凸版印刷とJTB 修学旅行の事前学習プログラムを開発
2021年06月16日
 凸版印刷株式会社(東京都文京区、麿 秀晴社長)と、株式会社JTB(東京都品川区、山北 栄二郎社長)は、両社が製作したオリジナル映像教材と、凸版印刷の遠隔体験技術「IoA仮想テレポーテーション」を活用した学習素材を組み合わせた、修学旅行の事前学習プログラム「修学旅行オンライン事前学習プログラム~テレポーテーションto沖縄~」を新たに開発した。
 具体的には、凸版印刷とJTBが新たに製作した沖縄の平和をテーマとするインタビュー形式の映像教材と、凸版印刷が提供する遠隔体験用デバイス「IoANeck™(IoAネック)」を装着した現地のファシリテーターが、遠隔地にいる生徒にその場にいるかのような感覚で同時体験を提供できる学習素材とで構成されたオンラインプログラム。修学旅行で訪れる場所に関する知識のインプットと同時に、現地訪問時の関心や理解を深め、学習効果を最大化させることを目指します。2021年7月1日から全国の学校に向けて提供を開始する。

■ 背景
 変革する学校教育現場において、課外活動の重要性が叫ばれている。特にその集大成である修学旅行では、訪問先の文化や自然に触れて、体験し、見聞を広める学習機会として、探究活動をはじめとした今求められる教育に関連付けて、旅行を実施する学校が急増している。
 そのような中、修学旅行中の学習効果を高めることや、修学旅行での学びを、その場限りの断片的なものにならないようにする為に、価値のある事前学習プログラムを求める声が、学校教育現場で増えてきている。特に様々な活動が制限されるこの状況下において、オンラインでのプログラムを求める声がよく聞かれる。
 この状況を踏まえ、凸版印刷の持つ遠隔体験技術「IoA仮想テレポーテーション」と、JTBの持つ修学旅行の企画運営ノウハウを融合させ、修学旅行の事前学習向けプログラムを開発。修学旅行で訪れる場所に対する関心や理解を深め、学習効果を最大化させるオンライン事前学習プログラムとして、学校向けに提供を開始する。

■ 「修学旅行オンライン事前学習プログラム」の一例
テーマ 平和
所要時間 約80分
内容 ・STEP1: オリジナル映像学習(25分)
 戦争講話者の第一人者である中山きく先生にインタビューをした特別映像。

・STEP2: オンラインワークショップ(40分)
 「戦争と平和、現代の基地問題」を題材に、今の沖縄に関する知識を習得。

・STEP3: オンライン三線ライブ(15分)
 「IoANeck™」を通じて琉球舞踊を体験し、沖縄に行った時の様子をイメージ。



■ 価格
390,000円(税込み429,000円)~
※生徒101名以上より、1人あたり3,900円(税込み4,290円)追加となる。
※上記「修学旅行オンライン事前学習プログラム」の場合の価格。
※研修の内容によって別途見積もりが必要となる。

■ 今後の目標
 「修学旅行オンライン事前学習プログラム」を実施後、修学旅行に参加した生徒への価値提供を検証し、沖縄における新たなテーマ(文化・歴史)や、平和をテーマとした沖縄以外の地域への拡充展開等を検討していく。

■ 凸版印刷の「IoA仮想テレポーテーション」の取り組みについて
 IoA(Internet of Abilities:能力のネットワーク)は東京大学大学院情報学環 暦本純一教授により提唱された未来社会基盤で、人間とテクノロジー・AIが一体化し、時間や空間の制約を超えて相互に能力を強化することを実現します。凸版印刷は、暦本教授との共同研究の成果をもとに「IoA仮想テレポーテーション」の開発を行い、2019年4月より企業向けにサービスを開始している。
 「IoA仮想テレポーテーション」の活用例としては、遠隔観光体験、遠隔教育、不動産の遠隔内見などへの活用が期待できる。

■ 「IoANeck™」について
 「IoANeck™」は、従来のコントローラーで操作する分身ロボットと比べて、より簡単・気軽に遠隔体験が提供可能。また、装着部分が振動することで進行方向や向きなどの指示を出せる、ハプティクスによる指示を実現。言語の違いや、身体的な制約により会話が難しい場合でもコミュニケーションを図ることを可能にする。



■ JTBの学校・教育機関向けサービスについて
 Society5.0時代の教育へむけて、学校行事が生み出す多様な価値に注目し、新しい時代が求める子どもたちの資質・能力を育む様々な機会を提供する。JTB法人サービスサイト:https://www.jtbbwt.com/education/