セイコーエプソン 富士見事業所にテキスタイル・ソリューションセンター『TSCアジア』を開設
2019年06月13日
セイコーエプソン株式会社(エプソン、碓井 稔社長)は、このたび、デジタル捺染ビジネスのグローバル展開を加速することを目的に、デジタル捺染の前処理から印刷、後処理までの全工程の設備を備えたテキスタイル・ソリューションセンター『TSCアジア』を、富士見事業所(所在地:長野県諏訪郡富士見町)に開設した。
同施設は、2014年にイタリアのコモ地域に設立したテキスタイル・ソリューションセンターと同じく、デジタル捺染の研究開発を行うとともに、国内を含むアジア地域のお客様に実際の設備を用いたサンプルワーク等を行い、デジタル捺染への取り組みを支援する役割を担う。
エプソンは、強みとするインクジェット技術を生かしてデジタル捺染にいち早く取り組み、現在グループ会社となっているイタリアのFor.Tex S.r.l.(社長:Pietro Roncoroni、フォルテックス社)およびFratelli Robustelli S.r.l.(社長:Daniela Guerci、ロブステリ社)とともに、デジタル捺染技術の研究開発やインクジェットデジタル捺染機「Monna Lisa(モナリザ)」シリーズの生産を行ってきた。
そして、今後は日本とイタリアの2拠点からグローバルに製品・サービスを提供する体制を確立するべく、生産・販売体制の強化を進めている。広丘事業所(所在地:長野県塩尻市)では、2018年に「Monna Lisa」の一部機種の生産を開始し、2019年度末には同製品を含む産業用大型印刷機の試作・量産工場となるイノベーションセンターB棟の竣工・稼動を予定している。また、2019年度から各販売現地法人を通じて同製品を販売する体制を整え、お客への提案・サポートを充実させている。
なお、TSCアジアは、アジア地域の活発な需要にお応えするため、イノベーションセンターB棟の竣工に先駆けて開設したもの。

同社 代表取締役 専務執行役員 プリンティングソリューションズ事業部長の久保田 孝一氏は、TSCアジアの開設にあたり、次のように述べている。
「TSCアジアの開設によって、これまで以上に多くのお客様に向けて、デジタル捺染の導入・活用のサポートができることを嬉しく思います。エプソンのインクジェット技術によって、テキスタイル分野におけるデジタル化の進展に貢献し、これからの捺染業界において、なくてはならない存在となることを目指します。」
エプソンは長期ビジョン「Epson 25」において、デジタル捺染を含む商業・産業印刷を、注力する事業領域のひとつと位置付けています。これらの分野におけるデジタル印刷の世界を広げ、インクジェットによるイノベーションをさらに加速させていきます。 」

 エプソンは長期ビジョン「EPSON 25」において、デジタル捺染を含む商業・産業印刷を、注力する事業領域のひとつと位置付けている。これらの分野におけるデジタル印刷の世界を広げ、インクジェットによるイノベーションをさらに加速していく。

■TSCアジアの概要
名称 TSCアジア
稼働時期 2019年6月
延床面積 約1,000㎡
投資金額 約3億円

■富士見事業所の概要(2019年3月31日時点)
所 在 地 〒399‐0293 長野県諏訪郡富士見町富士見281
事業内容 半導体事業、センシング機器事業、研究開発、生産技術開発
土地面積 247,143㎡
操 業 年 1980年


富士見事業所


TSCアジア