印刷工業会 女性活躍推進部会、分科会活動の成果を報告
2018年03月07日
 印刷工業会(山田雅義会長)では女性が生き生きと働くことで、『印刷を魅力ある業界に』の実現を目指し、2013年度より女性活躍推進部会(初代部会長:共同印刷 新井妙子氏)として活動を進めている。3月6日、中央区新富・日本印刷会館で、第3期の分科会活動の成果を報告するとともに、活動の中で共通の課題として議論してきた「上司と女性部下のコミュニケーション、キャリア形成支援」について、交流会(ワールドカフェ)を行った。
 女性活躍推進部会は、9社13名の委員会を選出して2013年9月に女性活躍推進準備委員会を立ち上げ、現在は女性活躍推進部会として活動している。現在の加盟社数は18社、大日本印刷の金田由美氏が部会長を務めている。
 冒頭、小澤典由専務理事が女性活躍推進部会の経緯を紹介し、最終報告会に入った。第一部の分科会活動報告会では、1多様な働き方への意識改革、2キャリアデザイン、3職場のコミュニケーションの三分科会の報告が行われた。1多様な働き方への意識改革分科会では、自分達でできる業務改善の事例を収集し、実際に取り組んでみることで、誰もが継続して働ける職場環境の構築や意識改革を繋げることを重点課題とし、①「職場環境の改善」に繋がる取り組みを行っている企業へ取材し、冊子にまとめて紹介し、②取材や事例研究などで知り得たツールを、メンバーで使ってみて効果を想定した。取材先は、(印刷関係)大洋印刷、水上印刷、千修、トッパン・フォームズ、(他業種)で第一生命保険、三州製菓。取材できなかった日本レーザー、良品計画は事例紹介した。そして、『生の声』をまとめた冊子『Voice』を製作した。活動を通じて見えてきたことは、①トップダウンとボトムアップ、②チーム制・多能工化、③働きやすい環境との三つで、働き続けるため、上司との関わり、キャリアビジョン、広い多様性と共に、個人の能力を最大に活かしていくことが必要という結論に達した。
 2キャリアデザイン分科会では、個人と組織の意識改革とコミュニケーションの充実を重点課題に、商談の際に使えるコミュニケーションツールの作成を行った。また、重点課題の背景には①女性自身の目標が不明確、②会社が女性に求めることが不明確、③目標・求めることが共有できていないとし、矛盾点を分析するため、既存のツールを用いた自己分析の有無や満足、問題点、コミュニケーション機会の満足度や問題点を探るアンケートを実施した。
 3職場のコミュニケーション分科会では、女性社員が仕事に対し前向きな意識を持って活躍するには、男性上司と女性部下の職場におけるコミュニケーションが充実し、両者が尊重し、今日観・許容し合える良好な関係が作られている状態が必要であると考えた。そして、本音アンケートを実施し、「知って活かせる職場のキモチ」というコンパクトガイドを作成した。そして、アンケートに協力した男性上司と女性部下の方にコンパクトガイドを配布し、同ガイドを使用し、行動変容ができたか事後アンケートを行った。
 報告会終了後、金田由美部会長は「しっかりゴールを決め、発表も自分たちでやりながら成長している。今日、改めて最終報告や成果物がわかりやすく、成長を嬉しく感じる。今日はスタートであり、これまで勉強したことを会社に持ち帰ってほしい」と総括を述べた。
 休憩を挟んで、交流会(ワールドカフェ)と懇親会が行われた。



報告会


 金田由美部会長が総括を述べる