ジャグラ認定DTPオペレーション技能コンテスト発足、第1期受験者を11月30日まで募集
2020年11月16日
 一般社団法人日本グラフィックサービス工業会(ジャグラ、中村耀会長)は新しいDTP技能試験「ジャグラ認定DTPオペレーション技能テスト(略称JCST)を発足し、10月22日より第1期受験者の募集を開始した。募集は11月30日まで。11月13日、ジャグラ本部で同試験について記者会見が開催され、発足の経緯、今後の展開などについて説明した。会見には中村耀会長、ジャグラコンテスト委員会・担当理事の谷川聡副会長、同委員長の笹岡誠理事が同席した。
 新しい試験制度は課題をもとに制作されたDTPデータをスコア評価し、印刷物制作現場で即戦力として活躍できるDTPオペレーション技能を有する人物を認定するとともに、自身のオペレーション技能レベルを数値化することで、今後強化すべきポイントを把握することができる。課題テストはインターネット経由で提出し、審査員6名による評価をスコア表で返す。受験資格は特になく、ジャグラ会員以外でも受験が可能。テスト科目はAdobe InDesign、対象バージョンは、Adobe InDesign CC 2014以上。受験料は一般料金10,000円、ジャグラ会員8,000円、申し込み時に、団体受験・個人受験が選択できる。
 2015年からジャグラコンテストを毎年開催してきたが、新型コロナ感染により東京・ジャグラ本部で第2次審査の実技試験を行うことは難しいという判断から今年度は開催を断念した。今回、コンテストとは別の形でDTPオペレーターのスキルアップに貢献できないかと発案された。
DTPオペレーターは印刷会社にとってプリプレス工程を担う要だが、屋内で業務し、外に出る機会が少なく、業界内で交流する機会がなく、胃の蛙となり、自分の技能がどれだけかわからない。この試験を受けることで、オペレーターとしての力量を客観的に知ることができ、さらに新しい技能を学ぶきっかけとなる。そして、ジャグラコンテストのように、点数により順位を争うことはない。実務経験2年以上のDTPオペレーターを対象としているので初心者でも取り組むことができる課題となっている。
 テスト内容は、①Adobe InDesignとそれに付随する印刷物制作に関する技能テストを実施、②制作課題を4問出題、③Adobe InDesignおよびリンクファイル、その他課題要項の指示に従い、必要ファイル一式を提出、④課題出題により、約1か月後にインターネット経由で課題を提出、約2か月後にスコア表を返却、⑤第1期はAdobe InDesignの試験のみを実施、今後他のアプリケーションに関する技能テストも追加予定。
 会見で、谷川聡副会長は「この試験により、DTPオペレーターのスキルが上がりことで業界が成長していくことを望んでいる」と期待を寄せた。また笹岡誠理事は「ジャグラコンテストが中止になり、客観的に技能が評価できる取り組みを始めようと2月から具体化し、3月から5月にかけて準備を進め、名称を決めた。現状では36名の応募だが、希望をしては100名の受験者を望む。まだ募集の途中なので、ぜひ応募して頂きたい」と呼び掛けた。


 左から谷川聡副会長、中村耀会長、笹岡誠理事