工程紙「べトンフィット」を開発。機能性や作業性はそのままに、さまざまなデザイン表現に幅広く対応できるようになった。 ■ 同製品の特長 ・コンクリートに意匠性の高い加飾デザインを付与 印刷方式で絵柄を表現するため、従来の加飾方法と比較して多様なデザイン表現が可能。また、表面を削る形でデザインを表現するため、プレキャストコンクリート製品でありながら、彫刻方式でしか実現できなかったコンクリートの表面色と内部色の2色でのデザイン表現を可能にした。 ・工期の短縮と安定した生産性 従来の型押し手法と異なり金型が不要なため、工期の短縮が可能。また工程紙は印刷方式のため、ロール形状で供給でき、生産性を向上した。 ■ 価格 設計価格20,000円/㎡   (※工程紙のみ。製版費用はデザインにより異なる。) ■ 今後の目標   凸版印刷は、同製品を外壁加飾市場をはじめ公園、橋、歩道など景観市場に向け拡販、2020年に関連受注を含めて約20億円の売上を目指す。 ≫ニュース全文を読む

2018年06月05日
大日本印刷(DNP,北島義俊社長)は、2地点から撮影したパノラマ写真(静止画)だけで、高品位な360度のパノラマ VR(Virtual Reality:仮想現実)映像を容易に作成できる技術を開発した。同技術を利用すると、撮影画像から作成した従来の360度パノラマVRで発生する「画像の重なりや歪み」を抑制でき、場面の移動を鮮明でスムーズに表現できる。DNPは2018年内に同技術を実用化し、VRコンテンツ制作や配信プラットフォームのサービスの一つとして活用していく。 近年、VR技術がエンターテイメント分野だけでなく、多くのビジネスの分野でも利用され始めており、関連機器や制作ソフトの普及も進んでいることから、今後も市場の高い成長が見込まれている。その中でも特に、撮影した写真を使用した360度パノラマVRは、視線を移すことで上下左右の好きな場所を見ることができ、あたかもその場にいるような疑似体験ができることから、インターネット上での不動産物件の見学や街中・施設を案内するサービスなどに広く展開されている。しかし、実物を撮影した写真を使った360度パノラマVRの場合、CGを使ったVRと比べて制作の作業負荷は低減できるが、仮想空間を自由に移動ができず、場面の移動時に不自然な切り替わりや表示の歪みが発生するという課題があった。 DNPは、これまで培ってきた画像処理・情報処理に関する技術・ノウハウを駆使して、これらの課題を解決する高品位パノラマVR技術を開発した。 【高品位パノラマVR技術の概要と特長】 DNPが今回独自開発した高品位パノラマVR技術は、画像解析(コンピュータビジョン)と描画(コンピュータグラフィックス)の理論を組み合わせ、撮影した2地点間のどの位置からでも人が見る光景を再現できる新しい手法によるもの。 1.撮影地点間で自由に視点を変更できるVR表現 従来の360度パノラマVRは、撮影した位置から360度を見回す表現はできたが、撮影した位置以外から見た光景は表示できなかった。今回の高品位パノラマVR技術では、2つの地点で撮影したパノラマ写真に記録された被写体の位置を解析することで、撮影した2地点間の、どの位置からでも360度の光景を再現することができる。 2.視点変更時も鮮明なパノラマVR表現 複数の写真を組み合わせた従来の360度パノラマVRは、次の場面に移る際に不自然な切り替わりや画像の歪みが発生し、CGで制作したVRのようなスムーズな場面の移動が表現できなかった。今回開発した高品位パノラマVR技術を利用すると、CGで制作したVRと同様に鮮明な画像のまま、2地点間を歩いて移動するような滑らかな場面の移動が表現できる。 3.VR制作のコスト削減、期間短縮 CG制作には比較的高額な制作費と一定の制作期間が必要だが、高品位パノラマVR技術の利用により、複数の地点で撮影したパノラマ写真だけで容易にVRコンテンツが制作できるようになるため、CGによるVRと比べて低コスト・短期間で手軽にVRコンテンツが制作できる。 (左画像)高品位パノラマVR導入前:青い丸囲い部分に「画像の重なり」が顕著 (右画像)高品位パノラマVR導入後:画像の重なりが発生せず、「鮮明な画像」で表示 【今後の展開】 DNPは高品位パノラマVR技術を、歴史的建造物のアーカイブや工場施設・不動産物件の見学、観光地のナビゲーションなどのコンテンツ制作や配信プラットフォームに活用していく。また、コンテンツ配信を行うVR制作・配信サービス事業者やカメラメーカーへの技術提供も目指す。 ≫ニュース全文を読む

