大日本印刷と図書館流通センター 未来の図書館「バーチャル図書館」の開発を開始
2020年10月30日
大日本印刷(DNP)は、グループ会社の図書館流通センター(TRC)と共同で、生活者が仮想空間上の図書館内を巡りながら、書籍や情報との新しい出会いを提供する「バーチャル図書館」を開発している。

その第一弾として、2020年11月1日(日)~11月30日(金)に、オンラインで開催される「図書館総合展」で、「バーチャル図書館」の機能の一部を体験できるデモンストレーション版を公開する。





■「バーチャル図書館」開発の背景
 「ウィズコロナ時代の新常態(ニューノーマル)構築」の動きのなかで、公共図書館に行かずに自宅から利用したいという需要が拡がっており、前年と比較して電子図書館の利用者も大幅に増えている。DNPは、電子書籍の貸し出しなどを適切に管理する電子図書館システムを各地の図書館に提供している。図書館に足を運びにくい生活者も容易に利用できるほか、書籍に音声読み上げ機能を付与し、視覚障がい者や視力が低下している人たちにも、読書を楽しむ機会を提供してきた。
今回、DNPはTRCと共同で、図書館が提供してきた書籍や情報と出会う場としての価値を、来館・非来館問わずに生活者が享受できる「バーチャル図書館」の開発を開始した。バーチャル図書館では、仮想空間上の図書館内で来場者が書架を巡りながら自分にあった書籍を探し、電子書籍での閲覧やリアルな書籍の取り寄せができるような、リアルとバーチャル双方の利点を生かした図書館サービスの実現を目指している。

■「バーチャル図書館(デモンストレーション版)」の特長と「図書館総合展」での公開について
 2020年11月1日(日)~11月30日(金)にオンライン開催される図書館総合展のTRCブースにて、「バーチャル図書館」の機能を一部体験できるデモンストレーション版を公開する。「バーチャル図書館」のデモンストレーション版では、仮想空間内の架空の図書館内を、来場者が巡りながらCGで再現された書籍や文化財の展示物や国内の図書館のイベント・視察映像を閲覧することができる。また、展示物を選択することで、詳細情報や該当ページへ移動できる。

●「図書館総合展」オンライン開催日 : 2020年11月1日(日)~11月30日(金)
●URL : https://www.libraryfair.jp/
*「図書館総合展」オンラインサイト内のTRCブースで「バーチャル図書館」のデモンストレーション版を利用できる。
「バーチャル図書館」デモンストレーション版でのコンテンツについて
ギャラリー
キュレーターが選定した書籍を紹介するエリア。「バーチャル図書館」内に展示された書籍を選択すると、TRCが運営する電子図書館サービスのサイトに移動して、書籍を読むことができる。
資料館
各地で所蔵されている郷土資料や文化財を展示するエリア。「バーチャル図書館」の展示資料を選択すると、デジタルアーカイブシステムADEAC(アデック)のサイトに移動し、高精細なデジタルアーカイブを閲覧できる。
*ADEAC: https://trc-adeac.trc.co.jp/
オンラインイベント
TRCが主催するセミナーやフォーラムを紹介するエリアです。「バーチャル図書館」内の展示スクリーンを選択すると、外部のサイトに移動し、セミナーやフォーラムの映像を視聴することができる。
図書館のオンライン視察
日本国内の各地の図書館を紹介するエリアで。「バーチャル図書館」内の展示スクリーンを選択すると、外部サイトに移動し、各図書館の詳細映像を視聴できる。

■DNPのXRコミュニケーション事業について
 DNPは、現実の都市や社会が一対でバーチャル化される鏡像世界(ミラーワールド) に着目し、ミラーワールド上で展開する「XRコミュニケーション事業」を推進している。今まで、DNPは仮想空間上の店舗で来場者が自身のアバターを通して接客を受けながら商品を選べる「バーチャルショールーミングストア」や、リアルな展示会の一部を仮想空間上で再現し来場者がアバターで自由に展示物を鑑賞できる「バーチャル展示会」などを展開している。
こうした実績を活かして、DNPは今後、多様な人々に対し、年齢や性別、国籍によって分け隔てられることなく、リアル空間とバーチャル空間の双方を行き来しながら、対話・交流ができる新しい体験価値を提供する「XRコミュニケーション事業」を広く展開していく。