凸版印刷 電子レンジ調理の加熱効果を高めた「カリっとサセプター™」を開発
2021年02月17日
凸版印刷株式会社(東京都千代田区、麿 秀晴社長)は、「価値あるパッケージ」で、よりよい社会と心豊かで快適な生活に貢献する「TOPPAN S-VALUE™ Packaging」を掲げ、「ひと」に価値ある「スマートライフ バリュー パッケージ™」を提供している。
 このたび、「スマートライフ バリュー パッケージTM」で提供するラインアップの1つとして、電子レンジ用発熱シート「サセプター®」の加熱効果をアップした新グレード「カリっとサセプター™」を開発した。電子レンジ調理商品を取り扱う食品業界や流通業界などに向け、2021年2月から販売を開始している。
 「サセプター®」は、アルミニウムの薄膜をPETフィルムに蒸着し、薄紙と貼り合わせた発熱シートです。電子レンジで使用するとマイクロ波を吸収し、誘導加熱の原理によって表面を約200℃で加熱することができる。火を使用せずに、短時間で食材に熱を通し、こんがりとした焼き色をつけられることが特長。
 今回開発した「カリっとサセプター™」はベースとなる紙に厚紙を使用することにより、最高到達温度が従来の「サセプター®」よりも約20℃高めることができるため、電子レンジ加熱の効果を向上することが可能。従来の薄紙仕様サセプターと比較して、より「カリっと」したクリスピー感を味わえ、加熱調理する食品のおいしさを際立たせる。
同製品は、2021年2月24日(水)~26日(金)まで開催される「2021東京国際包装展」(会場:東京ビッグサイト)のトッパンブースにて展示する。


「カリっとサセプター™」のイメージ

■ 開発の背景
新型コロナウイルス感染拡大の影響により外出の機会が減り、家で過ごす時間が増えるなど、人々の生活スタイルは大きく変化している。「巣ごもり消費」という新しいトレンドが生まれるなか、電子レンジで調理ができる商品のニーズが高まっている。凸版印刷は1980年代より電子レンジ用発熱シート「サセプター®」の販売を開始し、食品メーカーに採用されている。近年、電子レンジで調理する商品の種類が増えことで、より高い加熱効果を求められるようになった。この課題に対し、「サセプター®」表面の最高到達温度を高めた「カリっとサセプター™」を開発した。

■ 「カリっとサセプター™」の特長
・電子レンジ加熱効果アップで時短調理を実現
クリスピー感、焼き目付けなどが今までの薄紙仕様の「サセプター®」と比較してさらに向上。加熱調理した食品のおいしさが際立ちます。また、発熱シートを厚紙に貼り合わせた積層構成の工夫により、最高到達温度が薄紙よりも20℃程度高くなるため、調理時間が短縮できる。



・自由な形状設計が可能
板紙全面にサセプターフィルムを直接貼っているため、形状・形態を使用する商品に応じて自由に設計することが可能。さまざまな形の商品に使用できる。

■ 今後の展開
凸版印刷は、「カリっとサセプター™」を電子レンジ調理する商品を取り扱う加工食品・冷凍食品業界や、流通、電子レンジ調理器具メーカーを中心に拡販し、2022年に5億円の売上を目指す。