2018年06月01日
凸版印刷(東京都千代田区、金子眞吾社長)は、カプセル化したナノ材料を用いることで、世界最高水準の表面性能を実現する「Smart NANO®(スマートナノ)」技術を建装材に展開している。  このたび、凸版印刷のオリジナルブランドである、ドアや扉などの建具用化粧シート「101エコシート」に「Smart NANO」技術を搭載した新製品「101エコシート Smart NANO」を開発しました。傷や汚れが付きにくい高性能な建具用化粧シートとして、マンションなどの住宅内装向けに、2018年6月より色柄サンプルの出荷を開始する。 「Smart NANO」とは、東京理科大学 阿部正彦教授を中心とするベンチャー企業、アクテイブ(長濱正光社長)と共同で開発した、化粧シートを高性能化する技術。阿部教授の研究グループが開発した、超臨界CO2の特性を利用した新技術「超臨界逆相蒸発法」によりナノカプセルを生成し、これを各種の機能性添加剤として用いることで、傷の防止など、世界最高水準の表面性能を発揮する。  今回、加工性に優れ、高いデザイン性が強みの建具用化粧シート「101エコシート」に、この「Smart NANO」技術を搭載。従来の高い耐汚染性はそのままに、約2倍の耐傷性を実現した。同製品を開発したことにより、「スマートナノシリーズ」で床材と建具のインテリアコーディネートが可能になった。  なお同製品は、2018年6月5日(火)から29日(金)まで凸版印刷が東京、大阪、福岡、名古屋の4箇所で順次開催する展示会「フォレストフェア2018」に展示する。  「101エコシート」施工イメージ ■ 開発の背景  近年、生活者のライフスタイルが多様化したことにより、建装材は意匠性の高さだけでなく、傷や汚れに強く、長期間安全で快適に使い続けられる高い性能を求められている。凸版印刷は傷や汚れがつきにくい内装用床材「101レプリア Smart NANO」など意匠性や機能性、環境適性に優れた床材の開発・製造を展開している。  このたび、燃焼時に有害な物質が発生しにくいオレフィン系(非塩ビ)の樹脂を使用した建具用化粧シート「101エコシート」に世界最高水準の表面性能を実現する「Smart NANO」技術を搭載し、従来の高い耐汚染性はそのままに、約2倍の耐傷性を実現した、建具用化粧シートの新製品「101エコシート Smart NANO」を開発した。 ■ 同製品の特長 ・優れた表面強度や耐傷性、耐汚染性を実現 「Smart NANO」技術を用いることで、硬さや傷・汚れの防止など、表面性能が飛躍的に向上。高い耐汚染性はそのままに、従来品と比較して約2倍の耐傷性を実現した。 価格 従来の「101エコシート」シリーズ製品と同程度の価格を実現した。 ■ 今後の目標  凸版印刷は、同製品を2018年秋頃からデベロッパー、建築士、デザイナー向けに販売を開始する。  また、今後も「Smart NANO」技術の開発をすすめ、CO2削減や不燃性、耐候性など、多彩な機能を持つ製品に応用。住宅やホテル、店舗、公共施設などの内装、また外装・エクステリアなど幅広い用途に展開し、「Smart NANO」シリーズ全体で、2020年度に関連受注を含め約500億円の売上を目指す。 ■ フォレストフェア2018の詳細 <実施期間/場所> 東京: 2018年6月5日(火)~8日(金) 大阪: 2018年6月13日(水)~15日(金) 福岡: 2018年6月21日(木)~22日(金) 愛知: 2018年6月28日(木)~29日(金) ≫ニュース全文を読む

2018年05月28日
