オフ輪協 手を携え、助け合い、お互いの企業を盛り上げていく
2018年02月02日
 日本オフセット輪転印刷協議会(オフ輪協、今井敏義会長)は2月1日、千代田区内幸町・帝国ホテルで平成30年新年会を開催し、会員、関連会社など300名が参加した。新年会に先立ち、講演会が行われ、キングジム代表取締役社長の宮本彰氏を講師に招き、『新市場を生み出す経営術』をテーマに講演した。
 新年会で今井会長は「今日の講演はいかがだったでしょうか。宮本社長には30年前にお会いしており、当時はまだ電子機器を開発する前だった。ファイルからいろいろ苦労され、いろいろ新しい分野に挑戦されている。本業のファイルの売り上げは半分ぐらいになり、残りの半分は新しい商品を販売している。機会ある事に社長が宣伝塔になり、自社の活動や商品をPRしている。お会いして改めて頭の下がる思いだ。私ども印刷業界も同じように10数年間で市場規模の売り上げが半分ぐらいになってしまった。私どもが培ってきた印刷技術をコアにして新しい時代にさらに挑戦していきたいと思っている。今日の講演会の話しをそれぞれ企業に持ち帰って頂き、活用して頂きたい。一企業だけ頑張ってもうまくいくわけでない。手を携え、助け合い、お互いの企業を盛り上げて頂きたい。その為には理解しあうことが大事かと思う」と挨拶した。
 次いで、来賓の宮腰巌日本印刷産業機械工業会会長、ミヤコシ会長は「新年が明けて1ヶ月が過ぎたが、戌年には良いことがある。60年前に東京タワーが完成し、48年前は東京大学により国産の人口衛星が打ち上げられ、36年前はソニーからウォークマンが発売され、直近では任天堂からWiiUが発売され新しい市場をつくり上げた。2018年の今年は日印産連が掲げる「新しい価値の創出」の年になるだろう」と述べ、7月に開催されるIGAS2018へ多数の来場を呼びかけた。
 引き続き、持田訓小森コーポレーション代表取締役社長の発声で乾杯し、歓談に入った。


今井敏義会長

■講演会
 キングジム代表取締役の宮本彰氏はまず、同社について、1927年(昭和2年)創業し、昨年で90周年を迎えた。宮本氏の祖父が創業者であり、ファイルひと筋から1988年「テプラ」を発売。初代はダイヤル式だったが、再新機はキーボードスタイルだ。この他、2018年「ポメラ」、2011年「ショットノート」を発売した。
 さらに、同氏は「ポメラ」の開発経緯を説明し、「ファイル専門メーカーだが、いろいろなことにチャレンジした」と述べ、デジタル耳せん、目覚ましイヤホン、ブギーボード、ラッケージなど開発した商品を紹介した。
 キングファイルは主力商品だったが、「永遠に売れ続ける商品はない。強みが弱みに転化する危険がある」と、好業績だから思いきった投資ができる、電子製品を開発するための「Eプロジェクト」を発足させた。この開発担当舎のほとんどが文系出身だったという。
 講演では、「テプラ」、「ポメラ」、「ショットノート」の開発経緯を述べ、最後に「勇気を出して一番最初に飛び込む、常にファーストペンギンでありたい」と締めくくった。


 キングジムの宮本彰社長