凸版印刷 低価格ICタグ「SMARTICS®-U」シリーズに3モデル計6種類を開発
2019年09月10日
 凸版印刷(東京都千代田区、麿秀晴社長)は、2017年9月より、流通・小売店舗向けに商品情報を管理する低価格ICタグ「SMARTICS®-U(スマーティックス・ユー)」シリーズを提供している。このたび、凸版印刷は「SMARTICS®-U」シリーズに新たなラインアップとして、様々な国と地域で利用可能な「グローバルモデル」ほか、3モデル計6種類を開発。全モデルにおいて2019年10月より提供を開始する。
 なお今回追加される「SMARTICS®-U」シリーズは、2019年9月11日(水)から13日(金)まで開催される「第21回 自動認識総合展」(会場:東京ビッグサイト)の凸版印刷ブース(南ホール4F・A-84)にて展示する。


今回新たに追加された「SMARTICS®-U」シリーズの3モデル 計6種類 ©Toppan Printing Co., Ltd.


 IoTデバイスや第5世代移動通信システム5Gの広がり、それらを活用した「超スマート社会」が提唱される現在、RFIDを活用した個品管理の自動化・効率化に注目が集まっている。凸版印刷は2017年より、流通・小売店舗向けに商品情報を管理する低価格ICタグ「SMARTICS®-U」を提供し、商品管理や棚卸業務の効率化に寄与してきた。
 今回、従来品より読み取り精度と読み取り距離を向上させた「汎用モデル」、様々な国と地域で利用できる「グローバルモデル」、近接で重ねても読み取り可能な「書類管理向けモデル」の計3種類のICタグを新たに開発。RFIDを活用した業務効率化に貢献する。

■同製品の特徴
・「汎用モデル」
 従来提供していた「SMARTICS®-U」のモデルと比べて「汎用モデル」は、最新のIC(集積回路)を搭載することで、従来品と比べて読み取り精度や読み取り距離を大幅に向上させた。これにより、幅広いシーンにおいて高い性能でICタグを利用することが可能。

・「グローバルモデル」
 ICタグは各国の電波法に準拠するため、国によって使用できる周波数が異なり、その周波数は大きく2種類ある。一つは欧州等で使用する860MHz帯、2つ目は米国や中国などで使用する915MHz帯です。一般的なICタグは860MHz帯もしくは915MHz帯それぞれの周波数に最適化されているため、915MHz帯モデルを860MHz帯で使用すると同等の通信性能が得られず、同等の運用ができない場合があった。このような課題に対し今回開発した「グローバルモデル」では、異なる周波数帯で使用しても変わらない性能で利用することが可能。様々な国と地域で利用できる。


通信性能比較グラフ ©Toppan Printing Co., Ltd.


・「書類管理向けモデル」
 UHF帯のICタグは複数のICタグを一括で読み取れるという特徴を持っている。しかし至近距離で重ねると読み取ることができず、一定の間隔を保持する必要があった。このような課題に対し今回開発した「書類管理向けモデル」は、2㎜~3㎜という極めて狭い間隔で重ねても読み取ることが可能。これにより、紙やクリアファイルにICタグを装着しても一括で読み取ることが可能となるため、書類や資料の管理をICタグで行うことにより、業務効率化・省人化に貢献する。


書類管理読み取りイメージ ©Toppan Printing Co., Ltd.

■今回追加される製品の仕様



■価格
各モデル4円台~(※ロット1億枚の場合)

■今後の目標
 凸版印刷は、ICタグを流通・小売業はもちろん、様々な業種企業に向けて拡販。2025年に関連受注を含め約30億円の売上を目指す。また低価格ICタグ「SMARTICS®-U」のラインアップをさらに拡充させ、さらなる低価格化の実現に向けて開発を進めていく。