凸版印刷(東京都千代田区、金子眞吾社長)は、冷凍食品向け電子レンジ対応紙製一次容器「レンジで楽チントレー」を開発した。高付加価値の冷凍食品容器として、食品メーカーやコンビニエンスストア向けに2018年6月上旬から販売を開始する。  「レンジで楽チントレー」は、冷凍食品を購入した状態のまま電子レンジで加熱できる紙製一次容器。現状使用されているプラスチックや紙製の深絞りトレーと異なり、容器の側面を含めた全面に美粧性の高い印刷が可能であることに加えて容器本体の印刷面積が広いため、加飾表現や法的表示のための外袋や外箱が必要ない。また、フタ材は独自開発の開封構造により、密閉性と開封しやすさの両立を実現した。 「レンジで楽チントレー」のサンプル © Toppan Printing Co., Ltd.  高齢化や女性の社会進出増加といった社会環境の変化により冷凍食品市場は拡大しており、その市場規模は2020年には2017年と比べて20%増え5,000億円を超えると予想されている。その中でも近年、高付加価値な商品が増加しており、今後もさらなる市場の拡大が見込まれている。  従来、冷凍食品の容器形態はプラスチックや紙容器に外袋や外箱などで二次包装されているものが多く、市場拡大に向け、新たな形態の容器が求められていた。  凸版印刷は今回、冷凍食品向けに電子レンジ加熱が可能な紙製一次容器を開発。同製品は容器全面に美粧性の高い印刷が可能なため、店頭での訴求効果向上が期待できる。また、本体の印刷可能面積が広くなったことで、外袋や外箱などの二次包装の必要ない。さらに、フタ材は紙の層間で剥離する独自開発の開封方法を採用しているため、容易に開封できる。 ■ 「レンジで楽チントレー」の特長 ・美粧性の高い印刷で商品価値を向上 側面を含め、全面に美粧性の高い印刷を施すことが可能なため、商品の訴求力向上が期待できる。 また、従来よりも表示面積が広くなり、商品の魅力をより一層アピールできる。 ・電子レンジで加熱しても変形しにくい耐熱容器 耐熱強度に優れており、加熱によって容器が変形しにくいため、そのまま食器としても使用できる。 ・開封しやすいフタ材 フタ材は、層間で剥離する独自開発の開封構造により、容易に開封できる。 ・石油由来資源の使用量削減で環境配慮に貢献 従来のプラスチックトレー商品と比較して、石油由来資源の使用量を約90%削減することで環境配慮に貢献できる。 ■ 価格  約25円/個 (※寸法:W191×D156×H40mm、10万個製造の場合。仕様により価格は異なる。) ■ 今後の目標   凸版印刷は「レンジで楽チントレー」を拡販、2020年度に関連受注も含め約3億円の売上を目指す。 ≫ニュース全文を読む

2018年05月25日
アステック、医療法人浅田レディースクリニック、大日本印刷(DNP)の3社は共同で、不妊治療時の受精卵に最適な培養環境と、受精卵の発育を撮影・記録し、画像解析ソフトによる受精の自動検出などの機能を持った「次世代型タイムラプスインキュベーターシステム」を開発した。同システムは、アステックが7月1日に販売を開始する。 近年、晩婚化などの影響もあり、日本の不妊治療の実施件数は増加している。不妊治療のひとつが体外受精だ。体外受精でできた受精卵は、女性の体内とほぼ同一の環境を持つ「インキュベーター」内で数日間培養した後、状態の良いものが選ばれ、女性の体内に移植される。培養中は、順調に発育しているかを確認するために、定期的に受精卵をインキュベーターから取り出して顕微鏡で観察する必要があり、胚培養士(体外受精の操作を行う医療技術者)の負担が大きいだけでなく、受精卵が外気にさらされることが発育に悪影響を及ぼす可能性があった。 今回3社は、従来よりも小型で、受精卵の発育に効果的な培養環境を有し、撮影データを活用したディープラーニングによって観察作業を効率化する「次世代型タイムラプスインキュベーターシステム」を開発した。 