絵本のまち板橋区で3月27日、親子向け本づくりワークショップを開催
2019年03月15日
 板橋産業ブランド戦略会議(印刷ワーキンググループ)、板橋区主催で3月27日、親子向け本づくりワークショップ「絵本を知ろう、絵本をつくろう」を大村製本(板橋区前野町)で開催する。

 国内には、産業都市としてのブランドを確立し、そのことで人材や情報が集まり、資源同士の有機的結合から新たな技術革新や製品開発が生まれ、さらなる資源を招来することによる地域産業の活性化につながる好循環を生んでいる都市が存在している。一方板橋区は、産業都市としての高いポテンシャルを持ちながらブランドイメージが確立できていなかった。そこで、区が歴史的に強みを持つ「光学・精密機器産業」に焦点を合わせ、“産業都市「板橋」”のブランドを確立し、区内産業の活性化を図ることとなった。

 平成25年4月、区内産業の活性化を図るため、区内企業と区とが連携し産業ブランド確立に向けて取り組む「板橋産業ブランド戦略会議(ブランド・コア)」を発足。ブランド・コアでは、産業都市ブランド構築の具現化に向けて、区の代表的企業の経営陣が集結し、区内産業の活性化やネットワークの強化等について検討してきた。現在ではブランド・コアの下にワーキンググループ(WG)を設置し、地場産業である「光学系」と「印刷系」の2つのWGが、それぞれ具体的な施策の検討を行っている。

 印刷WGでは、区内印刷関連企業5社(㈱田中紙工・㈱オフセット岩村・大村製本㈱・太陽樹脂工業㈱・凸版印刷㈱)が中心になり板橋の印刷業が直面する課題を確認し共有するとともに、印刷業が有する資源や価値を再認識し、新たな活用可能性を提起し、そこから印刷業の新たな発展方向と地域産業・地域社会との新たな関係構築に繋げていくことをめざしている。区が「絵本のまち板橋」を推進していることから、「印刷」と密接な関連があり、幅広い年齢層に親しまれる「絵本」をキーワードに話し合いを開始。そしてこれまでのWGで出た様々なアイデアを基に、(1)絵本工場プロジェクト(絵本作り支援・印刷業界支援・活性化)、(2)絵本創作支援プロジェクト(ソフト・コンテンツ分野、作家支援)、(3)板橋絵本活用プロジェクト(福祉・教育分野との協働)を3本柱として、事業を推進していくこととなった。

 今回の事業は、「絵本工場プロジェクト」を実現するため企画されたもの。WG参加企業の1つである大村製本㈱において、普段見ることのできない製本の現場を間近で見て、さらには自分の手で実際に絵本をつくる内容となっている。参加者は小学生(3~6年生)を対象に、2月12日(火)~28日(木)の期間で募集され、親子10組の定員に対し26組の応募があるほどの盛況ぶり。当日は、13時に現地集合した後、2つの班に分かれて製本工場見学、本づくり体験を行う。

 また、3月25日(月)~29日(金)の間、大村製本㈱において「出張!いたばしボローニャ子ども絵本館」が同時開催される。こちらは、イタリア・ボローニャ市から寄贈された世界約100か国、2万6千冊の海外絵本を所蔵する「いたばしボローニャ子ども絵本館」や、絵本そのものを身近に感じてもらうことを目的としている。今回は外国語絵本と日本語で翻訳された絵本(大村製本(株)にて製本)を約100冊並べて展示。読み比べることで、出版された国による表現の違いを感じることができる。10時~16時、入場無料。