SCREEN GA CxF特色色合わせソリューションをドイツ・CGS ORIS社と共同開発
2020年11月18日
 SCREENグラフィックソリューションズ(以下、SCREEN GA)はこのほど、正確な色管理を可能にするCxF(カラーエクスチェンジフォーマット)データ生成の作業効率を大幅に改善する特色色合わせソリューションを、ドイツのCGS PublishingTechnologies International GmbH( 以下、CGS ORIS社)と共同開発した。

 ラベル・パッケージ業界では、ブランドカラーの忠実な再現のため特色が多く使われており、その中でも特色印刷においては、正確な色管理手法の一つとしてCxFが約10年前から採用されている。CxFは従来の特色ベタの測色とは異なり、特色の中間調やインクの透過率などを保持するため、正確な色再現が可能。しかし、CxFデータの生成には対象とする特色ごとに中間調パッチの印字や測色が必要であり、データ生成・管理に膨大な時間がかかることから、その普及は限定的となっているのが現状だ。
 一方、デジタル印刷機の普及に伴い印刷方式は多様化。フレキソ印刷機からデジタル印刷機、デジタル印刷機から別のデジタル印刷機など、使用する印刷機やオペレーターの変更時でも常に同じ色を再現できる、スキルレスな色管理ソリューションへのニーズが高まっている。
 このような市場の要望に応えるため、SCREEN GAとCGS ORIS社は、独自開発のアルゴリズムにより、限られた特色ベタの測色データから中間調を自動的に予測してCxFデータを生成する技術を開発。
これにより、CxFデータ生成の作業効率が大幅に改善されるため、効率良く精度の高い特色を再現できる。その結果、異なる印刷機でも同じ色を再現できるとともに、データ化されたCxFを色管理手法として使用することにより、オペレーターのスキルに左右されない色管理が可能となる。

 CxF中間調予測は、CGS ORIS社の「CGS ORIS CxF Toolbox」で使用でき、ある印刷条件で出力したチャートの測色データを登録するだけで、測色データに含まれる必要な情報を解析し、全ての特色のCxFデータを自動的に生成できる。生成したCxFデータは、PDFに埋め込み簡単に出力することが可能。
 また、「CGS ORIS CxF Toolbox」はクラウドソリューション「CGSORIS Color Cloud」ともシームレスに連携。クラウド上に保管されたCxFデータは、サプライチェーン全体で共有可能なため、例えば200種類以上のブランドを抱えるブランドオーナーでも、常に最新の色情報を世界中で共有できる。「CGS ORIS Color Cloud」は、「PRESS MATCHER」「X GAMUT」などのCMSツールや、CxFデータを扱う他社製ソフトウエアとも連携可能となっている。
 さらに、ラベル用U V インクジェット印刷機「Truepress JetL350UV SAI」は、「EQUIOS」ワークフローでCxFデータを埋め込んだPDFを受け取り、最大でCMYK+OBの6色に分版して出力可能(2021年初旬リリース予定)。  CGS ORIS社の多色分版技術とSCREEN GAのインクジェット技術を組み合わせることにより、装置の持つ色域を最大限に生かしながら、多色使用時の色再現性や印字品質の向上を実現する。
 同社は今回の共同開発を機に、ラベル・パッケージビジネスにおける最新ソリューションを一層強化し、今後も業界に発展に貢献していく。