ZMPと凸版印刷 ロボ×ICタグで完全自動棚卸、自動認識総合展で公開
2018年09月10日
 ZMP(東京都文京区、谷口恒社長)は、物流支援ロボット「CarriRo(キャリロ)」を活用し倉庫や工場内で無人での搬送を実現する取り組みを推進している。その一環として、凸版印刷(東京都千代田区、金子眞吾社長)と共同で、CarriRoとRFIDを組み合わせた無人棚卸ソリューションの開発を進めている。

 昨年の自動認識総合展では、自動運転制御開発車両プラットフォーム「RoboCar®(ロボカー)」によるCarriRoの複数台追従走行を公開した。今年は単体で自動走行するCarriRoと、棚卸時にけん引して使用するRFIDキットの試作を完成させた。2018 年9 月12 日(水)から14 日(金)に開催される「第20 回自動認識総合展」(会場:東京ビッグサイト)の凸版印刷ブースにて公開する。
  同ソリューションは、路面に貼られたランドマークをCarriRoに搭載したカメラにより識別することで進行方向を定め、完全な自律走行を実現したCarriRoが、電波を外向きに照射するRFIDリーダを搭載したRFIDキットをけん引することで、CarriRoが無人走行をしながらRFIDを読み取るもの。同ソリューションの実現により、大きな労力を要する棚卸作業のさらなる効率化、省人化が期待できる。

 ZMPと凸版印刷は今後も同ソリューションの開発や実証実験を進め、2019年までに「CarriRo Connect(キャリロコネクト)」として、CarriRo×RFIDによるソリューションの製品化を目指す。


© ZMP Inc. /Toppan Printing Co., Ltd

■物流支援ロボットCarriRo®(キャリロ) について
CarriRoはジョイスティックによる操作ができるドライブモードおよびビーコン(発信機)を自動追従するカルガモモードを有した台車型物流支援ロボットで、2016年8月より販売を開始している製品。さらに今回、人の操縦なしに、搭載したカメラでランドマークを認識し自動で走行する自律移動モードが追加された。
CarriRoの機能を活用することで、運搬の生産性を引き上げることを目的としている。CarriRo単体では、最大150kgの荷物を、CarriRoにオプションのけん引治具を取り付けることで約300kgの荷物を8時間連続で運ぶことができ、倉庫や物流センター内のピッキング業務の効率化や、工場内の工程間搬送に利用することでベルトコンベアやAGV(無人搬送車)を代替することも想定している。また作業負荷が大きく軽減されることにより、これまで重労働と見られていた運搬作業を女性や高齢者でも行えるようになるため、働き手の拡充や雇用の促進にも効果的。