凸版印刷 風味を常温で長期間保持できるバリア紙パック「EP-PAK」を12月より発売
2018年10月01日
 凸版印刷(東京都千代田区、金子眞吾社長)は、バリア紙パック「EP-PAK(イーピーパック)」で、清酒や焼酎などのアルコール飲料に含まれる香気成分の容器への吸着を低減し、風味を常温で長期間保持できる「低吸着EP-PAK(イーピーパック)」を開発した。2018年12月より酒類業界向けに販売を開始し、2020年度に約3億円の売上を目指す。
 「EP-PAK」は凸版印刷が開発した口栓付き液体用紙製容器で、内容物の保護性に優れ、常温での長期保存が可能。清酒や焼酎などの飲料はもちろん、業務用ヘアケア剤やカー用品など、幅広い分野での採用実績がある。

 今回開発した新製品「低吸着EP-PAK」は、容器と内容物の接触層に凸版印刷の独自技術により開発した低吸着性能により風味を保持できる内装フィルムを使用することで、アルコール飲料に含まれる香気成分の残存率の向上を実現した。これにより、清酒や焼酎などの独特の香りを楽しむ飲料において、その風味をさらに長期間保持することが可能になった。

 なお、同製品は、2018年10月2日(火)から5日(金)まで開催される「TOKYO PACK 2018 - 2018東京国際包装展 -」(会場:東京ビッグサイト)の凸版印刷ブース(東2ホール・小間番号2-42)にて展示する。


低吸着EP-PAK(左)と、低吸着EP-PAKの層構成 © Toppan Printing Co., Ltd.

■ 開発の背景
 企業の社会的責任における環境配慮への関心は年々高まっており、事業活動における環境負荷の低減は企業が取り組まなければならない最重要課題の一つとして位置づけられている。そのような社会環境の中、製品の一部となるパッケージにも、内容物の鮮度保持や長期保存性などの機能はもちろん、省資源や環境適性などが求められている。
 凸版印刷のバリア紙パック「EP-PAK」は、このようなニーズに応えた製品として、常温での長期保存を必要とする製品に幅広く採用されている。
 今回、従来の「EP-PAK」の特長はそのままに、内容物の風味をさらに長期間保持できる新製品を開発。プレミアム清酒市場の拡大に貢献する。

■ 「低吸着EP-PAK」の特長
・風味を長期間キープ
凸版印刷が独自に開発した低吸着性能により風味を保持できる内装フィルムを使用することで、香気成分の残存率が従来の「EP-PAK」と比較して約20%向上。さらなる風味の長期間保持を実現した。
・既設の生産ラインに導入が可能
新規での生産設備導入はもちろん、既設の充填成型機の部分改造も可能なため、既存製品からの切り替えも容易。

■ 今後の目標
 凸版印刷は今後、同製品を清酒や焼酎などの酒類業界を中心に拡販していく。