共同印刷 「ノンキャッチ チャック袋」販売開始、「インターフェックス ジャパン」へ初展示
2018年06月25日
 共同印刷(東京都文京区、藤森康彰社長)は、香りや薬効を逃がさない機能性材料「ノンキャッチ」を用いたチャックテープを、ハイパック(東京都港区、山口哲彦社長)と共同開発した。同品を使用し、従来は困難だった“袋の内面すべてに非吸着性を持たせること”を実現した「ノンキャッチ チャック袋」を、6 月27 日から東京ビッグサイトで開催される「第31 回 インターフェックス ジャパン」へ初展示し、販売を開始する。
 ノンキャッチは、内容物の非吸着性・保香性・ガスバリア性などの機能性とヒートシール性とを併せ持つ高機能フィルム。非吸着性樹脂のEVOH※1と、ヒートシール性を持つポリオレフィン樹脂とをポリマーアロイ化※2 することで2011 年に製品化に成功、2017 年に販売を開始した。
 このたび販売を開始した「ノンキャッチ チャック袋」は、ノンキャッチの販促過程で寄せられたお客の要望に応えて開発したもの。現在、一般的に流通しているチャック付き包装袋には、主にポリエチレンが用いられている。しかし、ポリエチレンには内容物の香りや薬効成分を吸着する性質があるため、保管中に有効成分が低下することが課題となっていた。そこで、ノンキャッチを使用したチャックテープをハイパックと共同開発し、ノンキャッチと複合させることで、全内面に非吸着性を持ち内容物の香りや薬効成分の低下を抑制できる包装袋・「ノンキャッチ チャック袋」を実現した。
 同社は、同品を医薬品や食品、化粧品業界などへ拡販すると共に、ノンキャッチを含めた高機能フィルムのラインアップ拡充と販売拡大に引き続き注力し、生活・産業資材系事業の発展に努める。
 なお、同品は、6 月27 日から29 日まで東京ビッグサイトで開催される「第31 回 インターフェックス ジャパン-医薬品、化粧品、洗剤 研究・製造技術展-」へ初展示する。独自技術で開発した高機能フィルムも各種展示する。同社ブース(東6 ホール E24-001)。
※1 EVOH(ethylene vinylalcohol copolymer):エチレン・ビニルアルコール共重合体樹脂
※2 ポリマーアロイ化:2 つ、または2 つ以上の樹脂を混ぜて、各樹脂が有する性能よりも高い機能性を持たせること

【ノンキャッチチャック袋の主な特長】
①容物の香りや薬効成分が包装袋内に吸着しない(非吸着性、保香性)
②チャックによる再封性能により、非吸着性、保香性を保持