キヤノンエコロジーインダストリー リサイクルプラスチック100%の3Dプリンター用フィラメント2種類を独自開発
2020年11月20日
 キヤノンエコロジーインダストリーは、初の自社開発製品として、リサイクルプラスチック100%の3Dプリンター用フィラメント2種類(PC+ABS、HI-PS)を独自開発しました。本フィラメントは、市場から回収した複合機の外装カバー、カセットのリサイクルプラスチックを原料としている。


複合機の外装カバーPC+ABSフィラメント

 樹脂や金属などの材料を用いた3Dプリンターは、多品種少量の部品を手軽に試作、製造できるため、広く普及している。一方で世界的に環境問題はより深刻化し、各国はSDGs(持続可能な開発目標)の達成に向けた取り組みを求められている。こうした中、キヤノンエコロジーインダストリー(株)では、キヤノン製品のリユース・リサイクルを通じて高度な資源循環を追求している。
 このたび、更なるプラスチック資源循環を推進する新たな取り組みとして、リサイクルプラスチック100%の3Dプリンター用フィラメントを開発した。リサイクルプラスチックの原料は、プラスチック材料として信頼性と実績があり、複合機の外装カバー、カセット等に多く使われているPC+ABS、HI-PSだ。キヤノン製品のリサイクルで培った技術を応用し、市場から回収した複合機の外装カバー、カセットを最適な技術を用いて破砕、洗浄、押出成形することで、リサイクルプラスチック100%でありながら安定した線径精度のフィラメントを製造することが可能となった。
耐熱性に優れ高強度であるPC+ABSフィラメントを造形物を作るメイン材料とし、耐衝撃性に優れリモネンに溶けやすいHI-PSフィラメントをサポート材として用いるなど、2種類のフィラメントを組み合わせて使うことで、単一材では難しかった複雑な形状の造形物も自由に作ることができる。
 キヤノンエコロジーインダストリーは、今後も豊かな生活と地球環境が両立する社会の実現を目指し、環境負荷の削減に取り組んでいく。