【「次世代型タイムラプスインキュベーターシステム」の概要】 同システムは、既存のタイムラプスインキュベーターに対する浅田レディースクリニックの要望に基づき開発したもので、アステックが開発したタイムラプスインキュベーター本体と、DNPが開発した専用ディッシュと受精卵の前核(卵子の核と精子の核とが最初の合体を起こすまでの間)を自動検出するソフトで構成されている。 <タイムラプスインキュベーター(本体)> 幅382×奥行き591×高さ210mmと、従来の機器に対して、大幅に小型化しました。設置場所に余裕のないクリニックでも導入しやすく、2台を重ねて設置することも可能。 <受精卵培養ディッシュ> 一般的な培養方法である「液滴培養法」では、受精卵の発育を促すためには、一滴の培養液内で複数の受精卵を培養する「グループ培養」が望ましいとされているが、従来のディッシュでは個別管理はできなかった。 同システムで使用する専用ディッシュは、受精卵に最適な培養環境を提供するために設計されており、複数の微細なウェル(培養するくぼみ)により受精卵の個別管理が容易でありながら、「グループ培養」を両立することができる。 <前核自動検出ソフト> 患者の複数の受精卵がそれぞれ正常に受精しているかを判断するため、胚培養士が前核の確認を行うが、前核の確認には技量と多くの時間を要する。同ソフトはディープラーニング技術を用いて、撮影された画像を解析し、受精卵の前核を自動検出することで観察作業を効率化し、培養士の負荷を軽減する。 【参考価格(税抜き)】 ・ システム一式 : 11,000,000円(受精卵培養ディッシュは別売り) ・ 内訳 : タイムラプスインキュベーター(本体)、NAS・LAN用ハブ、動画作成・前核自動検出用ソフト、専用PC・モニター 【今後の取り組み】 3社は、不妊治療クリニックに同システムを販売し、2020年度で年間50台の採用を目指す。  タイムラプスインキュベーター ≫ニュース全文を読む

2018年05月21日
凸版印刷(東京都千代田区、金子眞吾社長)は、高品質な画像データやデジタル高精細映像の技術を活用し4Kデジタルポスター・システム(以下、同システム)を開発。このたび、2018年5月31日から6月3日まで広島市で行われる第117回日本皮膚科学会総会(会頭:広島大学大学院医歯薬保健学研究科 皮膚科学教授 秀 道広氏)のポスターセッションへ同システムを提供する。 従来の紙ポスターとほぼ同じ大きさの4K85型 ※表示内容はイメージ。    一般的に学会のポスターセッションでは、研究者たちが研究成果を紙に印刷しポスターとして割り当てられた会場に掲出、研究方法や成果を発表する。今回のポスターセッションでは、通常の紙のポスターと合わせて、4Kデジタルポスター・システムを活用。具体的には、85型の4Kタッチパネルディスプレイをデジタルポスターとして2台設置し、データ配信サーバから電子書籍形式でコンテンツを掲出した。これにより、デジタルポスターでは、文字や画像が荒れることなく、インタラクティブに約5倍まで拡大ができるほか、動画の掲出にも対応。先端の通信と映像技術を活用し、研究発表の高度化を支援した。 ■特長 ・同システムは、学術成果の発表向けに電子書籍フォーマットを採用。また85型4Kデジタルサイネージ により、通常のデジタルサイネージより大きく(約5倍)まで拡大しても、画像や文字が荒れない。 ・同システムではタッチパネルを採用、来場者が興味のある部分を自身で操作でき、よりインタラクティブ なポスターセッションが行える。 ・従来の紙のポスターでは対応できなかった、動画・映像などの埋め込み表示が可能になる。 ■今後の展開  凸版印刷は、高品質な画像データやデジタル高精細映像の技術を活用し、ポスターセッション会場の来場者に遠隔地の研究者が動画で質問を受けながら説明するなど、今後も学術・医療分野向けによりインタラクティブで利便性の高いデジタルポスターの開発を進めまる。 ■第117回日本皮膚科学会総会 ポスターセッション ・日時:2018年5月31日(木)から6月3日(日) ・会場:広島県立総合体育館B1F (広島市) ・設置機器: 85型4Kタッチパネルディスプレイ 2台、コンテンツ配信・サーバ ≫ニュース全文を読む