大日本印刷 環境配慮新素材「LIMEX」を使用した建装材を開発
2019年03月01日
大日本印刷(DNP、北島義斉社長)は、石灰石(炭酸カルシウム)を主原料とし、紙やプラスチックの代替として、地球環境への負荷を低減する新素材「LIMEX(ライメックス)」を使用した建装材開発に取り組んでいる。
今回DNPはLIMEXを使用した建装材(ベッドのヘッドボード)をホテルの客室に見立てた空間シーンとして、3月5日(火)~8日(金)に東京ビッグサイトで開催される「JAPAN SHOP 2019」のDNPブースに展示する。

【新たな建装材の特長】
DNPは、2018年11月、LIMEXを開発・製造・販売するTBM(本社:東京、山﨑敦義代表取締役CEO)に出資し、これまでの建材関連ビジネスで培ってきた技術・ノウハウを活かし、LIMEXを使用した優れた耐久性とリサイクル性を両立させる建装材の開発を進めている。

■優れた耐久性
特殊なハニカム構造*を形成しているため、軽さと強度を両立している。
*ハニカム構造 : ミツバチの巣のような正六角形(柱)を隙間なく並べた構造
■リサイクル性の向上
リサイクル可能な建装材。資源を最大限に活用し持続的に再利用することを目指している。

【LIMEXについて】
LIMEXは限りある資源を最大限に活用し再利用する、地球環境への負荷が低い環境配慮型の新素材として注目を集めている。LIMEXの主な原料である石灰石は、世界各地での埋蔵量が豊富であり、紙の代替とする場合は水や木材パルプの削減に、プラスチックの代替とする場合は石油由来の原料の使用量の削減につながる。
例えば、普通紙を1トン生産する場合、通常は約20本の樹木と約85トンの水を必要としますが、紙の代替製品となるLIMEXは、石灰石0.6~0.8トンとポリオレフィン約0.2~0.4トンの原料だけで、1トン生産することが可能。また、プラスチックの代替としてLIMEXが普及することによって、石油由来の樹脂の使用量を大きく削減する可能性が高まる。

【今後の展開】
DNPはLIMEXを活用して建装材などの生活空間分野や、自動車や鉄道車両の内装ボードなどのモビリティ分野のほか、各種印刷物や情報サービス用の紙の代替品など、さまざまな用途への展開を検討している。
引き続き、LIMEXの普及に努めるとともに、DNPグループおよびパートナー企業と連携しながら、国内外でのエコシステムの確立など、社会課題を解決する価値の創出を推進していく。

※記載されている会社名・商品名は、各社の商標または登録商標。