凸版印刷 レンジ対応の冷食用紙容器「レンジで楽チントレー」を開発
2018年05月28日
凸版印刷(東京都千代田区、金子眞吾社長)は、冷凍食品向け電子レンジ対応紙製一次容器「レンジで楽チントレー」を開発した。高付加価値の冷凍食品容器として、食品メーカーやコンビニエンスストア向けに2018年6月上旬から販売を開始する。

 「レンジで楽チントレー」は、冷凍食品を購入した状態のまま電子レンジで加熱できる紙製一次容器。現状使用されているプラスチックや紙製の深絞りトレーと異なり、容器の側面を含めた全面に美粧性の高い印刷が可能であることに加えて容器本体の印刷面積が広いため、加飾表現や法的表示のための外袋や外箱が必要ない。また、フタ材は独自開発の開封構造により、密閉性と開封しやすさの両立を実現した。


「レンジで楽チントレー」のサンプル © Toppan Printing Co., Ltd.

 高齢化や女性の社会進出増加といった社会環境の変化により冷凍食品市場は拡大しており、その市場規模は2020年には2017年と比べて20%増え5,000億円を超えると予想されている。その中でも近年、高付加価値な商品が増加しており、今後もさらなる市場の拡大が見込まれている。
 従来、冷凍食品の容器形態はプラスチックや紙容器に外袋や外箱などで二次包装されているものが多く、市場拡大に向け、新たな形態の容器が求められていた。
 凸版印刷は今回、冷凍食品向けに電子レンジ加熱が可能な紙製一次容器を開発。同製品は容器全面に美粧性の高い印刷が可能なため、店頭での訴求効果向上が期待できる。また、本体の印刷可能面積が広くなったことで、外袋や外箱などの二次包装の必要ない。さらに、フタ材は紙の層間で剥離する独自開発の開封方法を採用しているため、容易に開封できる。

■ 「レンジで楽チントレー」の特長
・美粧性の高い印刷で商品価値を向上
側面を含め、全面に美粧性の高い印刷を施すことが可能なため、商品の訴求力向上が期待できる。
また、従来よりも表示面積が広くなり、商品の魅力をより一層アピールできる。
・電子レンジで加熱しても変形しにくい耐熱容器
耐熱強度に優れており、加熱によって容器が変形しにくいため、そのまま食器としても使用できる。
・開封しやすいフタ材
フタ材は、層間で剥離する独自開発の開封構造により、容易に開封できる。
・石油由来資源の使用量削減で環境配慮に貢献
従来のプラスチックトレー商品と比較して、石油由来資源の使用量を約90%削減することで環境配慮に貢献できる。
■ 価格
 約25円/個 (※寸法:W191×D156×H40mm、10万個製造の場合。仕様により価格は異なる。)
■ 今後の目標
  凸版印刷は「レンジで楽チントレー」を拡販、2020年度に関連受注も含め約3億円の売上を目指す。