E3PA 松浦会長が留任、新たな方向性と明確な役割を見出していく方針
2018年06月28日
 環境保護印刷推進協議会(E3PA,松浦豊会長)は6月27日、千代田区神田小川町・明治大学【紫紺館】で平成30年度定時総会を開催し、役員改選で松浦会長が留任した。総会に先立ち、恒例の総会併催行事として勉強会が開催された。
 松浦会長は「環境問題について、最近、特に中国では厳しい基準を設け、全体の企業において積極的に取り組んでいる。中国の方が日本より上回っているのではないか。中国でペナルティを取られるなど多く見られ、工場が止められている」と現状を述べた。
 総会は松浦会長を議長に選出して議事に入り、平成29年度事業報告書並びに同決算関係書類、平成28年度剰余金処分案並びに寄付金限度額が原案どおり承認された。
 次いで、平成30年度事業計画並びに収支予算も可決された。平成30年度事業計画の基本方針は、「クリオネマーク」の意義と認証制度の維持、並びに環境保護印刷推進協議会の今後を見通した揺るぎない存立基盤の確保のために実施事業に集中的かつ積極的に取り組み、基幹事業の強化に努める。
 事業活動に力点を置くことで、『環境保護印刷マーク(クリオネマーク)』の発行・運用機関へと舵を切る。
 認証制度の制定と普及を図ってきた《創生記》(平成17年度~22年度)を第1ステージと考え、《『環境経営』を柱に環境貢献の実際を学んできた《安定期》(平成23年度~29年度)を第2ステージとし、続く次の第3ステージは《成熟期》に入ったという認識のもと、環境保護印刷協議会としての新たな方向性と明確な役割を見出していく方針。
 具体的な事業として、1『環境保護印刷マーク(クリオネマーク)』のブランド強化(1)企業ブランド向上の各種支援、(2)CSR資料の刊行(「ブランディング3」「クリオネ特別レポート」ほか)(3)「環境保護印刷」の普及に資する情報提供、発信、2認証制度の浸透(1)オフセット印刷認証制度、(2)デジタル印刷認証制度、(3)CO2削減貢献度認証制度――をあげている。



松浦豊会長

平成30・31年度役員は次のとおり(敬称略)
■会長=松浦豊(ローヤル企画:正会員)
■副会長=福田光明(日伸ライトカラー:正会員)
■理事=齋藤武彦(奥村印刷:正会員)、黒岩信司(錦明印刷:正会員)、秀浦忠利(秀巧堂:正会員)、藤原俊一(フクイン:正会員)、井福哲治(ニシカワ印刷:正会員)、小林博美(日本グラフィックコミュニケーションズ工業組合連合会・特別会員/二葉企画:准会員)、永井徹(日本グラフィックコミュニケーションズ工業組合連合会・特別会員/ナガイアルテス:准会員)
■監事=加藤和憲(ジャパンアート:正会員)、平尾訓(イメージパーク:正会員)
 
《勉強会》
 E3PAでは、「サステナブル社会の実現に参画することで印刷会社としての社会的責任を果たす」をテーマにこれまで幾多の「講演会」「セミナー」をなどを開催してきた。今年度もこれまでの実績を踏まえさまざまな角度から(環境貢献) をベースに開催していく。
 今回の勉強会は、公益財団法人日本自然保護協会経営企画部 自然のちから推進室プログラムオフィサーの大野正人氏と公益財団法人日本自然保護協会経営企画部副部長 国際自然保護連合日本委員会事務局長の道家哲平氏を講師に迎え、「企業にとって『自然保護』『生物多様性保全』の推進とは」をテーマに講演した。
 まず、大野氏が日本自然保護協会を紹介した。同協会は、全国2万5千を超える会員や寄付サポータで支えられて活動している環境NGOだ。自然保護活動による社会的活動の成功例を示せるNGOになることを目指しており、人と自然がともに生き、赤ちゃんからお年寄りまでが笑顔で生活できる社会の構築を目指している。さらに、自然保護とはなにか、自然保護の活動現場 赤谷の森、企業との連携による様々な活動について説明した。
 次いで、道家氏が生物多様性とは何かを語り、失うことの意味、そして企業としてのリスク、企業の関わり方などについて述べた。


『自然保護』と『生物多様性保全』について学ぶ