凸版印刷 BPOソリューションでデジタルを活用した書類チエックシステム「NoEROR」開発
2017年10月25日
 凸版印刷(東京都千代田区、金子眞吾社長)は、各種申請書の発行者に代わって記載内容に不備がないかを確認する「申請書受付業務」におけるBPOソリューションを展開している。
 このたび、申請書確認業務のさらなる効率化・精度向上を実現するため、大量のデータを取り扱う大規模案件向けに、凸版印刷独自の書類チェックシステム「NoEROR(ノエラ)」を開発。2017年11月から自社のBPOセンターに導入する。これにより、従来案件ごとに個別開発していたシステムを汎用化でき、また手作業だった各種申請書の確認業務をデジタル化できるため、申請書類のチェック時間を約5割短縮できる。
 「NoEROR」は、確認項目ごとにプログラム開発が必要であったシステムの構築を、凸版印刷がこれまで培ってきたノウハウを活かした確認パターンの選択と、情報入力の設定のみで実現できるため、仕様変更や追加に即時対応が可能になる。また、申請書用紙への確認事項の記入やシステム入力などの煩雑な作業がデジタル化されることで、記入内容など申請内容のチェック結果を、システム画面上で簡単に選択できるため、より迅速にシステム登録まで行える。
 さらに、オペレータごとの作業実績情報がデータベースに蓄積できるため、それを分析することで、確認項目ごとの作業時間や確認ミスを把握することが可能となり、オペレータのミス低減や効率改善に活用できる。

 なお「NoEROR」は、2017年10月26日(木)から10月27日(金)に開催される「FIT2017(金融国際情報技術展)」(会場:東京国際フォーラム)のトッパンブースで紹介する。

 近年、業務効率化の観点から、問い合わせや申込受付などをより効率的に行うBPOニーズが拡大している。特に、医療・ヘルスケア、環境エネルギー、マイナンバー制度などさまざまな分野での社会的変化に伴ってその内容も複雑化・大規模化しており、求められる品質が急速に高まってきている。
 凸版印刷は個人情報の取り扱いをはじめセキュリティ面で高い安全性を持つBPO事業を全国規模で展開しており、その拠点としては「BPOスクエア朝霞」(埼玉県)を中心に、全国11拠点を保有している。申請書確認の受託業務は1998年より推進し、金融業界・自治体などで多数の実績がある。
 凸版印刷は今回、大規模案件で培ってきたノウハウを活かし、申請書審査業務における審査をデジタル化できる「NOEROR」を開発・導入することにより、効率化と審査の精度向上を実現する。

■ 「NoEROR」導入後の効果
・仕様の変更や追加に即時対応が可能
システムを改修することなく仕様の書き換えや追加ができるため、急な仕様変更や追加に対応が可能。また、変更点などの周知や注意喚起の情報伝達機能も備え、オペレータの教育期間短縮も図れる。
・デジタル化により判断ミスを軽減
判断をアシストする画面機能により判断ミスを軽減できる。また、ミス結果を分析し、最適化できる。
・申請書類のチェック時間を約5割短縮
申請書類の確認業務をデジタル化することにより、申請書類チェック時間を約5割短縮できる。
・チェック結果から申請書類の改善も可能
作業結果を数値化することにより、誤りやすい項目を見える化できるため、申請書類の改善にも活用できる。

■ 今後の目標
 凸版印刷は同システムを用いた大規模BPO案件への対応を積極的に推進し、2018年にBPO事業全体で約50億円の売上を目指す。
 また将来的には、AIによる自動判定の機能も搭載し、蓄積された独自の処理情報を活用した新機能を順次開発。学習データを活用し、さらなる業務効率化の実現に貢献する。