小森コーポレーション ドイツ・MBOグループの持分取得(子会社化)について基本合意
2020年02月10日
 小森コーポレーション(持田訓社長)は、ドイツのグローバルなポストプレスの製造・販売会社である MBO グループの持分 (100%)を取得(子会社化)することについて基本合意に至った。 なお、同件は適時開示基準には該当せず、任意開示を行うもの。

 同社グループは、大正12 年の創業以来、オフセット印刷機の製造及び販売に携わり、それを中核事業として成長させてきた。現在、事業構造変革の最中にあり、第 6 次中期 経営計画(2019 年 4 月~2024 年 3 月)において事業領域の拡大が重要な戦略の一つとなっている。
 事業構造変革において 2009 年より進めてきた PESP 事業の柱として開始したポストプレス 販売は、断裁機、打抜機、抜紙機、反転機といったパッケージ印刷を対象とした商品をライン ナップし、昨今、大きな問題となっている労働力不足といった印刷会社の課題解決に大きく貢献している。
 ドイツ・MBO グループは、1965 年に印刷工程の重要な後加工で利用される折機の製造で 創業し、50 年以上にわたり同分野で欧米を中心に高いシェアを獲得してきた企業。ドイツ 南部のオッペンヴァイラー、中部のビーレフェルト、およびポルトガルにも工場を保有し、アメリカ、フランス、中国の現地法人並びに世界の様々な販売パートナーと連携することで、60 を超 える国に折機の販売、サービスを行っているグローバル企業。
 同社の製品は精度の高さと優れた生産性で知られ、一般の商業印刷物の折り加工から、デ ジタル印刷機と連結したインライン加工、更に子会社である Herzog+Heymann 社の、他社では真似のできない薄紙多折り技術を含め、複数の差別化技術を持っている。最近ではロボット メーカーとも協業し、より省人化を進めるシステムもラインナップしている。
 今回の株式取得により MBO グループの事業が同社グループに加わることで、PESP 事業に 特徴のある製品を投入することができ、特に当社が進出できていなかった商業印刷の後加工 分野へ乗り出すことが可能となる。また同社がグローバルに拡大している IoT クラウド・KPConnect と連携することで、印刷工程だけでなく、加工工程までシームレスな生産環境を提供 できるようになる。さらに今後は、デジタル印刷機やオフセット印刷機といった同社中核商品と連結させる新しいソリューションにも応用が可能。 MBO グループの事業と同社の事業に重複がなく、かつ補完関係にあるため、今後、ポストプレス販売において両社の技術と販売網を融合することにより、効果的に事業構造変革を進化させていく。