全印工連 滝澤光正氏が会長に就任、共通の経営課題に対し、力を合わせて解決を図る
2020年05月23日
 全日本印刷工業組合連合会(全印工連、臼田真人会長)は5月22日、令和2年度通常総会を中央区新富町・日本印刷会館で在京執行部により開催され、議案どおり承認された。任期満了に伴う役員改選で滝澤光正氏が会長に就任した。総会終了後、令和2・3年度の在京新執行部による記者会見が開催された。
 滝澤光正新会長は臼田前会長を讃えると共に、「コロナの影響により経済は未曽有の危機に陥っている。私たち印刷産業も既に急激な消費の減退による需要減、売上の減少に見舞われていることは先ごろ全印工連が行った実態調査からも明らかになっている。こうした厳しい状況の中で私たち組合に課せられた使命を考えた時、その存在意義として水上元会長が示された連帯・共済・対外窓口の機能につきる。1社では解決できない共通の経営課題に対し、同じ立場の中小印刷会社が正しく集い、力を合わせていくことで解決を図っていく、そのことが組合の役割だ。この状況において経営に優良な情報収集と一早い組合員の皆さんへの発信に努めていく。その上で、組合員の皆さまの声を集め、組合として行政などへ要望することでそれぞれの経営改善の実現に努力していく」と抱負を述べた。

 臼田真人前会長は「全印工連の執行部に関わってからを振り返ると、青年会で業界活動の礎を醸成し、元会長の水上さんと島村さんとの出会いが私にとって業界活動の場を大きく拡げて頂いた。業界団体の存在価値を考え始めた私にとって、その答えを明確にしたのは1冊の書籍と出会ったこと。それは『印刷業の発展を求めて』で、著者は塚田益男大先輩だ」と述べ、著書の中から一文を紹介した。さらに、「全印工連の存在意義は印刷産業の地位向上であり、その時代に必要とされる課題を綿密に事業化し、力強く執行すれば、目的の実現に向かっていく。こうして任期を満了することに対し、これまで私を導いてくださった業界の諸氏に心から敬意を示す」と退任挨拶した。

 令和2年度事業計画の基本方針は、全印工連では印刷産業が引き続き「Happy Industry 人びとの暮らしを彩り、幸せを創る印刷産業」であり続けるために、各工組との連携、協力体制の一層の強化を図りながら、印刷産業の構造改善、そして組合員企業の力強い経営と持続的な成長、発展をめざして諸事業に取り組んでいく。
 そのためにIOT技術を活用した各社との収益の見える化の促進と、各組合員企業の生産システムの連携と高効率化を目指したDX(デジタルトランスフォーメーション)の調査研究と推進を図る。同時に、各社がソリューションプロバイダーとしてさらに特色を磨くことによる収益性の向上と、「幸せな働き方改革」の推進による人材確保と育成、これらによる印刷産業全体の構造改革に着手する。


令和2・3年度 常任役員は次のとおり(敬称略)。
■会長
滝澤光正(東京都)

■副会長
瀬田章弘(東京都、産業戦略デザイン室委員長、全国青年印刷人協議会担当)
鳥原久資(愛知県)
浦久保康裕(大阪府、CSR推進委員会委員長)

■専務理事
池尻淳一(全印工連)

■常務理事
福田浩志(東京都、印刷産業連携推進室委員長、DX推進PT委員長)
土屋勝則(東京都、資材対策委員会委員長)
白橋明夫(東京都、東京地区印刷協議会会長)
中本俊之(広島県、中国地区印刷協議会会長)
江森克治(神奈川県、関東甲信静地区印刷協議会会長)
針生英一(宮城県、東北地区印刷協議会会長)
岸昌洋(北海道、北海道地区印刷協議会会長)
大洞正和(岐阜県、中部地区印刷協議会会長)
惟村唯博(東京都、環境労務委員会委員長)
松下浩(徳島県、四国地区印刷協議会会長)
小島武也(東京都、組織共済委員会委員長)
田畠義之(東京都、経営革新マーケティング委員会委員長)
平山達也(沖縄県、九州地区印刷協議会会長)
武部健也(兵庫県、近畿地区印刷協議会会長)
富澤隆久(東京都、教育研修委員会委員長)


 滝澤光正新会長


 令和2・3年度 在京常任役員
 前列左から、土屋勝則常務理事、瀬田章弘副会長、滝澤光正会長、
 福田浩志常務理事、白橋明夫常務理事

 後列左から、富澤隆久常務理事、小島武也常務理事、惟村唯博常務理事、
 田畠義之常務理事、池尻淳一専務理事