大日本印刷 2020年度より必修となる小学校プログラミング教育の指導教材を開発
2018年02月23日
大日本印刷(DNP,:北島義俊社長)は、思考力や判断力、表現力など、新しい時代に求められる能力を育む教材やサービスなどを提供する「新たな学び」事業を本格化する。その一環として、2020年度から小学校で必修化されるプログラミング教育に対応した指導教材「Switched on Computing(スイッチトオンコンピューティング)日本版」を開発し、2018年春に提供を開始する。

AIの進展やグローバル化により社会環境が大きく変化する中で、新しい時代を担う人材を育成するため、思考力・判断力・表現力等を習得する学びが求められている。こうした「新たな学び」の一環として、小学校プログラミング教育が2020年度より必修となるため、ICT環境の整備や対応する教材・指導書の開発などが急ピッチで進められている。
DNPは、2016年に「おもてなし」を題材とした教材を開発するなど、「新たな学び」を実現するために必要な教材やサービスを、様々な学習スタイルや環境に提供する事業に取り組んでいる。
今回DNPは、プログラミング教育の導入時に懸念される教員の知識・経験の不足、授業の実施方法や指針がないこと等による現場の混乱という課題に対し、プログラミング教育の先進国であるイギリスで最も広く使われている学習教材の版権を取得し、Programming at School研究会(代表:竹野英敏 広島工業大学教授)と日本の小学校における共同研究を経て、小学校向けのプログラミング教育の指導教材として「Switched on Computing日本版」を開発した。

【「Switched on Computing日本版」の特長】
○ イギリスのプログラミング教育用学習教材「Switched on Computing」を利用して、Programming at School研究会の協力のもと、小学校でのプログラミング教育と教材の在り方について検討を行うと共に、2年間に15校で195時間の授業を行う研究を実施した。この研究を通じて確認した小学校の実情を踏まえ、プログラミング授業の経験がない先生でも、既存のICT環境で円滑に指導を行えるよう、先生のためのツールやサポートを充実させた。
○ 先生のスキルや指導方針などに応じて多様な使い方ができる。また、児童の学年や発達段階に合わせた教材を提供するため、新しい学習指導要領が掲げる「プログラミング的思考」を着実に身に付けることが可能。

【今後の展開について】
DNPは、全国の小学校や自治体に向けて、2018年春に「Switched on Computing日本版」の提供を開始し、2020年度に約100自治体、約1000校への導入を目指す。
また、今回開発した教材をもとに、ロボットのプログラミング体験やデジタルのモノづくり体験など、発展的なプログラミングの学びの場を、図書館や公共施設などに提供していく。さらに、多くの子供たちに「新たな学び」に触れるきっかけを提供するため、自治体や企業と連携し、継続的な学習が可能な指導カリキュラムの開発・提供を行っていく。


 同教材を使用した授業の様子