大日本印刷 国際ブランドデビット機能の付いたICキャッシュカードを発行できる即時発行機を開発
2017年09月01日
大日本印刷(DNP,北島義俊社長)は、銀行の窓口にて、申し込み手続き後即時に、*国際ブランドデビット機能の付いたICキャッシュカードを発行できる即時発行機を開発した。
*国際ブランドデビットは、世界のクレジットカード加盟店で利用できる即時口座引落方式の決済サービス。

カード加盟店で決済後すぐに、銀行口座から代金が引き落とされるデビットカードは、口座残高と利用金額の管理がしやすいため、近年利用者が増えている。
2016年度のデビットカードでの決済件数は1億756万件(日本銀行調べ)に達しており、地方銀行やメガバンクは、クレジットカードの利用が少ない生活者(特に若年層や高齢者)にキャッシュレス決済を促し、預金口座を活性化させるため、国際ブランドデビットカードの発行に注力している。
DNPは、ICキャッシュカード即時発行サービスを2004年から提供しており、これまでに国内トップシェアとなる約3,200台の発行機が採用されている。
従来、キャッシュカードを銀行等の窓口で申し込む場合の多くは、カードを別の場所で発行し生活者の自宅に郵送するのに1週間程度かかるが、即時発行サービスの導入によって、窓口にて約3分で新規発行や紛失・破損等による再発行が可能となった。郵送費用なども削減できるため、即時発行サービスへの金融機関の需要は年々高まっている。
今回DNPは、国際ブランドデビットカードの需要拡大に合わせ、国際ブランドデビットの発行機能を追加したICキャッシュカード即時発行機を開発した。

【同製品の概要と特長】
■国際ブランドデビット一体型カードをはじめ、多機能カードも即時発行が可能に
国際ブランドデビット決済機能付きキャッシュカードに必要な磁気ストライプ(カード表面2本/裏面1本)のデータ書き込みが可能となった。また、国際ブランドの非接触IC決済サービスに加え、FeliCa等の非接触電子マネー機能を持ったカードも発行できる。
■セキュリティを強化
○即時発行機の電源OFF時のカバーロック機能を追加
即時発行機内部にある発行前のカード盗難防止のため、発行機の電源OFF時にカバーを開閉できないようロックする機能を追加した。
○エラーカードの磁気ストライプ情報消去によるカード不正利用の防止
万が一、データ書き込み時にエラーとなった場合でも、そのカードが不正利用されないよう、磁気ストライプ情報を消去する機能を追加した。
■銀行員の業務負荷を軽減
○カード枚数の自動カウント機能(オプション機能)
カードは重要物の扱いとなるため、銀行員が定期的に枚数を確認する必要がある。この業務の効率化と管理精度向上のため、即時発行機にセンサーを搭載することで、内部にあるカードの枚数を自動でカウントできる。
■その他の主な仕様 
サイズ(mm)  幅300×高さ420×奥行き500mm
重量(kg)  約40kg
発行できる券種枚  5種×60枚
設置形態  卓上型

DNPは今後、銀行や流通系クレジット業界などに向けて、国際ブランドデビット機能付きICキャッシュカードや流通系クレジットカードの即時発行サービスを提供し、2020年度までに50億円の売上を目指す。