大日本印刷の透明スクリーンが「変なホテル ハウステンボス」フロントで採用
2019年11月12日
 大日本印刷(DNP、北島義斉社長)は、明るい場所でも鮮やかな映像を表示できる透明スクリーンを、ハウステンボス(本社:長崎 坂口克彦社長)が運営する「変なホテル ハウステンボス」に導入した。

 2015年の誕生以来、先進技術や無人化店舗の導入で生産性を追求してきた「変なホテル ハウステンボス」は、世界初のロボットが働くホテルとしてギネスにも認定されている。DNPの透明スクリーンは今回、「変なホテル ハウステンボス」のフロントに設置され、10月24日からプレ運転期間を経て透明スクリーンに投影されたバーチャルキャラクターが従来のロボット受付に替り、ホテル利用客へのチェックイン・チェックアウト手続きを案内してお客を楽しませている。なお、バーチャルキャラクターについてもDNP制作のキャラクターが採用されている。

 また、システムの企画開発は、ニッコクソフト(本社:東京、中山孝幸社長)が担当した。






バーチャルキャラクター : ロボットスタッフ(左)、女性スタッフ(中央)、男性スタッフ(右)


【DNPの透明スクリーン採用の背景】
DNPの透明スクリーンは独自の光学レンズ構造により、高い透明性(Haze値0.9%*1)と液晶モニターに相当する高輝度(700cd/㎡*2)という2つの特長を両立している。今回、設置するホテルフロントの照明設備などの環境を変えることなく、明るい日中でもバーチャルキャラクターを浮遊感のある鮮明な映像で表現できることが高く評価され、採用された。
*1 HAZE値 : 濁りを表す指標。透明ガラスが約0.5%、透明スクリーンの0.9%は透明PET素材に相当。
*2 明るさ3,300lm(ルーメン)のプロジェクタを用い、40インチサイズで投影した際のDNP測定値。

【DNPの透明スクリーンを利用したバーチャル接客のメリット】
•バーチャルキャラクターがリアルの空間に飛び出したような存在感が表現できる。
•ロボットと比べて機械的なメンテナンスは、ほぼ不要。
•コンテンツの変更が容易なため、バーチャルキャラクターの装いを季節に合わせて変更したり、イベント告知を行ったりすることも可能。
•DNPが提供する、AI(Artificial Intelligence:人工知能)を活用した対話(チャットボット)による接客や、遠隔地にいる人がキャラクターを操作するアバターによる接客などの展開も可能。

【「変なホテル ハウステンボス」の接客サービスについて】
•ホテルの利用客がメインスタッフのキャラクターが表示されているフロントに近づくと、カメラが利用客の「年齢、性別、笑顔レベル」を判定し、利用客に合わせたバーチャルキャラクターのスタッフが透明スクリーン上に浮かび上がる。バーチャルキャラクターは、利用客の反応に応じて身振り手振りなどの演出を加えながら、手続きの案内を行う。
•ガイダンス音声は、日本語・英語・中国語・韓国語の4ヶ国語に対応している。

【今後の展開】
 DNPは、ホテルのフロント業務のほか、公共施設や店舗、企業のショールーム、イベント会場などでの利用に向けて透明スクリーンとバーチャル接客サービスを提供していく。透明スクリーン関連の事業で、2021年度に年間7億円の売上を目指す。