大日本印刷 仮想空間でマンションのオンライン見学・商談を支援する「VRモデルルーム」を提供
2020年11月20日
 大日本印刷(DNP)は、高精細な4K映像と、実物に近いVR(Virtual Reality:仮想現実)空間で、マンションや戸建て住宅等の多様な間取りやインテリアのコーディネートを疑似的に体験できるシステム「DNPバーチャルエクスペリエンス VRモデルルーム」を開発し、2019年からサービスを展開している。この度、日鉄興和不動産株式会社が東京・銀座トライアングルプロジェクトの一環で開発を進めるマンション「リビオレゾン入船」に同システムが採用され、11月に運用を開始する。

 同システムの導入により、マンションの購入を検討する生活者は、実存のモデルルームに足を運ばなくても、マンションの間取りなどを非接触・非対面で遠隔地から確認することができる。住宅事業者にとっては、オンラインで接客から契約まで行うことが可能となり、“ニューノーマル(新常態)”に対応した新しい販売形態の実現につながる。




VR技術によって制作されたリビオレゾン入船のVRモデルルーム画像

【DNPの「VRモデルルーム」 オンライン利用拡大の背景】
 新型コロナウイルス感染拡大防止のため、テレワークや教育ICT、オンライン診療など、非接触や遠隔をキーワードとするニューノーマル(新常態)の構築が加速している。ショールームといった企業の施設や店舗では、接客や商談を対面だけでなく、非接触・非対面でも行いたいというニーズが高まっており、デジタルトランスフォーメーション(DX)のメガトレンドを活かした新しい接客や商談スタイルの構築が求められている。こういったニーズに対してDNPでは、2019年から提供している「DNPバーチャルエクスペリエンス VRモデルルーム」の活用を加速させている。
 この度、日鉄興和不動産の「リビオレゾン入船」のバーチャル見学を当システムで支援することで、時間と場所の制約のない安全・安心な非対面の販売形態を実現していく。

【オンライン利用におけるDNPの「VRモデルルーム」の概要と特長】
 「VRモデルルーム」のシステムを稼働させるパソコンと、顧客である生活者のスマートフォンやタブレット端末、パソコン等を汎用的なビデオ会議システム等でつなぐことで、オンラインの見学が可能になる。

1.高精細なVRに、マンションの特徴・機能の紹介を備えた販売支援システム
 マンションの購入を検討する生活者は、同システムの高精細なVRで物件の特徴、好みの間取りやカラーセレクト、眺望シミュレーションを確認できるため、より納得して検討することができる。同システムで表示する内装に、DNPが多くの住宅事業者に提供している床やドア、天井などの内装材の柄の印刷データを使用することで、より高精細な表現が可能となる。

2.省スペース化、コスト削減を実現
 各物件に合わせて制作したCGデータを「VRモデルルーム」に登録することによって、住宅事業者は実物のモデルルームを多数作ることなく、生活者に多様なマンションや戸建て住宅の間取りや内装のバリエーションを疑似体験してもらうことができる。これによりモデルルームの新たな用地取得や施工、外観模型の制作、家具・小物の調達などの負荷を軽減することができる。

3.高品質なCGやVRをさまざまな媒体へ展開することが可能
 「VRモデルルーム」用に制作したCGデータ等は、住宅事業者の販促物やWebサイト、映像コンテンツ等で使用できる。また、VR空間上で任意のアングルを決定して、高精細な写真としてプリントし、購入検討の材料として生活者に提供することも可能。

【今後の展開】
 DNPは、「DNPバーチャルエクスペリエンス VRモデルルーム」のシステムを分譲・賃貸マンション等を開発・販売する住宅事業者や住宅設備メーカーなどへ提供し、ニューノーマル(新常態)の構築につながるオンライン販売を支援していく。
 なお、DNPは、2020年12月2日~4日に東京ビッグサイト南展示棟1階で開催される「不動産テックEXPO」のDNPブースで同システムを紹介する。