DNPデジタルソリューションズ 店頭の什器でデジタルコンテンツによる演出を実現
2019年08月13日
大日本印刷(DNP)のグループ会社で、システムインテグレーション等の事業を行うDNPデジタルソリューションズ(DDS)は、店頭の什器に、スマートデバイス(スマートフォン、タブレット端末等)用のアプリと市販のセンサーやボタンを連動させた汎用のプロモーションツール「DNPデジタルショーケース」を開発し、2019年9月に発売する。顧客の関心に合ったデジタルコンテンツを使った演出が可能で、顧客の反応や効果をデジタルマーケティング用のデータとして取得できる。
■利用イメージ




インターネット上のEC(電子商取引)では、利用者の閲覧・購入履歴等に合わせて、最適なWeb広告を配信して購買を促したり、顧客の反応をアクセス数などで解析したりすることで、より良いコミュニケーション手法につなげていくデジタルマーケティングが活用されている。
実店舗でも、デジタルマーケティングを導入し、効果的な商品の陳列や、スタッフ不足の中での接客効果の向上を行いたいとの要望がある。しかし、店頭で顧客が商品に関心を持ち、手に取り、購買する行動を定量的に把握し、顧客の関心に合ったコンテンツを配信したり、店頭施策の効果をデータ化したりする手法は限定的だった。
DDSは今回、店舗を起点としたデジタルマーケティングを促進するツールとして、手軽に店舗に導入しやすいよう、汎用的なセンサー等を組み合わせてスマートデバイスのアプリで起動するDNPデジタルショーケースを開発した。
■什器への組み込みイメージ




【「DNPデジタルショーケース」の概要と特長】
●既存の店頭用什器との組み合わせによって手軽に導入可能
当システムは、スマートデバイス用アプリ、汎用のセンサー、汎用のボタンで構成されており、店舗の既存の什器に設置して、互いに連動させることで機能する。
●顧客の関心に合わせてデジタルコンテンツの出し分けが可能
商品棚に設置した人感センサーやボタンが店頭での顧客の動きや商品の動きを感知し、スマートデバイス用アプリと連動して、商品説明や広告、演出用などのデジタルコンテンツを出し分ける。
※デジタルコンテンツ(動画:MP4、静止画:JPEG, PNG, PDF)は別途必要。
■デジタルコンテンツの「出し分け」イメージ




●顧客の行動をログデータとして取得
人感センサーやボタンのログを集積し、人数やサンプル商品の取り上げ回数などを把握できる。店頭での顧客の動きや商品への反応などを、デジタルマーケティング用のデータとして活用することができる。

【今後の展開】
DDSは、IoT(モノのインターネット)技術を活用し、実店舗での販売促進に寄与するデジタルマーケティング関連のサービスを今後も開発、提供していく。
同システムおよび関連するマーケティング事業で、2023年までに2億円の売上を目指す。