凸版印刷 「トッパンセキュアアクティベートサービス」が「Impress DX Award 2019 ネットワーク部門 準グランプリ」を受賞
2020年07月30日
 凸版印刷(東京都千代田区、麿 秀晴社長)は、暗号鍵・証明書のネットワーク配信やセキュリティ性の高い工場書き込みでの管理によりIoT機器および接続するクラウドへの安全な通信を実現する「トッパンセキュアアクティベートサービス」で、インプレス(東京都千代田区、小川 亨社長)が主催する「Impress DX Award 2019」において「ネットワーク部門 準グランプリ」を受賞した。



■今回の受賞について
 IoTにおいて、データの盗聴や改ざん、乗っ取りなどセキュリティに関わる脅威は多く、また、機器のライフサイクルが長いため、IoT機器自体とクラウドへの接続を含めた通信環境全体におけるセキュリティ対策が必要となっている。
 今回、「トッパンセキュアアクティベートサービス」が受賞に至った選考理由として「IoTデバイスの初回起動時からクラウドへの接続、廃棄までのライフサイクル全体を対象に、データの盗難や改ざん、乗っ取りなどの攻撃を防止できる接続と有効化(アクティベート)を実現している。IoTの推進に重要なセキュリティにおいて、メンテナンスコストの低減が期待できる」ことが評価された。

■「Impress DX Award 2019」の概要
 未来につながるデジタルトランスフォーメーション(DX)における先駆者の知見を広く知らしめ共有することで、さらなるDXへの取り組みを加速することを目的に、経済産業省、総務省、一般財団法人インターネット協会などの後援のもとIT関連メディア事業を展開する株式会社インプレスにより主催される表彰制度だ。2017年に創設され、今回で3回目の開催となる。

■「トッパンセキュアアクティベートサービス」の概要
 「トッパンセキュアアクティベートサービス」は、暗号鍵・証明書のネットワーク配信や工場書き込みでの管理によりIoT機器および接続するクラウドへの安全な通信を実現するサービスで、機器メーカーやIoTサービス提供企業へ向けて2019年4月8日より提供している。
 同サービスは、IoT機器自体の重要データを保護する組み込み型ICチップの提供とIoT機器がクラウドへ接続するための暗号鍵・証明書の配信を一括管理することで、IoT機器の初回起動時からクラウドへ接続を行う運用、廃棄までのライフサイクル全体で通信環境におけるセキュリティを高め、データの盗難や改ざん、乗っ取りなどの攻撃を防止し、安全な接続・有効化(アクティベート)を実現するサービス。


「トッパンセキュアアクティベートサービス」概要 © Toppan Printing Co., Ltd.


<特長>
・高セキュリティな環境で組み込み型ICチップを発行、IoT機器の初回起動から安全にクラウドへの接続可能に
 凸版印刷の金融系ICカード発行業務を扱うセキュリティ性の高い工場で組み込み型ICチップにファームウエア(※1)や暗号鍵、証明書といった重要情報を発行。このICチップをIoT機器へ搭載することで初回起動時に凸版印刷のサーバから鍵や証明書が配信されるため、クラウドへの初回接続時からSSLなどの暗号化通信が可能。

・IoT機器のサプライチェーンを含むライフサイクル管理が可能
 IoT機器の証明書を凸版印刷のサーバで管理し、IoT機器とクラウドサービスを連携することで、IoT機器の登録や運用中の有効化・無効化、廃棄といったライフサイクル管理を実現。サーバ管理により、不正な接続が発生した場合の遮断なども遠隔地から行うことができ、セキュリティインシデントへの対応を可能とする。

・クラウド型統合ID認証サービス「ID-NEX®(アイディー・ネックス)」と連携し物理的な機器のライフサイクル管理やマーケティング活用も実現
 サーバから発行したIoT機器の個別IDを「ID-NEX®」と連携することで、IoT機器のトレーサビリティなど物理的な機器のライフサイクル管理も可能。生成したIDをICタグやQRコードで商品に貼付し、それをスマートフォンなどで読み取るだけでクラウドサーバ上に情報を蓄積。IoT機器の通信環境の保護に加え、機器の製造・物流・保管から販売までのライフサイクル管理や真贋判定、またユーザ登録やキャンペーン応募などマーケティング活用による顧客コミュニケーション情報の一元管理を実現できる。

※1 ファームウエア
電子機器に組み込まれたコンピューターシステムを制御するためのソフトウェア