凸版印刷 真贋判定/トレーサビリティサービスが日立建機に採用
2021年01月12日
 凸版印刷株式会社(東京都千代田区、麿 秀晴社長、以下 凸版印刷)は、商品に貼り付けられたQRコードをスマートフォンで読み取るだけで、その商品の真贋判定を行う「ID-NEX®(アイディーネックス)真贋判定サービス」を2016年9月より提供している。この度、「ID-NEX®真贋判定サービス」に加え、QRコードで部品のトレーサビリティを管理できる「ID-NEX®トレーサビリティサービス」と、偽造防止用のホログラムが、日立建機株式会社(東京都台東区、平野 耕太郎社長、以下 日立建機)で同時に採用。2021年1月より順次、日立建機グループが販売するサービス部品を対象に、部品のパッケージラベル(以下、部品ラベル)に適用される。


部品の真贋判定を行う様子(イメージ)

 近年、さまざまな業界で模倣品や不正流通品が増えており、被害が拡大している。これらは正規品より粗悪な品質であることがほとんどだ。特に、建設/運搬機械業界においては、使用中の不具合により人命にかかわる重大な事故を引き起こす可能性があり、大きな問題になっていた。
 このような課題に対し日立建機は適切な製品管理とトレーサビリティを実現するべく凸版印刷の提供する「ID-NEX®真贋判定/トレーサビリティサービス」を導入。模倣品や不正流通品対策における実績・有用性と、スマートフォンがあれば真贋判定できる利便性、クラウドを利用するサービスのため導入費用が抑えられる点などが高く評価され、採用された。
 また、目視による真贋判定だけでなく、ラベル偽造の抑止になることが評価され、ホログラム付きの部品ラベルも同時に採用された。

■ 特長
【ID-NEX®真贋判定/トレーサビリティサービス】
・商品のライフサイクルをクラウドでトータル管理
 トレーサビリティから真贋判定などのブランドプロテクション、電子保証書、ユーザ登録、キャンペーン応募などをトータルに管理・運用できる

・ICタグやセキュリティホログラム、QRコード印字など、さまざまな媒体・手法から選択可能
 個体IDの付与には、セキュリティ性の高いICタグはもちろん、汎用性の高いQRコードやバーコード印字など、幅広い媒体・手法から選択が可能。

・クラウドサービスにより、初期コストの低減、導入期間の短縮が可能
 同サービスはクラウドで提供されるため、個別のアプリケーションやシステムを開発する必要がなく、初期コストや導入負荷を低減できる。

【ホログラム付き品番管理ラベル】
・ホログラムで目視による真贋判定
 見る角度を90度回転させることで絵柄の白黒が反転するホログラム「S-White®」に加え、紙幣などにも用いられるディメタライズド加工を施し、目視での真贋判定が可能。またホログラムを部品ラベルに熱転写で貼り付けることで、剥がす/貼り替えるといった不正行為が困難な仕様になっている。

■ 今後の目標
 凸版印刷は「ID-NEX®」を建設/運搬機械業界をはじめ、既に採用されている自動車部品業界や日用品、化粧品などに対し、さらに販売を拡大。2025年までに関連受注を含め約10億円の売り上げを目指す。