大日本印刷 再封可能なチャック付き紙容器を開発、環境配慮と使い易さを両立させた製品
2019年08月02日
大日本印刷(DNP、北島義斉社長)は、再封(以下:リクローズ)が可能なチャック付き紙容器を開発した。
同製品は、開口部にプラスチック製のチャックを取り付けることで、開封後のリクローズを可能にした。また、バリアフィルム「DNP透明蒸着フィルム IB-Film」を使用し、水蒸気や酸素に対する高いバリア性も付与している。粉末製品や固形物を入れる容器をプラスチック容器から本製品に切り替えることで、プラスチックの使用量を削減する。また、角型形状であることから、内容物によっては容積を減らすことができ、輸送効率や陳列効率の向上に寄与する。
昨今の海洋プラスチック問題が注目される中、国内では2019年5月31日に政府が「プラスチック資源循環戦略」を策定するなど、国や自治体、企業などでプラスチックの資源循環の推進に向けた動きが活発になっている。食品や日用品等のメーカー各社は、プラスチック製品のリサイクル促進のほか、よりリサイクルしやすい単一素材(モノマテリアル)のパッケージや、再生可能な資源である紙を使用したパッケージへの切り替えなどを進めている。
DNPは、2015年に国連サミットで採択された「SDGs(Sustainable Development Goals:持続可能な開発目標)」を“より良い社会づくりのものさし”のひとつとして、事業活動を通じて、社会課題を解決し、人々の期待に応える新しい価値の提供に努めています。その一環として、循環型社会の実現に貢献する環境配慮パッケージ「GREEN PACKAGING」や、使い易さと機能性を重視したパッケージ「SMOOTH PACKAGING」、「ADJUST PACKAGING」を展開しています。今回開発したリクローズ可能なチャック付き紙容器は、環境配慮と使い易さを両立させた製品だ。

【リクローズ可能なチャック付き紙容器の概要】
•開封後も開口部に取り付けたプラスチック製のチャックでリクローズが可能
•開口部が大きく、内容物の取り出しが容易
•角型で高い輸送効率
•店頭で積み重ねて陳列や保管ができ、陳列に関わる店頭オペレーションが軽減
•使用後に潰しやすく、かさばらないため、廃棄が容易
•水蒸気や酸素の透過を抑える「DNP透明蒸着フィルム IB-Film」を使用し、高いバリア性を付与
•プラスチック容器から本製品へ切り替えることによってプラスチック使用量を削減
•森林認証紙や植物由来の原料を一部に用いた「DNP植物由来包材 バイオマテック」を使用することで環境負荷をさらに軽減

【今後の展開】
DNPは、今回開発したリクローズ可能なチャック付き紙容器を、粉末や固形の食品、トイレタリー製品などの日用品のパッケージとして提供し、2022年度に年間10億円の売上を目指す。


内容物が取り出しやすい


積み重ねることが可能