日印産連 Webサイトの「知的財産権」のページをリニューアル
2020年09月07日
 一般社団法人日本印刷産業連合会(日印産連)では、2020年度より、日印産連のWebサイトの「知的財産権」のページのリニューアルを行い、知的財産権の基本的事項をとりまとめた「印刷業務に関わる知的財産の全体像」と、印刷会社の実務上で起こり得る知的財産に関するトラブルのケースに合わせ、未然防止のための施策をQ&A形式で紹介する「こんなときどうする?! 知的財産アドバイス」を新たに配信する取り組みを始めた。

 印刷会社は、お客さまのために、印刷物に掲載する写真やイラストの権利処理を行ったり、パッケージの構造を考案したり、知的財産に密接に関わる仕事を行っている。特に、デザインの制作、パッケージの開発等を含む企画提案型の業務を行っていく場合、著作権や特許権等の知的財産権の知識は必須のものとなる。さらに、デジタル化とネットワーク化の進展により、印刷会社の業務も、Webサイトの構築やデータベースの開発から、AI、Iotを駆使した新しい分野に拡がりを見せる中、知的財産権の重要度は増し、これまでとは違った視点で、知的財産権について注意する必要が出てきている。
 日印産連では、価値創出委員会の下部組織として知的財産部会を設置し、文化庁、特許庁、経済産業省、知的財産戦略本部等関連する省庁・団体の知財動向情報の集約と共有、知財に関わるパブリックコメントに対する意見表明を行っている。また、2010年以来、印刷業務及びその周辺業務に携わる方々のための知的財産権に関する啓発を目的として、印刷業務で日常起こりうるトラブルを想定した課題研究を行っている。その研究結果は、日印産連の機関誌「JFPI REPORT」(4回/年発行)に設けられた「こんなときどうする?! 知的財産アドバイス」というコーナーにおいて、様々な事例をテーマにQ&A形式で取り上げ、詳しい解説とアドバイスとともに記事を連載している。
 日印産連では、「JFPI REPORT」の2015年4月号から2019年7月号までに掲載された「こんなときどうする?! 知的財産アドバイス」の18事例の記事と、法令改正に従い内容を見直した知的財産権に関わる基本的事項とをとりまとめたガイドブック「印刷会社のための こんなときどうする?!知的財産アドバイス Vol.2」を2019年8月に発行した。2010年10月号から2015年1月号までに掲載された17事例の記事をとりまとめた同ガイドブック(Vol.1)の第2巻という位置づけになる。

 今回の「知的財産権」のページのリニューアルにおいては、印刷業務に携わる方に広く閲覧していただき、その理解を深めていただくため、「知的財産権」のトップページに、上記ガイドブックVol.2に掲載されている知的財産権に関わる基本的事項を体系的に表した「印刷業務に関わる知的財産の全体像」をほぼ丸ごと掲載した。著作権のほか、特許権・実用新案権、意匠権、商標権、肖像権と、不正競争防止法に関わる基本的な知識が簡潔にまとめられている。
 また、ガイドブック(Vol.1)とVol.2、及び直近の「JFPI REPORT」に掲載された「こんなときどうする?!知的財産アドバイス」計38事例のQ&A部分をテーマ毎に一覧化するとともに、その一覧から各事例を閲覧できるページを用意し、Q&Aをイラストによってわかりやすく掲載した。ほかにも、最新の「JFPI REPORT」に掲載されている「こんなときどうする?!知的財産アドバイス」の記事をPDF形式で閲覧できる仕組みも用意した。

 これにより、印刷業務及びその周辺業務に携わる方々の知的財産権に対する意識の向上と、知的財産権に関わるトラブルの未然防止や問題解決の一助となることを期待している。
 今後は、各団体のWebサイトから簡単に閲覧できるようにするためのバナーリンクの設定等を行い、更に使い勝手の良いページになるよう、取り組みを進めていく予定。

日本印刷産業連合会Webサイト
「知的財産権」
https://www.jfpi.or.jp/topics_detail6/id=79
「こんなときどうする?!知的財産アドバイス」
https://www.jfpi.or.jp/topics_detail6/id=80
「これまでに「JFPI REPORT」に掲載したQ&A事例」
https://www.jfpi.or.jp/topics/detail/id=4749
「印刷会社のための裁判例」 ➡今回のリニューアル対象外
https://www.jfpi.or.jp/topics_detail6/id=81