凸版印刷 ナノ化技術を活用し、耐傷性・耐汚性に優れた建具用化粧シートを開発
2018年06月01日
凸版印刷(東京都千代田区、金子眞吾社長)は、カプセル化したナノ材料を用いることで、世界最高水準の表面性能を実現する「Smart NANO®(スマートナノ)」技術を建装材に展開している。
 このたび、凸版印刷のオリジナルブランドである、ドアや扉などの建具用化粧シート「101エコシート」に「Smart NANO」技術を搭載した新製品「101エコシート Smart NANO」を開発しました。傷や汚れが付きにくい高性能な建具用化粧シートとして、マンションなどの住宅内装向けに、2018年6月より色柄サンプルの出荷を開始する。

「Smart NANO」とは、東京理科大学 阿部正彦教授を中心とするベンチャー企業、アクテイブ(長濱正光社長)と共同で開発した、化粧シートを高性能化する技術。阿部教授の研究グループが開発した、超臨界CO2の特性を利用した新技術「超臨界逆相蒸発法」によりナノカプセルを生成し、これを各種の機能性添加剤として用いることで、傷の防止など、世界最高水準の表面性能を発揮する。
 今回、加工性に優れ、高いデザイン性が強みの建具用化粧シート「101エコシート」に、この「Smart NANO」技術を搭載。従来の高い耐汚染性はそのままに、約2倍の耐傷性を実現した。同製品を開発したことにより、「スマートナノシリーズ」で床材と建具のインテリアコーディネートが可能になった。
 なお同製品は、2018年6月5日(火)から29日(金)まで凸版印刷が東京、大阪、福岡、名古屋の4箇所で順次開催する展示会「フォレストフェア2018」に展示する。


 「101エコシート」施工イメージ


■ 開発の背景
 近年、生活者のライフスタイルが多様化したことにより、建装材は意匠性の高さだけでなく、傷や汚れに強く、長期間安全で快適に使い続けられる高い性能を求められている。凸版印刷は傷や汚れがつきにくい内装用床材「101レプリア Smart NANO」など意匠性や機能性、環境適性に優れた床材の開発・製造を展開している。
 このたび、燃焼時に有害な物質が発生しにくいオレフィン系(非塩ビ)の樹脂を使用した建具用化粧シート「101エコシート」に世界最高水準の表面性能を実現する「Smart NANO」技術を搭載し、従来の高い耐汚染性はそのままに、約2倍の耐傷性を実現した、建具用化粧シートの新製品「101エコシート Smart NANO」を開発した。

■ 同製品の特長
・優れた表面強度や耐傷性、耐汚染性を実現
「Smart NANO」技術を用いることで、硬さや傷・汚れの防止など、表面性能が飛躍的に向上。高い耐汚染性はそのままに、従来品と比較して約2倍の耐傷性を実現した。

価格
従来の「101エコシート」シリーズ製品と同程度の価格を実現した。

■ 今後の目標
 凸版印刷は、同製品を2018年秋頃からデベロッパー、建築士、デザイナー向けに販売を開始する。
 また、今後も「Smart NANO」技術の開発をすすめ、CO2削減や不燃性、耐候性など、多彩な機能を持つ製品に応用。住宅やホテル、店舗、公共施設などの内装、また外装・エクステリアなど幅広い用途に展開し、「Smart NANO」シリーズ全体で、2020年度に関連受注を含め約500億円の売上を目指す。

■ フォレストフェア2018の詳細
<実施期間/場所>
東京: 2018年6月5日(火)~8日(金)
大阪: 2018年6月13日(水)~15日(金)
福岡: 2018年6月21日(木)~22日(金)
愛知: 2018年6月28日(木)~29日(金)