SCREEN GA 「Truepress Jet520HDシリーズ」を活用し、自社カタログのジャスト・イン・タイム生産を実現
2021年01月13日
 株式会社SCREENグラフィックソリューションズ(以下、SCREEN GA)はこのほど、自社製品のカタログ生産を、ロール式高速フルカラーインクジェット印刷機「Truepress Jet520HDシリーズ」を活用したジャスト・イン・タイム方式に切り替え、カタログ発行時の環境負荷低減と、お客へのタイムリーな情報提供を推進する。これにより、商業印刷市場におけるデジタル印刷の活用を促進していくとともに、企業価値のさらなる向上を目指す。




 近年、サステナビリティーや働き方の多様化が求められる中、人と環境に優しいデジタル印刷機器は、SDGsの実現に合致する新たな印刷生産方式として注目されている。

 一方で、生産性やコストなどの面から、商業印刷分野でのデジタル印刷の活用は限定的なものにとどまっており、現在でもオフセット印刷が生産方式の主流となっている。そのため、商業印刷分野においてデジタル化が進むためには、高い品質と生産性を兼ね備えたロール式高速インクジェット印刷機の活用が不可欠となる。
 こうした業界の動向を背景にSCREEN GAは、株式会社廣済堂(以下、廣済堂)と共同企画し、従来はオフセット印刷で生産していた自社の50種類以上の日本語版製品カタログ全てを、「Truepress Jet520HDシリーズ」で生産するシステムを構築。高画質なコート紙カタログという同媒体のクオリティーを維持しながら、印刷工程の省電力化や、製版工程で生じる中間材の削減により、カタログ生産時のCO2排出量の大幅な抑制を実現した。
 また、イニシャルコストの高いオフセット印刷では、単価を下げるために必要以上の部数を発注する傾向があり、同社においても年間数万部に及ぶ旧版カタログの廃棄が発生していた。今後は、必要なものを、必要なときに、必要な分だけ生産するジャスト・イン・タイム方式への移行により、「作り過ぎ」を抑制し、印刷物の廃棄量を削減する。
 さらに今回開始する新たな運用では、カタログの倉庫保管を廃止。各カタログを小ロットで定期生産することで、在庫レスを実現し、常に最新情報が記載された美しい印刷物をお客さまにお届けできるようになる。各印刷物
の必要部数などは、ロール式インクジェット印刷機の用紙1ロール分の生産量を上限に、毎回自由に配分できる他、複数拠点(最終利用者)への分納に対応することで、ワンストップの印刷サービスとしても展開している。
 同社は今後も、印刷物・印刷業の新たな価値創造に挑戦し、当社のスローガンである「Creating a Future inPrint(印刷の未来を創造する)」の実現を目指し、印刷業界に貢献していく。

■ 株式会社廣済堂 情報ソリューション事業部 ソリューション営業本部 ソリューション開発部 営業企画課佐々木 徹郎氏のコメント
多くの企業から、カタログの在庫過多、頻繁な改訂の難しさ、発注業務負荷などのお悩みを伺います。それらの課題解決を図るために、常に最新のカタログを少量でも毎回定額で提供できるデジタル印刷生産モデルを、SCREEN GA様と共同開発しました。この共同開発の過程の中で、当社が長年印刷会社として大事にしてきた印刷品質へのこだわりとSCREEN GA様のノウハウを掛け合わせ、「Truepress Jet520HDシリーズ」の実力を最大限に引き出し、美しい高彩色表現を実現させることにも成功しております。今後はこのデジタル印刷生産モデルにて、単なる印刷受託ではなく、オンラインとオフラインが融合していく中での紙媒体によるブランド価値向上や環境配慮、業務負荷軽減の提案を行いながらSDGsの実現に貢献していきます。