大日本印刷 フェンシングを誰でも気軽に体験できる「スマートフェンシング」を開発
2019年07月19日
大日本印刷(DNP、北島義斉社長)は、フェンシング競技を、誰でも簡単・安全に楽しめるツール「スマートフェンシング*」を開発し、7月よりサービスを開始する。
「スマートフェンシング」の利用者は、柔軟性のある剣と導電性のあるジャケットを使用して、実際のフェンシングの疑似体験をすることができる。剣にはセンサーを内蔵しており、導電性のあるジャケットに剣の先端が当たることで、センサーが反応して得点が入る仕組み。DNPは「スマートフェンシング」を、顧客や地域住民とのコミュニケーションを深めていきたい企業や自治体向けに、スポーツイベントのサービスとして提供していく。

*「スマートフェンシング」は商標登録済み、同技術の特許申請中。

フェンシング競技は、日本人選手の国際大会での活躍などもあり、認知度が飛躍的に向上している。一方、学校教育やスポーツ施設、企業や地域などで、人々がフェンシングを体験する機会がほとんどないこともあり、日本の競技人口は約6,000人という状況だ。フェンシングの普及に向けて、手軽に体験できる機会を増やし、競技の楽しさを伝えていくことが求められているが、初心者には使用する道具の危険性、難易度が高く、特殊な装備が必要になるといった課題があった。
こうした課題に対してDNPは今回、年齢や経験等に関わりなく、誰でも気軽に、安全にフェンシングが楽しめる「スマートフェンシング」を開発、キット化してサービスを開始するとともに、フェンシング業界を含むスポーツ業界の発展に寄与していく。

【「スマートフェンシング」の概要と特長】
〇「スマートフェンシング」は、柔軟性のある剣を使用するため、年齢や経験等に関係なく安全に利用できる。
〇パラスポーツである「車いすフェンシング」の疑似体験用にも使用できる。
〇通常のフェンシングは、1対1の対戦となりますが、「スマートフェンシング」は、複数の対戦も可能。
〇通常のフェンシングは、剣と審判機が繋がっているが、今後ワイヤレスに対応する予定。得点情報は通信を介して、スマートフォンやタブレット端末に送られるため、審判機が不要となり、場所を限定せずに新たなスポーツ体験を得ることができる。
〇「スマートフェンシング」のプロトタイプ版を開発し、これまで公益社団法人日本フェンシング協会が主催するイベントや国際大会のほか、千葉県で実施された「県民の日ちばワクワクフェスタ2019」や「フェンシング学校訪問プロジェクト」などに提供しており、約11,000人の方が体験している。

【価格】
・ツール、機材のレンタル費用:10万円~
・ツール、機材、運営スタッフのイベント運営費用:30万円~
※イベント規模や内容に応じて、個別に見積りする。

【今後の展開について】
DNPはスマートフェンシングを競技体験だけでなく教育や健康、エンターテイメントなど様々な用途へ展開し、デジタルコンテンツの活用やツールの販売を行っていく。さらにスマートフェンシングのコンセプトを広めていくための協会の設立を予定している。また、フェンシングだけに限らず様々な競技に展開していくとともに、DNPが行っているスポーツビジネスと組み合わせ、2022年までに累計で10億円の売上を目指す。

また2019年7月27日(土)~9月1日(日)に開催されるイベント「フジテレビ開局60周年記念 ようこそ!!ワンガン夏祭りTHE ODAIBA2019」に提供する予定。