フォーム工連 『寺子屋プロジェクト』を積極的に進めていく
2019年01月25日
 日本フォーム印刷工業連合会(フォーム工連、櫻井醜会長)は1月24日、文京区関口・ホテル椿山荘で平成31年新春懇親会を開催し、会員・特別会員、関連会社、来賓など200名が参加した。
 懇親会に先立ち、新井紀子教授、国立情報学研究所 社会共有知研究センターセンター長・教授、一般社団法人教育のための科学研究所所長・代表理事を講師に迎え「わが国の経済成長に向け、人工知能が人間と社会にもたらすマイナスと未来」をテーマに新春講演会が行われ、定員を超す150名が参加した。
 櫻井会長は「平成最後の新春懇親会を開催させて頂く。江戸時代から明治になる明治維新みたいな、新しい元号はまだわからないが、維新の始まりかと感じている。先ほどの講演会では、AIの問題やRPAもそうだが意外と盲点があるように思う。その中で実りのある1年、我々は送りたいと考えている。講演は私たちの未来を考え直す大きな機会だった。先日、経済産業省へ行き、フォーム工連がどういう方向へ行くか話した」と述べた。
 さらに、大坂なおみ選手など若いアスリートや将棋の藤井聡太さんや囲碁の仲邑菫さんなどあげ、「彼らや彼女は世界を意識している。世界の中でナンバー1になることを目指している。我々の気持ちの中を吐露すると、日本の印刷会社は一歩も出ていないのが非常に不満だ。世界を相手にやる印刷産業になるよう『寺子屋プロジェクト』を進めていく」と促し、「『寺子屋プロジェクト』では、技術革新による無人工場、マーケティングでは社会情勢を分析するだけでなく、どういうデータで調べるか、経営力ではきちんと捉えて頑張りたい」と抱負を述べた。
引き続き、来賓の矢野泰夫経済産業省商務情報政策局コンテンツ産業課課長補佐は「フォーム工連では紙の印刷にこだわらず積極的にチャレンジしている。今年は寺子屋プロジェクトに積極的に進めていく話を伺っている。世界を見据えて『寺子屋プロジェクト』をやっていく強い熱意がこの会場の皆さんに伝わったのではないか。櫻井会長は各地まで足を運び話している」と述べるとともに「データのパーソナル化が進んでいくとこれまで以上、顧客情報を取り込んで新しいビジネスにつなげていくことが今後大事ではないか。顧客情報の顧は、櫻井会長によると願うではなく個人であり、個人のデータを取り込んで新しいビジネスにつなげていってほしい」と祝辞を述べた。
 次いで、杉村亥一郎一般社団法人日本印刷産業連合会専務理事は「今年は世の中が大きく変わっていく。新元号、働き方改革の施行のほか、AIや新しいロボットで我々の仕事が変わっていく」と述べ、日印産連ではSDGsを軸に取り組んでいくが、中でも女性活躍推進、SDGsゴール10人や国の不平等をなくす、ゴール11住みやすいまちづくり、ゴール12作る責任、使う責任の3つについて説明した。
 この後、宮腰巌一般社団法人日本印刷産業機械工業会会長の発声で乾杯し祝宴に入った。祝宴の途中で大抽選会が行われた。


櫻井醜会長


 講演会に150名が参加