大日本印刷 超低反射フェイスシールドを開発、光の反射防止機能に優れ、装着した人の表情が見えやすく、視野も良好
2020年10月06日
大日本印刷(DNP,北島義斉社長)は、光の反射防止機能に優れ、装着した人の表情が見えやすく、視界も良好になる「DNP超低反射フェイスシールド」を開発し、10月12日に販売を開始する。



【DNP超低反射フェイスシールド開発の背景】
コロナ禍において、飛沫によるウイルス感染を防止するため、マスクやフェイスシールドの需要が急増している。特に、人の表情によるコミュニケーションが必要な手話通訳や接客、エンターテインメントなどの業界では、マスクではなく、フェイスシールドの着用が増えている。しかし、従来のフェイスシールドは光の反射による映り込みが多く、装着した人の表情が見えにくくなるとともに、使う人にとっても視野が妨げられたり、長時間の装着によって不快な気分になったりするという課題があった。DNPの社内でも聴覚障がい者の社員が社内SNSを通じてこのような課題の解決を訴えていた。

これらの課題を解決するためDNPは、ディスプレイ用表面処理フィルムで世界トップシェアを獲得(「2020年版 高機能コーティングの現状と将来展望」(株式会社富士キメラ総研)2019年見込より)している表面フィルムの技術を活用し、光の反射による映り込みを抑えた「DNP超低反射フェイスシールド」を開発した。この製品は、シールドパネルの両面に反射防止処理を施しており、着用者の表情がクリアでわかりやすくなるとともに、視界を妨げる原因である表面反射光を大幅に低減し、着用時に不快な気分になることも防止する。






【DNP超低反射フェイスシールドの特長】
•反射率0.2%以下(社内実測値)の超低反射性で、高い透明性を有している。
•フェイスシールド表面に特殊な加工を施しており、傷や汚れが付きにくくなっている。
•汚れた場合でも、表面を拭くだけで繰り返し使用できる。
•UV(紫外線)カット性能も有している。

【今後の展開】
今後DNPは、反射防止機能に加え、高い意匠性、曇り防止、抗ウイルスなどの機能を付与したフェイスシールドを開発することで、人と人とのより良いコミュニケーションを支援していく。また、フェイスシールドにデジタル印刷やフォトプリントなど、さまざまな印刷を施すことにより、コンサートやイベント、スポーツ観戦などと連動した各種グッズへの展開も進めていく。
DNPは、今回開発した「DNP超低反射フェイスシールド」を、福祉や接客業、エンターテインメント業界、官公庁、自治体、教育機関などに幅広く販売するとともに、フェイスシールドメーカーへの反射防止フィルムの販売も行い、2021年に年間12億円の売上を目指す。