日印産連 第60回JPC2021 、経済産業大臣賞にサントリーと伊藤忠エネクスが決定
2021年06月04日
 第 60 回 2021 年ジャパンパッケージングコンペティション」(=JPC2021、主催=一般社団法人日 本印刷産業連合会)は 5 月 14 日、東京都中央区の日本印刷会館で審査会を開催し、160点の 応募作品の中から「経済産業大臣賞」に、サントリーの「サントリー緑茶 伊右衛門600mlペット ラベルレス」と、伊藤忠エネクスの「AdBlue(アドブルー)5L」の2点を選出した。
「サントリー緑茶 伊右衛門600mlペット ラベルレス」は、保護、機能、構造、デザイン性などが 審査基準となる同賞「1部門」の作品。紙製のタグを付けることでシュリンクラベルレスを実現して プラスチックごみ削減に寄与するとともに、「淹れたての緑茶」を表現する水色を美しく見せるディレクションが高く評価された。
「AdBlue(アドブルー)5L」は、安全性、リサイクル性、環境対応等に特に優れているものを対象とした「2部門」の作品。従来のポリ容器に代替するフィルム製の容器としつつ中身が注ぎやすいうえ、約 60%の樹脂量削減を実現するシンプルな構造となっている。高い環境意識が求められるこれからの社会への示唆を感じさせる点が光った。 審査会では両作品以下、「経済産業省製造産業局長賞」、「同商務情報政策局長賞」、各後援団 体賞、主催者賞、部門賞の計 40 作品の入賞を決定した。
JPC は 2017 年(第 56 回)以降、応募作品数の増加が続いていたが、今回はコロナ禍の影響により、前回を 34 点下回った。 JPC は実際に商品化され販売されたパッケージの優秀性を競うもので、今回、60 回目を迎える長い歴史を誇る。近年、パッケージデザインには、使いやすさなど従来の機能に加え、安心・安全、 環境への配慮など多様な要求があり、社会的責任も増大している。パッケージデザインはこうした 状況を乗り越え、人々の豊かな暮らしを実現する新しい開発・提案が求められている。 日印産連は今後も、JPCを通じて市販パッケージを総合的・多角的に評価し顕彰することでパッケージ開発に寄与し、社会に貢献していきたいと考えている。


 審査会のようす