凸版印刷 液体製品向け詰め替えパウチ「ダイヤモンドエンボスパウチ」を開発
2018年01月10日
凸版印刷(東京都千代田区、金子眞吾社長)は、注ぎ口が開口しやすく液体製品のスムーズな詰め替えを実現するスタンディングパウチ「ダイヤモンドエンボスパウチ」を開発した。化粧品やトイレタリー業界向けの液体用詰め替えスタンディングパウチとして、2018年1月下旬より販売を開始する。
同製品は、注ぎ口付近に独自設計のエンボス加工を施すことで、注ぎ口が開口しやすくなるとともに内容物の流動性も向上させた、化粧水など低粘度の液体製品のスムーズな詰め替えを実現するスタンディングパウチ。従来のプラスチックパーツ付き詰め替えスタンディングパウチと比較して、内容物の抽出時間を約25%短縮できる。
また、注ぎ口の切り取り線をレーザー加工により曲線にして開口面積を拡大することや、ボトル容器の口元に安定して引っ掛けられるくぼみ形状を設けることにより、詰め替え時の負荷を軽減した。

環境配慮や省資源の観点から、トイレタリー業界を中心に詰め替えスタンディングパウチのニーズが高まっており、その市場規模は2016年に約250億円と推計されている。
従来、液体など粘度の低い製品向けの詰め替えスタンディングパウチは、注ぎ口の開封・開口が難しく、ボトル容器に注ぐ途中で注ぎ口が閉じてしまうといった課題があった。そのため、注ぎ口部にストローなどのプラスチックパーツを用いた製品もあったが、価格や再商品化委託料が上昇してしまうといった課題が残っていた。
凸版印刷は今回、注ぎ口付近に独自設計のエンボス加工を施すことで、注ぎ口が開口しやすく内容物の流動性を向上できる新しい液体用詰め替えスタンディングパウチを開発した。

■同製品の特長
・液体製品の詰め替え時間を約25%短縮
凹凸のエンボス加工を組み合わせる独自設計により、注ぎ口が立体的なダイヤモンド形状となり、流動性が向上。従来のプラスチックパーツ付き詰め替えスタンディングパウチと比較して詰め替え時間を約25%短縮できる。
・注ぎ口の開口面積を拡大
注ぎ口の切り取り線をレーザー加工による曲線にすることで、開口面積が従来の一般的なスタンディングパウチと比較して約10%拡大。注ぎやすさを向上した。
・詰め替え時の安定性を向上
ボトル容器の口元に安定して引っ掛けられるくぼみ形状を設けたことにより、詰め替え時のぐらつきを軽減できる。
・再商品化委託料を削減
プラスチックパーツ付き詰め替えスタンディングパウチと比較した場合、再商品化委託料を約5%削減できる。

■価格
従来の詰め替えスタンディングパウチと同等の価格を実現した。

■今後の目標
凸版印刷は、同製品を化粧品やトイレタリー業界に拡販、2018年度に約30億円の売上を目指す。