全日シール 各協組と連携を図りながら、課題に対して諸情報を収集して発信
2018年05月31日
 全日本シール印刷協同組合連合会(田中祐会長)は5月30日、台東区上野公園・上野精養軒で平成30年度「第59回通常総会」を開催し、原案どおり承認された。
 議長に田中会長を選出して議事に入り、平成29年度事業報告ならびに決算関係書類および平成30年度事業計画、収支予算並びに経費の賦課金等が可決された。
 平成30年度事業計画は、厳しい経営環境が続くと予想される中で、連合会では課題を見据えて解決に向けて、各地域の協組と連携を図りながら「環境問題」「人材育成・営業力強化」「技術力のレベルアップ」等の個々の企業では限界のある課題に対して諸情報を収集して発信しながらタイムリーなテーマで「セミナー・勉強会」等企画して、全国どこからでも共有できるようなIBM Cloud Video中継、DVD等で対応していく。
 また、2016年から始まった「技術優良工場認定制度」の継続と、その個人版と位置づけた「ラベルマイスター制度(歌笑)の運用を2019年創設に向けて準備しながら、各協組が直面している組合脱退という諸問題に対して魅力ある組合造りで協力できるような事業や施策を計画・実行していく。
 総会修了後、懇親会が開かれ、田中会長は会長就任1年目の昨年度は全国同業者の皆と会い、話をしたことの感想で「首都圏では景気向上の実感が見られないが、地方はさらに疲弊している。だからこそ皆さん、死に物狂いで東京に仕事を取りに来て、各地の工場でものづくりしているというビジネスモデルができあがった。地元よりも東京で取ってくる仕事が逆転したと聞いた」と現状を述べた。
 また、「最近、驚いた事実だが、昨年から今年、日印産連のデータによると傘下10団体の加盟している社数が7,755社から7,558社と減少率は2,5%だ。それに対して全日シールは550社から530社で減少率は3,6%だ。シールは安泰だと言われながらシールのシュリンクの方が早い」と述べるとともに、「私の会社のことだが、電車内の表示物、以前はアクリルや金属をシールに置き換えていたが、それが電子に置き換わろうとしている。シールは安泰と言われても、うかうかしていられない。ゆでガエルになる前に一歩先に考えなければならない。そのために組合があるのではないか」と促した。


 田中祐会長

 懇親会では、第29回世界ラベルコンテストトロフィーの授与式が行われた。
第29回世界ラベルコンテスト受賞企業は次のとおり。
▽4フレキソ(ワイン)タカラ 最優秀賞
▽6レタープレス(線画と網点)丸信 最優秀賞
▽7レタープレス(カラープロセス)サトープリンティング 最優秀賞
▽8レタープレス(ワイン、酒)サトープリンティング 最優秀賞
▽11オフセット(カラープロセス)進和ラベル印刷 最優秀賞
▽12オフセット(ワイン、酒)精英堂印刷 最優秀賞
▽15複合(カラープロセス)サンメック 最優秀賞
▽16複合(ワイン、酒) 丸信 審査員特別賞
▽19スクリーン印刷 シーベル産業 審査員特別賞
▽22新規開発(印刷方式問わず)シバタセスコ 最優秀賞


 田中会長(左)からタカラへトロフィー授与