凸版印刷 抗ウイルス・抗菌加工の塩ビ製化粧シートを開発
2020年10月06日
 凸版印刷(東京都千代田区、麿 秀晴社長)は、住宅をはじめ、商業施設や医療施設、公共施設などの建築物や、家具・什器などの表面に使用される化粧シートを製造・販売している。
 このたび、凸版印刷は抗ウイルス・抗菌両方の性能を有する塩ビ製化粧シートを開発した。塩ビ製の化粧シートの表面に特殊コーティングを施すことにより、特定ウイルスの数を著しく減少させる。
 これにより、オレフィン製化粧シートとあわせて塩ビ製化粧シートの両方で、抗ウイルス・抗菌性能を有する化粧シートのラインアップが拡大。おもに非住宅施設の壁面パネル・机・家具などに向けて同製品の販売を2020年10月より開始する。


医療施設(左)やオフィス(右)に抗ウイルス・抗菌効果を持つ塩ビ製化粧シートを施工したイメージ



■ 開発の背景
 コロナ禍において、多くの人々が集まる医療施設や商業施設、オフィスなどの非住宅施設では、抗ウイルス・抗菌製品を求める声が多くなっている。凸版印刷は、先に開発したオレフィン製化粧シートに続き、安全で安心な空間づくりに向け、非住宅施設の壁面などで数多く使用される塩ビ製化粧シートに、抗ウイルス・抗菌両方の性能を付与する技術を確立した。

■ SIAA抗ウイルス・抗菌認証について
 SIAAは、適正で安心できる抗菌・防カビ・抗ウイルス加工製品の普及を目的として、抗菌剤などの薬剤、および加工製品のメーカーや試験機関によって結成された団体。抗ウイルス加工・抗菌加工のSIAA認証はISO21702およびISO22196にて定められた試験に合格し、ガイドラインに基づいて品質管理された製品に対して、マーク表示を認めている。
■ 今後の目標
 凸版印刷は建具や床材、壁材、什器(机・家具)などの表面に使用される化粧シートの高機能化を推進し、住宅市場をはじめオフィス、商業施設、医療施設、公共施設などにも展開する。また、国内のみならず海外市場へも積極的に拡販を進め、2022年度に関連受注も含め約700億円の売上を目指す。