凸版印刷 「トッパングループ安全道場」をタイと中国にも開設、安全教育の強化を目指す
2018年03月08日
 凸版印刷(東京都千代田区、金子眞吾社長)は、グループの従業員一人ひとりの危険に対する感受性を養うことを目的として、安全に関する体感教育ができる施設「トッパングループ安全道場」を2010年より開設している。
 今回、凸版印刷は「トッパングループ安全道場」を海外に展開する。第一弾として、2017年10月に凸版印刷の海外子会社でパッケージ関連事業を手掛けるSiam Toppan Packaging Co., Ltd.(本社:タイ・サムットプラーカーン、代表取締役社長:河田悟氏、以下 サイアムトッパン)に「トッパングループ安全道場」を開設するとともに、2018年1月にはToppan Leefung Packaging & Printing (Dongguan) Co., Ltd.(本社:中国・広東省、董事長:スティーブン ロー氏、以下 トッパンリーフォン(東莞))にも開設した。今後も、海外拠点で「トッパングループ安全道場」の開設をすすめ、現地従業員の安全教育を強化していく。

 今回、海外に開設した「トッパングループ安全道場」は、現地従業員向けに危険体感を通じた安全教育を強化し、従業員一人ひとりの安全意識の向上を目的としている。具体的には、「挟まれ・巻き込まれ体感機」による危険状態の体感や、各工程や機械の危険個所の掲示、印刷・加工設備の模型を用いた危険個所の見える化などを通じて、危険に対する意識を高めることができる。
 凸版印刷は2010年6月に策定した「安全衛生基本方針」に基づいた安全衛生活動を推進、2017年の労災件数は、2010年比で約30%減少している。今後も、国内外における安全教育を強化し、トッパングループ一体となって従業員一人ひとりの安全に対する意識向上を図る。

 近年、製造業の生産現場において、AIやIoTなどの導入による製造プロセスの高度化や省力化が進むにつれて、危険要因が見えにくくなることにより、従業員の危険に対する感度が薄れてしまうことが課題となっている。また、幼少期から危険源が排除された安全な教育環境が整備されていることや、団塊の世代をはじめとするベテラン層の退職によるノウハウ継承不足などにより、若手従業員の危険感受性の低下が課題となっている。
 この課題に対し、労働災害や設備災害を未然に防止すべく、従業員一人ひとりの安全意識の向上を図るため、安全体感教育を通じて危険に対する感受性を養うことが求められている。
 凸版印刷では、「安全は全てに優先する」ことを宣言し、安全に強い人財を育成するとともに、安心して働ける職場環境を永続的に維持するために、「トッパングループ安全道場」を活用し、全社を挙げて安全教育に取り組んできた。
 今回、国内のみならず、海外における安全衛生活動を推進するため、凸版印刷はサイアムトッパンおよびトッパンリーフォン(東莞)に「トッパングループ安全道場」を開設した。

■ 展示項目および体感項目
サイアムトッパン:オフセット印刷機、加工装置(打抜き、段ボール製造、抜型作成、ラミネート、サック貼、プレスコートなど)、消火設備などの模型および各工程の危険個所に関するパネル展示
トッパンリーフォン(東莞):ローラー巻き込まれ体感、Vベルト・チェーン巻き込まれ体感、残圧挟まれ体感、ヒューマンエラー体感

■ 「トッパングループ安全道場」について
凸版印刷は、2010年に安全に関する体感教育ができる施設「トッパングループ安全道場」をトッパン研修センター(所在地:埼玉県川口市)に開設し、2017年現在で社内外合わせてのべ約25,000人が体感受講している。現在、国内の「トッパングループ安全道場」は滝野工場(所在地:兵庫県加東市)、福岡工場(所在地:福岡県古賀市)を含む3ヶ所に開設している。
「トッパングループ安全道場」では、安全、衛生、防火の体感学習を通じて、受講者がそれぞれの職場の改善に活かせるよう教育を行っている。
また、「トッパングループ安全道場」は、外部企業からの安全研修受け入れも実施しており、これまで280社の方々が体感教育を受講している。


■ 今後の目標
凸版印刷は、今後も国内外における安全教育を強化していくとともに、海外での 「トッパングループ安全道場」の拡大を進めていく。