凸版印刷 トータルパッケージサービス「メディケアイージー」の提供を3月14日より開始
2018年03月12日
凸版印刷(東京都千代田区、金子眞吾社長)は、調剤薬局において、複数の処方箋薬を服薬時間ごとに専用の小分けカップに自動充填し、調剤の効率化とともに、介護現場などでの誤薬防止や業務効率化を実現するトータルパッケージサービス「メディケアイージー」の提供を、調剤薬局向けに2018年3月14日より本格的に開始する。

 「メディケアイージー」は、超高齢社会により介護人口が増加する中、労働者不足に悩む介護現場および調剤薬局での業務負荷の軽減やサービス向上を実現するサービス。
 具体的には、調剤薬局において、個人ごと・服薬時間ごとに複数の薬を専用カップに自動で密封充填でき、フタには自由に印刷が可能な分包機「メディケアイージー・分包システム」により処方箋薬を分包。これらを保管・輸送に便利な「メディケアイージー・ボックス」に入れて薬剤師が利用施設まで搬送します。処方箋薬があらかじめ個別に分包されているため、介護現場での誤薬防止や作業効率化が期待できる。また充填する専用カップ「メディケアイージー・カップ」は、従来の袋形状とは異なりカップから直接飲めるため、落薬など服薬時のトラブルが減り、服薬しやすさが向上した。
 同サービスの提供開始にあたり、調剤・輸送などのスキームにおいて、調剤薬局を運営するクオール(東京都港区、中村敬社長)の協力を得ている。

 なお同サービスは、2018年3月14日(水)から16日(金)に開催される「東京CareWeek2018」(会場:東京ビッグサイト)の凸版印刷とクオールの共同出展ブースにて紹介する。

 超高齢社会が進行し、年々増加する被介護者人数に対する介護人材の需給ギャップが社会課題となっている現在、介護施設などにおける服薬ミス防止や業務負荷軽減のための取り組みが喫緊の課題になっている。
 この課題に対し、調剤薬局では薬の種別ごとの個包装ではなく、服薬時間ごとに複数の異なる薬を一包化することで飲み忘れや誤薬を軽減する取り組みが進んでいる。しかしその作業は手作業で行われていることが多く、人為的ミスの撲滅や労働負荷の軽減が課題になっていた。また、従来の袋状のパッケージはそのまま飲用しにくい形状のため、薬を出す際に落薬してしまうことも多く、服薬者にとって飲みやすいパッケージ形状が求められていた。
 今回、凸版印刷はクオールの協力のもと、複数の薬剤を自動で一包化し、専用の保管箱で保管・輸送が可能なトータルパッケージサービス「メディケアイージー」サービスの提供を実現。介護現場での業務負荷を削減するサービススキームの提供と服薬者にとって服薬しやすい容器の開発を通じ、社会課題の解決に貢献する。

■ 「メディケアイージー」の特長
<調剤薬局向け>
・複数薬を自動充填できる「メディケアイージー・分包システム」
独自開発の「メディケアイージー・分包システム」により、複数薬の自動充填が可能。
直接トレイに充填するため衛生的で、フタをヒートシールで密封することで改ざん防止も実現した。
カップのフタには施設・服薬者ごとのカスタマイズ印刷が可能。
・管理もしやすい保管・輸送ボックス「メディケアイージー・ボックス」
1枚のシート状につながったカップのまま収納できる専用ボックスにより、そのまま薬庫にて保管できるため、詰め替え作業や負荷を削減できる。

<介護施設向け>
・飲みやすく落薬を防止する「メディケアイージー・カップ」
薬の移し替えが必要だった従来の袋形状と異なり、直接飲めるカップ形状のため、落薬を防止するだけでなく、飲みやすさを向上した。また、服薬ごとに1カップずつ切り離して使用するため、渡し忘れや飲み忘れ防止効果も期待できる。
・誤薬防止のための三点照合(オプション)
パッケージにはバーコード印刷が可能なため、データ照合による誤薬防止チェックも可能。

■ 今後の目標
 凸版印刷は同サービスを、調剤薬局向けに拡販、2019年度に約5億円の売上を目指す。また将来的には地域包括ケアシステムの実現による在宅介護での利用も想定し、サービスの拡充を進めていく。