コニカミノルタ AI解析によるサーマルカメラのアプリケーションの提供を開始
2020年05月22日
コニカミノルタ(東京都千代田区、山名 昌衛社長)は、グループ会社であるネットワーク監視カメラ及びビデオマネジメントソフトウェアのメーカーであるMOBOTIX AG(以下MOBOTIX社)のネットワークサーマルカメラ(以下サーマルカメラ)を使い、非接触・リアルタイムで体表温度の測定が可能なアプリケーションの提供を開始する。

<Temperature Screening Appで撮影した映像>


MOBOTIXネットワークカメラは、高い堅牢性を備えた全方位(魚眼)カメラ、温度監視が可能なサーマルカメラをラインナップに備え、それらの組み合わせにより、過酷な環境下の工場や建設現場、インフラ施設等でも利用されている。加えてこの度、MOBOTIXサーマルカメラアプリケーション「Temperature Screening App(テンパーチャー スクリーニング アプリ)」を開発し、5月下旬(予定)より提供を開始する。このアプリケーションの追加により、顔・皮膚部分を特定、検出し、サーマルカメラ単体での測定と比べ測定精度を上げることが可能となり、入館、入室管理における待ち時間の短縮、近接接触機会の低減、監視者の省力化に貢献する。

■ 特長
Temperature Screening Appは、MOBOTIXサーマルカメラで監視している対象エリアに侵入した動体(人体)の顔部分のリアルタイム検知を行う。検知した境域の温度が予め設定した閾値を超えた場合、アプリ内で通知を行う事が可能。MOBOTIXサーマルカメラと連携してあらかじめ設定している警告音を鳴らし、指定のメールアドレスに通知することが可能。アプリケーションの画面では、AI解析された顔画像を体表温度測定データとともにリアルタイムに表示する。MOBOTIXのサーマルカメラと本アプリケーションを導入することで、監視者の省力化や、入館者の待ち時間を減らすとともに近接接触の機会を減らします。本アプリケーションは、自社施設での使用を進めており、そこから得た情報をもとに、現場向けのオペレーションガイドの提供も予定している。

■ 顔認証技術との連携
MOBOTIXサーマルカメラは、世界No.1の認証精度(注)と世界トップクラスの採用実績を有する日本電気(NEC)の顔認証技術との連携を予定している。既に北米、南米、APACでテスト運用を開始しており、顔認証と体表温度測定を組み合わせることにより、より高い価値を提供する。

■ 主な仕様
- 対応するサーマルカメラ:MOBOTIX M16 Thermal TR、S16 with Thermal TR Sensor - 対応OS: Windows 10 64bit - 測定誤差: ±0.5℃ (リファレンスモード使用時) - 測定距離: 5m未満 - 同時測定人数: 最大20人(運用推奨2~3人)

■ 注意点
- MOBOTIXサーマルカメラは、医療機器ではない。
- 同アプリケーションは、検出した動体が感染症に掛かっているか否かを判断する機能は有しない。
- 顔部位として検知した枠内の表面温度検出を行うアプリケーションのため、スクリーニング用途での使用をお願いする。
- 非接触の体表温度測定は、測定時の天候、気温、湿度、事前の行動 (温かい飲み物を飲んでいる、運動をしている) 等の影響を受けるため、適切な動線設計が必要になる。