大日本印刷 東南アジアの小学生に企業の取り組みを分かりやすく紹介するマンガ制作・配布サービス開始
2019年03月26日
大日本印刷(DNP、北島義斉社長)は、海外進出する日本企業の事業や理念、製品・サービスをわかりやすく多言語で紹介するマンガ冊子を制作し、東南アジア諸国の小学校へ無償配布する企業マンガ制作・配布サービスを開始する。同サービスは、一目で理解しやすく、多くの人が受け入れやすいマンガの強みを活かして、東南アジアの子供たちに対して、企業の製品・サービスへの理解を促し、ファンの創出と企業ブランドの向上を目指すもので、3月26日よりサービスを提供する。

近年、高い経済成長が続く東南アジアは、人口に占める若年層の比率が高く、今後も人口の増加が見込まれるため、海外へ進出する日本企業にとって重要な市場の一つになっている。一方、国内外で、事業活動を通じた社会課題の解決やSDGs(持続可能な開発目標)の達成に向けた取り組みが企業に求められているなか、企業は、現地の生活者向けの広告・宣伝活動に加え、子供たちに自社の理念や製品開発に込めた思い、事業活動を通じて社会課題の解決に取り組むことを伝えることで、認知度を高め、企業を理解するきっかけをつくりたいというニーズを持っている。DNPは、世界で年齢・性別を問わず親しまれているマンガに着目し、企業の取り組みをわかりやすく紹介するマンガを東南アジアの小学校に配布する企業マンガ制作・配布サービスを開始することとした。

【企業マンガ制作・配布サービスの特長】
DNPの開発した各制作者がオンラインで編集作業を行える独自のマンガ編集・組版システム「DNPマンガオンラインエディトリアルシステム MOES(モエス)」を活用して、企業の理念や製品・サービス、ターゲット市場等の特長に合わせたマンガを制作する体制を構築した。また、東南アジア各国の印刷会社とも連携し、企業マンガをタイムリーに現地で印刷・製造することができる。



多言語翻訳編集の効率化を実現するMOES
ディスプレイ画面の左右に同じ絵柄を表示し、右側の日本語版と左側の各国語版を照合しながら、編集作業を行っていく


1.DNP独自の多言語翻訳編集システムで、納期の短縮と高い品質を実現
多くの言語でマンガを制作する場合、編集者や翻訳者、校正者など、多くの関係者のやり取りをスムーズに行う必要がある。このニーズに対してDNPは、MOESを開発し、翻訳から校正、印刷データの生成まで一貫して行える環境を提供している。同システムによって進捗の一元管理が可能となり、翻訳文と絵柄の照合ミスや作業の遅れなどを防ぐことで、制作期間の短縮と品質向上が図れる。また、MOESは厳重な情報セキュリティ基準を適用した日本国内のサーバーで運用しているため、オリジナルデータの流出や海賊版への展開などのリスクを軽減する。

2.東南アジアの小学校へ企業マンガを配布できるネットワーク
台湾、タイ、ベトナム、マレーシア、インドネシアの約3,500以上の小学校とのネットワークを持つ株式会社スタディオティガと連携し、企業マンガの配布や関連イベントを実施することができる。各地の小学生やその家族に対して、マンガに掲載された企業の理念や製品・サービスをわかりやすく、楽しく伝えることができます。企業マンガを通じて、製品・サービスに対する認知向上やファンの創出など、東南アジアに進出する企業のブランド価値の向上を支援する。


企業マンガの贈呈式


【価格】
印刷部数や翻訳する言語数、配布する学校数に応じて、個別に見積りする。

【今後の展開について】
DNPは、企業マンガを提供する国・地域および配布先の教育機関等を拡げるとともに、企業マンガの読書会等のイベントや、企業マンガと連動した授業コンテンツ等も提供していく。また、現地に進出する日系企業の従業員に対して、企業理念や沿革、製品・サービスの開発背景などの理解を促すツールの提供や周年事業の企画提案などを行い、2021年までに10億円の売上を目指す。