凸版印刷 TOPPOS®にICタグの一括読み取り機能を追加した「TOPPOS®-UHF」を提供開始
2019年09月03日
  凸版印刷(東京都千代田区、麿秀晴社長)は、エンパシ(東京都世田谷区、東佳弘社長)が提供する多機能モバイルPOS端末「EM10 (イーエムテン)」を活用し、クレジットや電子マネーなど多彩な決済手段に対応したモバイルPOS・決済サービス「TOPPOS®(トッポス)」を、2018年10月より提供している。
 このたび、TOPPOS®にICタグの一括読み取り機能を追加した「TOPPOS®-UHF」(以下、同サービス)を開発。2019年10月1日(火)より提供を開始する。
 同サービスは、「TOPPOS®」にUHF帯据置リーダライタを連携したもの。これにより、複数商品のICタグを一括で読み取り、合計金額を瞬時に表示させることができる。またモバイルPOS端末で持ち運びが容易であり、LTE、Wi-Fi、無線・有線LANなど設置環境に合わせて様々な通信方法を選択できる特長により、電源装置と移動式の棚台などを活用すれば場所を選ばないPOS端末の設置、運用が可能。近年、サプライチェーン全体における効率的な商品管理のニーズに伴い増加しているICタグ付き商品に対応したPOS端末の容易な導入や、無人レジオペレーションでの活用による店舗省人化を実現する。
 なお同サービスは、2019年9月11日(水)から13日(金)まで開催される「第21回 自動認識総合展」(会場:東京ビッグサイト)の凸版印刷ブース(南ホール4F・A-84)にて展示する。


複数商品のICタグを一括で読み取り会計可能© Toppan Printing Co., Ltd.


場所を選ばない設置運用を実現© Toppan Printing Co., Ltd.

■ 開発の背景
 経済産業省が提唱する「コンビニ電子タグ1000億枚宣言」に向けて、コンビニをはじめとする流通小売店ではICタグの導入検討が進んでいる。しかし、現在多くの店舗で使用されているICタグ読み取り対応のPOS端末は固定型のため導入の障壁が高いとともに、ネットワーク配線の変更や設置レイアウトの変更に手間がかかっていた。
 凸版印刷はこのたび、モバイルPOS・決済サービス「TOPPOS®」にICタグの読み取り機能を追加した「TOPPOS®-UHF」の提供を開始。「TOPPOS®」にUHF帯の据置リーダライタを連携することで、ICタグ付き商品の決済に対応が可能なほか、場所を選ばない設置、運用を実現する。移動が可能なため、店舗のオペレーションや顧客動線に合わせたレジのレイアウト変更、マルチ決済に対応したい屋外イベントの物販などにおける導入が容易となる。

■同サービスの特長
・無人レジオペレーションへの展開が可能で省人化に貢献
 UHF帯据置リーダライタ対応により、商品ICタグを一括で読み取り合計金額を瞬時に表示する。凸版印刷が提供するセキュリティカメラや万引き防止RFIDゲートシステムなどとの組み合わせにより、店舗省人化を目指す流通小売業に対して安全・安心な無人レジオペレーションの提案が可能。

・使用場所を選ばず屋外でも利用可能な堅牢性
 モバイルPOS端末本体はIP65(※1)に準拠した防塵防水性能により、店舗以外の屋外イベント会場でも安心して利用できる。また、移動式棚台などを使用すれば従業員のオペレーションと顧客動線に合わせた運用が可能。

・キャッシュレス化を推進する多様な決済手段に対応
 NFC・接触IC・磁気ストライプのリーダを標準装備しており、クレジット・交通系電子マネーの決済が可能。また、QR決済や生体認証を用いた決済にも対応可能で、多様な決済手段に対応したスムーズなレジオペレーションを実現する。

■ 価格
初期費用 50万円~/台 別途、個別相談にて対応
月額費用 3万円~/台 -
※価格は導入携帯・台数によって異なる。また、決済サービスの決済手数料が別途必要。

■ 今後の目標
 凸版印刷は今後、ICタグの導入が進む小売・流通・サービス業に同サービスを拡販し、2020年度に関連受注を含め約3億円の売上を目指す。また、ICタグ普及に向けて流通向け低価格ICタグ「SMARTICS®-U」の展開をはじめとしたICタグ、リーダ、決済システム、包装材、ソースタギング(装填・内蔵)など、ICタグ全般に関する製品・ソリューションの提供を進め、商品の個品管理実現に向けた取り組みを推進する。

※1 IP65
電気機器内への異物侵入に対する保護等級。粉塵の侵入が完全に防護されており、いかなる方向からの水の直接噴流によっても有害な影響を受けない。