凸版印刷 スマホで見られるVRでトヨタホームの顧客サービス支援
2019年11月01日
 凸版印刷(東京都千代田区、麿 秀晴社長)は、トヨタホーム(名古屋市東区、後藤 裕司社長)のオリジナルCADシステムに連携して、臨場感ある360°パノラマVRコンテンツを完全自動生成、webにアップロードする仕組みを開発、2019年10月より運用を開始した。
 これにより、トヨタホームで戸建て住宅を検討する際に、お客自身のスマートフォンやタブレット端末を利用して、簡単に外観・内観のイメージをVRで確認できるようになった。
 同システムは、凸版印刷とアジェンシア(名古屋市東区、ジャン ピエール社長)が共同で提供している360°パノラマVRのクラウド型CMS(※1)「PANOCLOUD360(パノクラウド360)」を、カスタマイズしたもの。施工プランのCADデータに連携して、360°CG画像データを組み合わせたパノラマVRコンテンツの自動生成とwebへのアップロードを、短時間で行う。

 トヨタホームでは既に、戸建住宅の商談時に施工プランごとの外観・内観を3D化し、専用のゴーグルを使って建物内部をウォークスルーで確認できるVRシステムを導入している。今回新たに採用された同システムは、専用デバイスではなくお客自身のスマートフォンなどの端末を利用して360°パノラマVRを閲覧できるため、場所・時間を問わず簡単に、家族や友人と体験を共有しながら、検討中の施工プランを確認することができる。また紙製のゴーグル「VRscope®」にスマートフォンをセットして、より没入感のあるVR体験をすることも可能。


サービスイメージ


コンテンツイメージ (1)


コンテンツイメージ (2)

◇「PANOCLOUD360(パノクラウド360)」について
凸版印刷は、ベンチャー企業との共創により新しい社会的価値の創造を目指す取り組みの1つとして、360°パノラマVRのCMSプラットフォーム事業「PANOCLOUD360」を、アジェンシアとの協業で推進している。
 手軽な月額制のアカウント契約から、各種カスタマイズ対応のエンタープライズ版、API(※2)連携まで、さまざまな利用シーンやニーズに合わせた形でサービスを提供。また「PANOCLOUD360」を発展させ360°パノラマ動画に対応した「dougaVR」や、対象物を360°回転させて閲覧できるobjectVRも生成・配信できる「doitVR」、自動車の内装・外装に対応した中古車紹介専用の「kurumaVR」など、多様なバリエーションのVRコンテンツCMSを順次開発・リリースしている。
 特別な機器を必用とせず、市販の360°カメラやスマートフォンで撮影した空間や商材を、簡単にリアルな映像でインタラクティブに共有することができるため、提供情報の品質向上だけではなく、移動や物流コストの削減にもつながる。
 凸版印刷とアジェンシアは今後も、設計段階でイメージを共有する必要のある不動産業界への拡販を強化するとともに、その他ECサイトや教育向けコンテンツなど、幅広い分野での活用を積極的に推進していく。


※1 CMSについて
Content Management System(コンテンツマネジメントシステム)の略。専門知識を必要とせず、簡単にWebなどのコンテンツを編集・公開・更新できる仕組み。
※2 APIについて
Application Programming Interface(アプリケーションプログラミングインターフェース)の略。 ソフトウェアを一部公開して、他のソフトウェアと機能を共有できるようにしたもの。