大日本印刷 生活者の価値観に合わせたWeb広告を配信するサービスを開始
2019年09月18日
大日本印刷(DNP)は、ディーアンドエム(D&M)と共同で、生活者をその価値観ごとにDNPが独自に分類した「価値観クラスター(群)*1」に合わせたWeb広告を配信し、その成果を測定するサービス「価値観DSP※」を9月18日に開始する。第一弾として、日用品や食品のメーカーに向けて、訴求したい購買層をターゲットとして価値観クラスターで分析し、その生活者が嗜好する傾向に合った表現のWeb広告を配信するサービスを提供する。
※DSP(Demand-Side Platform) : さまざまな広告主が提供する多数の広告の中から、Webサイトを閲覧する生活者が興味・関心を持ちそうな広告を選んで最適なタイミングで表示し、広告効果の最大化を支援する情報基盤

【価値観DSPサービスの概要】
価値観DSPは、DNPの価値観クラスターで分類される生活者の特性に適した表現方法で、企業が訴求したい商品のWeb広告を制作し、配信するサービス。
DNPの価値観クラスターは、社会状況やトレンドによって変化する人々の価値観をライフスタイル・感度、メディア、コミュニケーションに関する10の因子で定義・分類したもの。DNPは2009年から毎年、生活者を対象に、価値観やライフスタイル、購買行動に関する意識など、約1,000項目以上の調査を実施し、価値観クラスターで分類して、多くの企業に顧客の人物像(ペルソナ)のデータとして提供している。
一方、クロス・マーケティンググループのD&Mは、プロモーション利用許諾を取得しているアクティブなネットモニター会員 を600万人以上保有している。
今回、このネットモニター会員の一部を価値観クラスターで分類し、D&Mが連携するDSP事業者を通じて、一人ひとりを対象としたターゲティング広告を配信する。また、購買データ(ID-POS)をもとに商品購入者の価値観クラスターを判別できる価値観ID-POS分析を活用することで、商品ごとに主なターゲットとする価値観クラスターを設定して、効果的なWeb広告を制作・配信することも可能。


価値観DSP 全体概念図

【価値観DSPの特長】
1.価値観クラスターを軸にしたWeb広告の配信
生活者のWebサイト上の行動履歴と、性別や年代、価値観クラスターを掛け合わせたペルソナデータをもとにWeb広告を配信する。これにより企業は、自社の製品・サービスのメインターゲットとなる価値観クラスターにのみWeb広告を配信することが可能。
2.生活者の価値観に合わせたWeb広告の制作・配信によってブランドイメージ向上にも貢献
製品・サービスごとにターゲットとする価値観クラスターを設定し、購入履歴だけでは把握できない、購入の理由・動機に関わる価値観を加味することで、訴求ポイントが明確なWeb広告の制作につながります。生活者の潜在的な意識にアピールするWeb広告の配信によって、企業や製品・サービスのブランドイメージの向上にも貢献する。
3.ID-POSデータと価値観クラスターの連携で広告施策の成果を把握
購買データ(ID-POS)を活用し、訴求したい商品のJANコードごとに、ターゲットとする生活者の価値観クラスターを設定して絞り込むことで、Web広告配信予算の効率化を図ります。また、配信後にブランド調査を実施して、広告成果を測定することも可能。

■日用品・食品メーカーを対象とした動画広告配信の例
昨今、日用品や食品のメーカー等は、商品や企業のブランド価値向上の手法として、テレビCMに加えてWebサイトで閲覧できる動画広告を積極的に活用している。DNPは、生活者の多様な価値観に合わせて、最適な相手に最適な表現のWeb動画広告を配信することで、商品や企業のブランドに対する生活者の共感を得て、購買につなげていくプロモーション支援を行っている。今回、価値観DSPサービスを活用し、食品流通業界の標準化コードで、全国1,400店舗以上で利用されている「i-code」で統一したID付きPOSデータ「ID-POS」と価値観クラスターを連動させる。それによって、これまでの購買傾向から、広告対象の商品を好む傾向にある生活者を選定し、その価値観クラスターの特性に合わせた最適なWeb動画広告を制作して、配信していく。

【今後の展開】
価値観クラスターを活用した価値観DSPサービスによって、Web広告の配信から購入後の調査・分析まで、広告効果とブランド価値の向上につながる企業の施策をトータルにサポートする。また、同サービスの対象業界を拡大し、2022年度までに累計で1億円の売上を目指す。