凸版印刷 食器への移し替えが不要な新型レトルトパウチ「いただきパウチ」を開発
2019年08月26日
 凸版印刷(東京都千代田区、麿秀晴社長)は、食器への移し替えが不要の新型レトルトパウチ「いただきパウチ」を開発した。
  同商品は「消費者の利便性向上」と「省資源化による環境配慮」に対応するため、レンジ調理したレトルトパウチの開封状態を維持し、食器などに移し替える手間が無く、そのまま食器がわりに食べることができる新型パウチ。また、プラスチックトレイから「いただきパウチ」に置換えることにより、プラスチックの使用量を約50%削減できる。2019年8月よりサンプル出荷を開始する。.


「いただきパウチ」サンプル © Toppan Printing Co., Ltd.


 単身世帯、高齢世帯、働く女性の増加などの社会環境変化を背景に、食に関する時間の短縮や手間の削減など「食の簡便化」のニーズが高まっている。これを背景に、「食事の取り方の多様化」も急速に進んでおり、「コンビニ・スーパーのイートインスペース」が拡大。「イートインスペース」は外食と中食の中間スタイルとして定着している。また、会社のデスクで昼食をとることが増加しており、調理済みの食品をすぐに手軽に食べたい「即食ニーズ」が拡大している。
 現在、「即食ニーズ」に応える代表的な容器は「トレイ」と「パウチ」があるが、「トレイ」は食べやすいが廃棄時にかさばる、「パウチ」は廃棄しやすいが食器への移し替えが面倒、という課題があった。
 こうした市場背景から、需要の高まる「即食容器」として、従来型包装材の課題を解決する「いただきパウチ」を開発した。

■ 「いただきパウチ」の特長
・ワイドオープンに開口し、そのまま食べられる
レンジ加熱時に発生する、膨張時の内圧を利用し、開封後パウチが大きく開口し、この状態が維持される。食器に移し替えることなく、そのまま食べることができる。

・ 自動通蒸機能付き
「いただきパウチ」専用の自動蒸気抜き機能により、電子レンジ調理時の内圧上昇時に、張り出しシールが後退し自動通蒸す。

・ ラクラク開封可能
開封場所をわかりやすくする形状を採用し、開封時の安全性を配慮している。また、直線カット性に優れたラクラク開封仕様を採用している。

・ プラスチック使用量を削減
これまで「即食ニーズ」で使われているプラスチックトレイを「いただきパウチ」に置換えることにより、プラスチックの使用量を約50%削減することが可能。

■ 「いただきパウチ」の使用方法



■ 今後の展開
凸版印刷は、2019年8月から食品分野に向けて「いただきパウチ」のサンプル出荷を開始、2021年度に関連受注を含めて5億円の売上げを目指す。また、これからも消費者の暮らしの変化に寄り添った、より利便性の高い食品包材の開発を進めていく。